神の島のレビュー・感想・評価
全2件を表示
戦争から帰れぬ魂とその家族の話
(細かいネタバレはありませんが
先入観を与えてもいけないので、よければ鑑賞後にご覧いただけると幸いです
是非おすすめです)
とても丁寧に細やかな調査に基づいて組み立てられた作品
80年を超えてリアルに肌に刺さる戦争の空気に近づけたのは、80年間彷徨う魂を呼び出す巫女の存在
最初はわざわざ残酷な記憶を思い出させなくても
と思ったりしましたが
家族の元へ帰る必要な過程と理解するにつれ、小山の気持ちにどんどん共感が生まれ、追体験へと変化しラストへと繋がっていきました
また、観ている者の気持ちが暗く落ちていかないのは、舞台挨拶から感じた監督さんの明るさが、ラストの魂の癒しへと観客を誘う力となっているのか、とも
そして谷さんの演技が素晴らしく引き込まれました
素晴らしい作品をありがとうございました
より多くの人に観てもらえますように
コメントする (0件)
共感した! (0件)
誰も知らない島さー
太平洋戦争終戦から80年、戦死した男の魂が、神様の住むと言われる島に流れ着き、一時的に肉体を与えられ、この夜の未練を果たす話。
島の浜に打ち上げられた男が、おじいとおばあから説明を受けて、家族に会う為に現代の広島にやって来て巻き起こっていく。
島からいきなり出身地として記憶のある広島と場面が移り、記憶や思い出を辿るのかと思いきや、自身と同じく肉体を与えられたと思しき人や現代の人の話しを聞いたり、説明を聞いたり、回想に浸ったり…。
やっとこたどり着いた孫娘は曾孫じゃなくて?そういえばどうして80年後の今?
更にはそこで終了って、作品の設定拾いましょうよ…。
話し自体は悪くないけれど、動きがないしまったりだしその割に長いしで、映画として結構冗長だった。
全2件を表示