神の島

劇場公開日:2025年8月2日

解説・あらすじ

第2次世界大戦下のニューギニアでのポートモレスビー作戦を題材に、戦死した日本人兵士の魂が80年の時を超えて家族を探し求める姿を描いたドラマ。

第2次世界大戦で命を落とした農村出身の兵士・小山勲の魂は、故郷に残してきた妻タキと息子・誠一への未練から、80年にもわたり闇の中をさまよい続けていた。そんなある日、「神の島」と呼ばれる島にたどり着いた小山の魂は、島が持つ不思議な力により一時的に肉体を取り戻す。未練を断ち切るため日本を目指す小山だったが、その旅路には時代の隔たりや記憶の断絶、そして戦争の傷跡が立ちはだかる。それは戦史に伏せられたポートモレスビー作戦の実像だった。

「翼の生えた虎」の谷英明が主演を務め、飢餓状態の兵士を演じるため過酷な減量を行って撮影に挑んだ。若林豪、別府康子、京田尚子ら戦争体験者も出演しているほか、中原丈雄、大河内浩、中山研、辻本晃良らが共演。「モンゴル野球青春記」などでプロデューサーを務めた谷口広樹が監督・脚本を手がけ、奄美島唄の唄者・朝崎郁恵が主題歌を担当した。

2025年製作/125分/日本
配給:パブリックアーツ
劇場公開日:2025年8月2日

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映画レビュー

4.0  戦争から帰れぬ魂とその家族の話

2025年8月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

(細かいネタバレはありませんが
先入観を与えてもいけないので、よければ鑑賞後にご覧いただけると幸いです
是非おすすめです)

とても丁寧に細やかな調査に基づいて組み立てられた作品

80年を超えてリアルに肌に刺さる戦争の空気に近づけたのは、80年間彷徨う魂を呼び出す巫女の存在

最初はわざわざ残酷な記憶を思い出させなくても
と思ったりしましたが
家族の元へ帰る必要な過程と理解するにつれ、小山の気持ちにどんどん共感が生まれ、追体験へと変化しラストへと繋がっていきました

また、観ている者の気持ちが暗く落ちていかないのは、舞台挨拶から感じた監督さんの明るさが、ラストの魂の癒しへと観客を誘う力となっているのか、とも

そして谷さんの演技が素晴らしく引き込まれました

素晴らしい作品をありがとうございました

より多くの人に観てもらえますように

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花散歩

2.0 誰も知らない島さー

2025年8月2日
Androidアプリから投稿

悲しい

幸せ

太平洋戦争終戦から80年、戦死した男の魂が、神様の住むと言われる島に流れ着き、一時的に肉体を与えられ、この夜の未練を果たす話。

島の浜に打ち上げられた男が、おじいとおばあから説明を受けて、家族に会う為に現代の広島にやって来て巻き起こっていく。

島からいきなり出身地として記憶のある広島と場面が移り、記憶や思い出を辿るのかと思いきや、自身と同じく肉体を与えられたと思しき人や現代の人の話しを聞いたり、説明を聞いたり、回想に浸ったり…。

やっとこたどり着いた孫娘は曾孫じゃなくて?そういえばどうして80年後の今?

更にはそこで終了って、作品の設定拾いましょうよ…。

話し自体は悪くないけれど、動きがないしまったりだしその割に長いしで、映画として結構冗長だった。

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Bacchus

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