「彼女はそもそも「『加害者』の家族」ではない」それでも私は Though I'm His Daughter ひろ702さんの映画レビュー(感想・評価)
彼女はそもそも「『加害者』の家族」ではない
鑑賞後、パンフを購入して読んでみました。すると監督のことばとして、「加害者の家族として生きる姿云々」と書いてありました。
えっ、それは違うでしょ、彼女は極めてきつい言い方になってしまうけど、加害者の一人でしょ、その認識に改めない限り、永遠に事件や父のことには向き合えないと思いますが。彼女は年少でしたが大幹部でした。罪に問われた教団幹部たちよりむしろ高い地位にあったことはちょっと詳しい方なら知っていると思います。ただ年少ゆえ、刑事や民事で責任を問われることはなく、勿論お飾りとか虐待の一種ということもあるのかも知れませんが、彼女と袂を分かった人たちからは実際の影響力もあったという批判もあるようです。
6年という時間をかけて、取材対象者の信頼を得て制作された労作ではありますが、そもそも前提が間違っていると思いますので★は一つにします。勝手なことを言ってすみません。
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