劇場公開日 2025年7月4日

「小さい蜘蛛が大きくなって逃げて小さくなって捕まる話です(ネタバレすいません)」ヘルボーイ ザ・クルキッドマン K2さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0 小さい蜘蛛が大きくなって逃げて小さくなって捕まる話です(ネタバレすいません)

2025年7月11日
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鑑賞方法:映画館

斬新

 ヘルボーイの新作って聞いたら観るしかないでしょ。たとえどんなに怪しい予感があったとしても

 悪い予感は見事に的中。メディアに全く取り上げられてないからオカシイとは思ったんですよね

 ヘルボーイいなくていいハナシでした。ほぼ活躍しないし

 前作までを知らないと背景がわからないし(本作ではほぼ説明なし)、前作までを見て気に入っている人のニーズには恐らく一切応えていない。つまり、前作までを観ていて、気に入ってなかった人向けに作られた、ということ?
 作り手は、これまでの3作品がちっとも好きじゃなかったってことでしょうね

 前作までの映画が人気だったのは、人間に育てられた悪魔の子ヘルボーイが、酒タバコが好きだったり、イカツイ見た目とは違って、中身が結構二枚目だったり、意外と繊細だったりしながらも、イカした仲間に助けられつつ最終的には悪魔パワーでスカッとバケモノを退治する、っていうダークヒーローモノとして、ですよね

 本作にはそういう要素は殆んどないです。(画面がずっと暗いからダークと言えばダークですが)
 仕事の途中、成り行きで立ち寄ることになった土地で、奇妙でイカれたオカルト連中のゴタゴタに巻き込まれ、色々幻覚を見せられた挙句、何かが解決したような、しなかったような、何だかよくわからないハナシ、でしたとさ

K2