BULLET/BULLET 弾丸疾走編のレビュー・感想・評価
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辛ラーメンは不味いだろ!
格差社会
劇場版の前編。
荒野となった近未来の世界で、人々は旧時代の遺物を活用し、貧しいながらも日々を暮らしていた。少年ギアはジャンク屋として働く一方で、4つの人格を持つロボット・Qu-0213やギャンブル好きなシロクマと一緒に不当に奪われた品を取り返す、盗み屋、をしていた。ある日、ギアたちは謎の少女ノアからの依頼を受け、武装集団や殺し屋たちから狙われる事になった。実はギアたちが盗んだのは、政府のトップシークレットに関する情報だった。さてどうなる、という話。
最初はストーリーがわかりにくかったが、徐々に理解できてきて、これから、という時に終わった。
ロボット・Qu-0213の4つの人格を別々の声優が担当する、というのは面白かった。
師匠の薬代のために、なんて、ギアは良いやつだなぁ、と思って観てた。
ノアも良かったけど、リンもカッコ良かった。
後編が8月15日公開らしいので.楽しみです。
後半で失速するも、2作目で化ける可能性あり
配信される12話のアニメを
前後編に分けられた総集編第1作目。
最初の1時間くらいはキャラの動きや
カーアクションがとてもよく、
作品の導入としては見やすかった。
しかし後半に入ったあたりから
キャラのセリフや行動理由に不可解な点が目立ち、
物語をプロット通り進ませるためにキャラクターたちを
無理やり動かしている感じが否めない。
あと必要性のないキャラが多く出てくる(主に殺し屋)。
もしかしたら配信本編では
それなりに活躍するのかもしれないが
だとすれば一本の映画になってしまったことで
出番をごっそり削られているため
総集編にわざわざ登場シーンを入れる必要がない。
後編で登場させるのだろうか。
前編しか公開されていない現段階では分からない。
とはいえ、世界観や作画は面白いし
前編の終わり方もそこまで悪くなかったので
後編の出来次第によっては
大きく化ける可能性を残している。
ただ、あの作品設定の世界で
『辛ラーメン』を描写するのは邪魔でしかない。
いくら監督が韓国人だから?といって
韓国のものを無理やり描くことに
必然性が感じられない。
設定が未来の荒廃した地球という事らしいが
文明が崩壊したのに商品だけ残っているのは不自然だし
食べ物の描写はそこまで高くなく、
特に美味しそうにも見えないので
商品のプロモーションにもなっていない。
高田グッバイアディオスハイハイ太郎
なんとなく面白そう、程度の興味で鑑賞。
導入では説明を省いて潜入アクションからのカーチェイスと、掴みはOK。
しかし、ここからの巻き戻し演出がよくない。
世界観が掴めるでもなく、一部とはいえ映像を使い回した上に、冒頭シーンからの“続き”へ展開する。
これなら最初は別件の仕事でサラッと見せて、ノアの依頼は時系列の方が入りやすいよ。
その後もやたら濃い殺し屋たちが襲ってくるが、あんなにいる?まさかあれで終わりじゃないよね??
盗まれた物を取り返すのにアジトごと爆破してるのとかはツッコんだら負けか。
話としても、捕まって、助けようとしてまた別のヤツに捕まっての繰り返しばかり。
もう少し関係の掘り下げとか見たいんですが。
仲間との出会いも、“盗み屋”を始めたキッカケも、技術を身に付けた経緯も、何もナシ。
主人公たちの成功も生存も、運とご都合ばかり。
元はTVシリーズだし、折り返し地点に盛り上がりがないのは仕方ないけどさ。
後編で諸々が回収されることを願う。
液晶画面に顔文字を出すロボはモロに『エスタブライフ』。
何故か定番の白クマも、『レッド・ワン』などと違って必然性ないし、世界観的にはパンダの方が合いそう。
キャラも設定もストーリーも、どっかで見たのの寄せ集め詰め合わせから脱せていない。
「見失った」と言うべきシーンで「見逃した」と言ってたのは単純なミス?
掛け合いや画面の楽しさはあるので、頼むぜ後編…
世界観をつかみにくく浸れない
■ 作品情報
監督は朴性厚。 主要キャストは井上麻里奈、山路和弘、釘宮理恵、花澤香菜、関智一、折笠愛、瀬戸麻沙美、古川慎など。 ディズニープラス配信の全12話のシリーズを前後編にわけて劇場公開する劇場版の前編。
■ あらすじ
文明崩壊後の荒廃した近未来を舞台に、ジャンク屋の少年ギアが、4つの人格を持つロボットQu-0213とギャンブル狂のシロクマと共に「盗み屋」を営んでいる。ある日、謎の少女ノアからの依頼を受けたことをきっかけに、彼らは荒野の武装集団や凶悪な殺し屋たちに狙われることになる。
■ 感想
配信アニメの再編集もののようなので、劇場で観なくてもいいかなと思いつつ、長編アニメが好きなので結局鑑賞してきました。幕開けは、独特の世界観と個性豊かなキャラクターたちが織りなす、コミカルかつハイテンションなアクションムービーという印象です。中でも、カーチェイスシーンはあふれる疾走感にテンションが上がります。また、ギアたちと彼らを狙うくせ者ぞろいの敵たちが織りなす物語が、いったいどこへ向かうのかとワクワクさせてくれます。
しかし、それでもイマイチ作品世界に浸れなかったのは残念です。キャラクターたちがテンション高めに怒鳴るシーンが多く、セリフが聞き取りにくいため、彼らの感情の機微を掴みきれず、物語への感情移入が難しかったせいかもしれません。また、作品独自のユニークな世界観にもなかなか馴染めず、表面的に起こる出来事は理解できるものの、その背景にある深い設定や意図がなかなか見えてこないことにも、もどかしさを感じてしまいます。
それでも、物語が終盤に差しかかるにつれて、それまで抱いていたモヤモヤがしだいに晴れ、話がつながってきます。それぞれのキャラクターの行動原理や世界の秘密がしだいに明らかになり、がぜん作品のおもしろさが増してきます。ここへきてやっと作品世界に浸り始めたのですが、前編はこれにて終了。シリーズアニメの再編集だからしかたないのですが、なんとも言えない構成のバランスの悪さを感じてしまいます。
というわけで、ちょっととっつきにくい前半ではありましたが、それを乗り越えた先には、興味深い魅力が広がる本作。来月公開予定の後編がどのように展開されるのか、今から楽しみです。
ノアの魅力だけでもってる
2025年劇場鑑賞212本目。
エンドロール後予告有り。
辛ラーメンがやたら出てくるので韓国のアニメかなと思いましたが日本のアニメみたいです。この時期アニメが公開すると心の中で鬼滅と比較してしまって酷でしたが、映像美はともかく、キャラクターの掘り下げが物足りず、主人公に感情移入できませんでした。決定的なのは運び屋(厳密にはちょっと違うけど)なのに依頼人の荷物を勝手に見るだけならまだしも、無駄にいじって壊してしまう、プロとしてもお遊びレベルということで緊張感がなくなり、後はノアの冷たい視線だけしか楽しみがなくなってしまいました。
後この映画の前に後編の予告があるのもセンスないな、と思いました。エンドロール後に映画の前にあった予告より短い予告入れるならそこに全部入れたらよかったのに。
ディズニープラス配信アニメの総集編・前編 普通にまあまあ面白いが中盤から失速したまま終了。鳥山明的少年ジャンプ風キャラによる明るい少年版カウボーイ・ビバップ的な?既視感満載。
少年たちの盗み屋グループが、今回美女の依頼で盗んだ品物がヤバかった。
得体の知れない凶悪な殺し屋たちに追いかけられ、街を出る始末。
依頼品に秘められた謎とは?
ディズニープラス「スター」配信アニメの総集編・前編。
最初、テンポ良く普通に観始めたら、いかにも少年ジャンプキャラのような殺し屋たちが続々顔見世登場。
遺物を掘り続ける肉体労働の日々を送る廃工場のような古びた街。
外界は荒廃した砂漠が広がる。
キャラクターや管理社会型デストピアの世界観、背景、物語は既視感満載で、街を出たあたりから中だるみ。
殺し屋に追われているあたりから睡魔に負けたようで(ごめんなさい)、気付いたら警察に捕まってた。
この後、首都に着いたあたりからテンポはゆったりしたまま、いつの間にか終了した。
(総集編だと詰め込み過ぎで展開が早すぎるのが普通では?)
その中では、シロクマのエピソードが出色。
その外観と、声を演じる山路和弘の力の抜けた演技がとってもいい。
その姿が周囲に溶け込んで、違和感なく観れるのは2Dアニメならでは。
4人の人格・4人の声優(贅沢)によるロボットも面白い。
後編に期待。
アクションシーンは良いけど
カーアクションは絶品
1話切りです
ちょっと『エスタブライフ』っぽいけど、王道を突っ走る近未来「運び屋」アクション前編!
まったく予備知識のない状態で視聴。
まあ、ふつうに面白かったかな。
ノリとしては、少年の成長譚というジャンプ風の王道展開をベースにしつつ、谷口悟朗の『エスタブライフ』や『BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-』のリメイクっぽいものを見せられている感覚というか(焼き直しとまではいわない)。
特に、顔の表示されるロボは『エスタブライフ』臭が強いとか。
あとは、ヒロインのキャラデザが『Gレコ』臭強いとか。
仲間のシロクマが『呪術廻戦』のパンダ先輩臭強いとか。
個人的には、『楽園追放』とか『エル・カザド』とか、チームでミッションを達成する系の古いアニメをいろいろ思い出しながら、懐かしい気分で観ていた感じ。
つい先月までTVアニメの『ギルティギア』でカーチェイスとかガンファイトやってたのに、今回の主人公の名前が「ギア」っていうとか、つい先週観てきたアニメ映画で、病気の親の薬を買うために掏摸を繰り返している少年(のちの上弦の参)の話を観たばかりだとか、まあ、いろいろと「既視感の多い」アニメなのはたしかではある。
そのぶん、「王道」の設定と展開で勝負しているってことなんだろうけど。
一番の問題は、1時間半の映画としては、起承転結の構成がまったくとれておらず、観ているうちにどんどん盛り下がっていって、中だるみ感を漂わせつつ終わっちゃうところだろうか。まあ、もともとは12話のTV放映用のアニメを前後編に再編集したその前編ということらしいので、これはもう致し方のないことなのだが……。
前半の、街を脱出するあたりのカーアクションがいちばん盛り上がるのだが、そのあとはどんどんイベントが減っていって、首都に入ってからはひたすらのんびりしたテイストに。このへんは、やっぱりちょっと違和感があったかも。
それから主人公のギア君については、子供向けアニメに異常興奮したり、唐突にめそめそ泣きだしたり、かなり茶番くさいシロクマとのやりとりを見せたりと、今ひとつ言動に関してついていけない部分が多かったような。急に興奮したり落ち込んだりして感情の起伏が激しく、当座の目標も常に揺れ動いていて、なかなか落ち着かないキャラクターという印象。
受けた仕事はやり抜きたいから頑張るのか。
頼んできたノアがかわいいから頑張るのか。
親方の病気を治したいから金が欲しいのか。
とにかく今の閉塞感のある状況から脱出したいのか。
そのあたりの「按分」がガチっと決まっていたら、もう少しは感情移入できる主人公になっていたかもしれない気がする。
― ― ― ―
●笑いのセンスが微妙に僕とはかみ合わせが悪くて、正直なことをいえば、ずっと観ながら「軽くすべってる」感覚があった。よく言えば「オフビート」なテイストなんだろうけど……笑わせる間合いも、起きる事件のぶっ飛びようも、全体の語り口も。全体にちょっとおちょくっていて、ちょっとずれている感じがした。
朴性厚監督のいろんなこだわりのつまった辛ラーメンの「袋麺」を用いた即席ラーメンの描写も、少しくどいというか、お仕着せがましいというか、あんまりうまそうじゃないというか……(笑)。
●主人公のギア君はいかにもジャンプっぽく「不殺」系のヒーローなのだが、一方でヒロインのノアちゃんはガンガン銃をぶっ放していて、間違いなく相手を殺している様子。そのへんのリアリティのバランスが良いんだか悪いんだか(ちなみに敵の頭領の周辺はちょっとしくじっただけでその場ですぐ処刑されてしまい死屍累々)。
「殺し屋」が山ほど攻めてくる(なんか『ピンク・パンサー3』(76)みたいw)わりに、「バトルでキャラが死んでOK」のノリの話なのか、「キャラはギャグ落ちで基本死なない」ノリの話なのか、いつまでたっても判然としないのも若干気になるところ。
ギア君たちは、車が何度も横転したり、銃を頭につきつけられたりと、それこそいつ実際に死んでいてもおかしくない状況を、「主人公」にのみ付与されたチート属性を発揮することでなんとか生き延びてるだけだからなあ。ノアも言う通り、「優秀」ってよりは「強運」なだけというか。
●ヒロインのノアにもう少しだけ、愛嬌というか、助けてあげたくなるような魅力が感じられたら、ずいぶんとミッションへの共感度も違ってきたんだろうけど。これだけヒロインがハイスペックだと、主人公たちの手を借りないといけない理由がイマイチ薄くなってしまうような。たとえば不二子ちゃんはルパン一味の「馴染」だから頼って来るわけで、フリの依頼人が主人公たちより一番強いという設定には、どこか違和感を感じざるを得ない。
●「地平線までぶっ走れ」というノリは、おそらくアメリカン・ニューシネマの傑作『バニシング・ポイント』(71)あたりからの影響があるのではないかと思われるが、他にもライアン・オニール主演の『ザ・ドライバー』(78)とか、リュック・ベッソン製作の『トランスポーター』(02)とか、この手の「運び屋」系映画全般が、監督は好きなんだろうね。
●個人的には、ひたすらシロクマを愛でるアニメだった。
「おまえ一度もおかしいと思わなかったのか? シロクマがしゃべるわけないだろ」
ごもっともです(笑)。
●全般的に、声の聴きとりにくいアニメだった気がしたが、僕だけだろうか?
●なんにせよ前半戦は、オープンエアでのハイスピードなカーチェイスや対殺し屋の肉弾戦バトルをメインに、水平方向に展開するアクションのヴァリエーションをいろいろと楽しませてくれた。
後半は、地下空間での上下動アクションがメインとなるのかな?(ちょうど『ダイ・ハード』→『ダイ・ハード2』の展開の逆ですね) 8月半ばの公開を楽しみにしています。
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