そこにあるべきものたち

劇場公開日:2025年8月1日

そこにあるべきものたち

解説・あらすじ

東日本大震災と原発事故により無人の地となった福島県浪江町の請戸地区を舞台に、地域に根ざした苕野神社(くさのじんじゃ)の再建と、そこに込められた人々の思いを記録したドキュメンタリー。

福島第一原子力発電所から北へ約7キロの場所に位置する請戸地区。2011年に発生した東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受け、原発事故の影響で住民たちは県内外への避難を余儀なくされた。災害危険区域に指定され誰も住めなくなったこの土地に、1300年以上の歴史を誇る苕野神社が再建されることになった。再建に携わる元住民たちや請戸に伝わる伝統芸能を継承する人々に取材を行い、未来へと受け継がれる祈りと記憶を力強く描き出す。

監督は、劇映画「Bridal, my Song」などで知られ、震災前から13年間にわたり福島を撮影し続けてきた板橋基之。福島県いわき市出身の俳優・富田望生がナレーションを務め、「舟を編む」などの作曲家・渡邊崇が音楽を手がけた。

2024年製作/113分/G/日本
配給:BasicCinema
劇場公開日:2025年8月1日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
板橋基之
撮影
渡邊勝見
及川裕喜
アートディレクター
村上健
音響監修
飯嶋慶太郎
整音
呉丞埈
音楽
渡邊崇
語り
富田望生
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フォトギャラリー

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(C)2024 Basic Cinema Co., Ltd.

映画レビュー

3.0 今の街の状況は

2025年8月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

東日本大震災の津波と原発事故の影響で、誰も住めなくなった土地に神社が再建されることによる人々の思いを記録したドキュメンタリー。

とても良い意味で淡々と記録を残しており、監督や出演者たちの過剰な主張等が出てこないのが良かったと思う。

でも歌を覚えていた少女に、もっとスポットライトを当てても良かったのではないか…六本木にもいませんし。

ただなんと言っても、街の復興なくして神社の再建はない、との思いが根底に流れているわりには、街が「今」どうなっているのかが伝わってこないのが残念。

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miyafeel

5.0 「心の拠り所」

2025年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

今年238本目。

なぜ集まるのか。神楽が大事と言うより皆と話したいから集まっている。人との繋がりってとてもいい。神主さん社殿ができることによって、またこの町に戻って商売がしたいと考える人が増えてくれたら。復興は人によって成り立つ。他の方社殿は心の拠り所。自分の事ですが地元の氏神様を大切にするのがとても大事なこと。獅子舞で前衛を務めた方が映画館にいらっしゃっていて「踊り最高でした」とお伝えしたら「ありがとうございます」、このような交流が本当に幸せです。

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ヨッシー