「未公開作品も随時公開」V/H/S ビヨンド かもしださんの映画レビュー(感想・評価)
未公開作品も随時公開
オムニバス形式の映画「V/H/S」シリーズ。
日本では「V/H/Sシンドローム」と「V/H/Sネクストレベル」が劇場公開され、「V/H/Sファイナル・インパクト」がディスク化されましたが、米国ではその後も「V/H/S/94」「V/H/S/99」「V/H/S/85」と年代をタイトルに冠した続編が3本作られており、2018年にはTV版までもが作られた長寿シリーズでもあります。
今回の新作は地球外知的生命体に焦点を当てたSF仕立て。
全体を繋いで行く1本目の作品は地球外知的生命体のファウンドフッテージものを扱うドキュメンタリー番組となっており、司会者の語りが全体のトーンを調整していました。
2本目は赤子を誘拐している連中と捜索隊との銃撃バトル。
3本目はインド出身の監督らしいボリウッド調の人体破壊グロ。
4本目はスカイダイバーたちを襲う未確認飛行物体と異形の生物。
5本目だけは宇宙人とは無縁のクレイジーな犬おばさんの話。
これが1番画面の揺れが少ない作品でした。
6本目は家族を捨ててドキュメンタリー映画を作る女性が宇宙船に乗り込んでしまった物語。
マイク・フラナガンの脚本。
勿論、殆どがPOVの視点映像が中心となっているので、画面酔いする人にはおすすめできない作品。
揺れをものともしない強者ならばお気に入りを探してみるのも一興かと。
余談ですが、今回の新作上映を皮切りに未公開になっているシリーズ作品を随時上映していくとの事。
とりあえず7月18日には「V/H/S/94」が上映開始となるので未鑑賞の方、またはスクリーンで再鑑賞したい方は劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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