「人それぞれの式」〇〇式 なつ あらすじとツッコミさんの映画レビュー(感想・評価)
人それぞれの式
明日の撮影…なんだっけ…
結婚式場…
あぁ、そういう…◯◯式
新郎の席に、黒い額縁…
あぁ、そういう…◯◯式
な、感じで始まるなんとなく了解した!と思いながら視聴し続け、やはり新婦がお一人様入場。
てっきり、額縁があると思っていたが空席。
固定しているはずのカメラが不自然にぶれる。
参列者は新郎側のみ。
笑わない新婦。
新郎側の友人代表はどうぞ末永くお幸せに!
ケーキ入刀で兄のカメラを一斉に見る新婦と参列者。
おかしいな?兄と同時にこちらも感じおかしいな?と思う。
なんだか全部おかしくて不気味。
一方の弟は淡々と仕事をこなす。
不気味な子供。グーパー、じゃんけんしたいの?
なんだか間の抜けた会話だなぁ。
その子はお色直しの新婦の横に並ぶ器の子供
ゆっくりと歩く式場もおかしい。
閑散とした空間、家具には白い埃除け。
一室に入ると己の額縁。
冒頭の新郎席にあった黒い額縁に写っていたのも己の写真。あぁ、そういう…◯◯式
流される遺書。
独白が始まる。
お金もなく、妻にも離婚され、もう何も残っていない。
死にます。
線路に走る画面。
そして、あの子供が額縁を持ち舌足らずな口調で読まされているように遺書を語る。死にますとは言わない。
全ての真実を話す弟、元妻、器になる子供。
死んでもなお撮影屋をやっていた鬱陶しい兄を無理やり成仏させる方式。妻は亡き夫を転生させ再びやり直すための方式。
その方式のために作られた子供。
兄は手をグーパー握りブラックアウト。
次に目を覚ますのは小さな手をぼんやりと見つめる。
祝福の拍手は続く。
6年後、あの式場で少年と再開する。
ケーキカット用の長いナイフ
今度はお前の番。まるでかくれんぼ
俺たちは運命共同体だからな!
私はあまり考察をせず観た材料だけで判断する方なのであまり合わないかな。
踏み切り前の「くぐるな」が「ぐるな」って文字が気になった。
全ての種明かしが弟の言葉で語られるのにアンバランスさを感じた。
何の式なのかは人それぞれだけど、みんな別の意味。
あの不気味な子供も転生ように作られたという式でできている。
ショートショートを読んだような視聴感
