「まるで拷問のような132分」The 4 Rascals TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5まるで拷問のような132分

2025年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

コナン、MCUなど人気作品の上映で賑わうGWのシネコン。私はコナンに一切興味がないし、アメコミヒーロー作品も観続ける熱がすっかり冷めて触手は伸びず。他に見落としている作品はないかとTOHOシネマズの「公開予定」を改めて見直すと、そこに見覚えのないタイトル『The 4 Rascals』。どんな作品か確認しようと映画.comで検索すると、作品ページはあるものの公開情報の記載はなく。(Filmarksは未だ作品ページなし)次いで、オフィシャルサイトにアクセスしてみると日本語のフォローもありますがメイン言語はベトナム語。なるほど、日本の配給会社は入っていないのね。。ただ、ベトナムでは大ヒットしたとの紹介もあり、ここはチャレンジのつもりでFODフライデーを使ってチケットを購入。すると、TOHOシネマズ日比谷9時50分の回は結構な客入りです。確かに上映規模も小さいですし、箱自体も小さい。そして周辺から漏れ聞こえてくる耳慣れない言葉、、、なんと、気が付けばベトナム人と思しき若者が沢山。。。そして、映画が始まってもなかなか止まない入場。遠慮なくスマホを前向きに煌々と照らして入ってくるし、最終組は既に10分以上経っていたし、、上映中もお喋り、スマホ、中途入退場は収まることなく、それに耐えながら頑張ってスクリーンに集中します。(正直イライラ。)
ところが、、肝心の作品の方もまた忍耐力が試されて消耗します。会話はかなりの声量で休むことなく捲し立て、言っていることも頷けない内容。そして、大して面白くもないギャグと決め手になるパンチラインはビンタなどの暴力。さらに、今もまだやってるルッキズム。。ちなみに、あまり多くは観られていないものの、私がこれまで観てきたベトナム映画は「アート映画」を感じさせるようなものが多く、ジャンルが違うとは言えかなりのギャップに戸惑いも。何なら観客からもあまり笑い声は聞かれませんでしたが、価値観の違いはあると思うものの、果たしてベトナムの人はこれを面白いと思うのか?当然インタビューなどするはずもなく、まるで拷問のような132分を最後まで耐え、止まぬ頭痛にこめかみを押しながら帰途につきました。
取り敢えず、点数はあくまで作品に対する評価で劇場の状況は考慮に入れていません。好みの問題ですので、ファンの方がいらっしゃったらごめんなさい。

TWDera
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