架空書影。

劇場公開日:2025年7月26日

架空書影。

解説・あらすじ

「あらののはて」「瞬きまで」の長谷川朋史が監督・脚本を手がけ、架空の小説を巡る2つの不思議な物語を2つのエピソードで描いた映画。第1話「書架の物語」では未来から来たという少女の出会いと別れ、第2話「埋めてくる」では有名作家のゴーストライターが直面する危機をシニカルに描く。

本に興味のない生徒会長・健一郎は、本が禁止された未来の世界から来たというツムギと図書館で出会い、心ひかれる。ツムギの言葉を妄想だと受け流していた健一郎だが、生徒会書記の睦月から彼女が学校の生徒ではないと聞かされ、さらに学校司書の早川と共謀して学校の蔵書を盗み出そうとしていることを知る(第1話「書架の物語」)。

人気小説家の鬼山が亡くなりアトリエに駆けつけた担当編集者・秀太は、そこに監禁されていたマリを見つけて救出する。鬼山の死を公にしたくないマリは、「絶対に見つからない場所」に死体を埋めることにするが……(第2話「埋めてくる」)。

「MOON and GOLDFISH」の峰平朔良が2話を通して主演を務め、第1話ではツムギ、第2話ではマリを演じた。

2025年製作/71分/G/日本
配給:MomentumLabo.
劇場公開日:2025年7月26日

スタッフ・キャスト

監督
長谷川朋史
脚本
長谷川朋史
プロデューサー
舞木ひと美
いずみよしはる
笹生翔也
協力プロデューサー
宮下昇
エグゼクティブプロデューサー
下田研一
企画
関顕嗣
佐藤政一
芳田学
美術
長谷川朋史
撮影
長谷川朋史
録音
寒川聖美
ヘアメイク
大貫茉央
和那
編集
長谷川朋史
大橋隆行
音楽
上久保汐李
演出補
大橋隆行
助監督
木下千加
制作
賀屋亮祐
新門岳大
制作応援
轟木美緒
藤田健彦
田中心太
竹田百花
スチール
中里広海
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フォトギャラリー

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(C)ソフィアコレクション・ルーツシネマ・長谷川朋史

映画レビュー

2.5 時をかける文学少女

2025年9月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

書物は知的好奇心の象徴として知性を支えるのだが、その知性こそがヒトとお猿に一線を画す。かつてブラッドベリの作品や漫画の「シュトヘル」でも文字・書物を守ろうと苦闘する者の姿が描かれたのだが、この令和の世にこのテーマを再掲したくなるほど我々はアホになっているのか…
学園ドラマ風味の第1話と、感情移入できる人物が出てこない第2話のコントラストが面白い。
主演の峰平朔良は眼の表情が独特で魅力があった。

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ひろちゃんのカレシ

3.0 県ベスト8のラクロス部

2025年8月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

架空の小説を巡る2つの不思議な物語を2つのエピソードで描いた映画。第1話「書架の物語」は未来から来たという少女の出会いと別れ、第2話「埋めてくる」は有名作家のゴーストライターが直面する危機をシニカルに描く。

書架の物語
学生の時、図書室にあまり縁がなかった。だから、図書室ってこの映画のような不思議なことが起きるような場所のイメージがあります。
私にとってつかみどころがないフワフワした高揚感があるストーリーで、このお話し好きです。

埋めてくる
登場人物の設定にクエスションマークが多いような気がしてあまり共感できず、物語に入り込むことができず、残念と思いきや、最後は…
ただ、観る側の想像力で楽しむという新しい形の映画だと思います。

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tnk_san

4.0 演技をしないと言う演技。

2025年8月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本をテーマにした短編2作品。
本のない世界から来た女子の話「書架の物語」。
人気小説家が死んでわかったゴーストライターが人気女優、しかも訳ありだった話「埋めてくる」どちらもちょいと現実味がなく突っ込みどころ満載短編ならでわの緩さだが、ムードと言うか淡々とと進む感じが面白い。主役の峰平朔良も漢字だけ見ると女子だと気がつかないが、美しいくて良かった。

何より妙にリアルだけど間のある会話が好きだ、最近流行りの棒読み系とは明らかに何か違うと思う。
アフタートークではその辺の話、現場では撮影で手一杯(監督が撮ってる)だから事前に読み合わせリハで固めちゃうとか、リアルの追求から演技をしない演技に辿り着いた話、演劇をずっとやってきて50過ぎてから映画撮り始めた話。全てが今の私に刺さった過去一有意義なアフタートークであった。

で、いま風呂上がりベッドでレビュー書いてて飛び起きた。「あらののはて」の監督じゃん!
池袋のロサで見たあの衝撃、そうあのぶっきらリアルな会話。アフタートークで言ってた全部逆光で撮りたいといったらカメラマンに怒られ自分で撮ることを決意した話、、、そうかあの刺さりまくった映像はそんな理由だったのか!映画の感想がいつも「わかりづらい」なので書架は明るく商業的に撮ろうと意識したと、、アフタートークで言ってた。
いうわけで今回の2作は映像的には刺さらなかったけどやっぱり会話の気持ちよさというか距離感が好きだ。

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masayasama

2.0 まあまあです

2025年8月8日
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鑑賞方法:映画館

一話めは結構楽しめたけど、二話めは退屈だったなぁ。

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Mr. Planty