罪人たちのレビュー・感想・評価
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ありだと思います。
佐久間宣之さんがラジオで紹介していたので、観に行きました。劇場は日比谷ミッドタウン内ではなく、近くの地下とうろ覚えだったので、気を付けたつもりでしたが、到着した場所は東宝シネマズのスクリーン12で、シャンテとは別の建物。何とかシャンテに辿り付きましたが、QRコード入場はできず、端末で発券する必要があった。
映画は、ブルース好きにはたまらない設定で、いい感じで進行するが、後半一転してゾンビ映画に。「カメラを止めるな」を思い出させるチープだけど、ニヤニヤと見てしまう、ミュージカル・インディーズ・ホラーという斬新なジャンルの映画でした。
フロムダスクでシャイニング
ヴァンパイアは礼儀正しい、招かれなけば押し入ってこない、ゾンビものとの違いは【気品】がありますね。人種差別は断固反対ですが、時代背景の雰囲気と音楽は素晴らしく、主演の(一人二役?!)俳優が格好いい!!男を追いかけていたどこかの種族(ネイティブ)の人々、もう一回出てくるか?!と期待しちゃいました。後半の戦いに混ざってくれたら、てんこ盛り感UPだったな。(でもフロムダスクティルドーンのお祭り感に近づいちゃうな)最後の「あの時間は自由だった」に涙しちゃいました。そう、自由を求めてるんです私も。
IMAXでの鑑賞、強くおすすめします!!
前半はじっくりと人物と時代背景を描くドラマパート、後半は怒涛の展開で感覚を刺激しまくるホラーパート。
でも監督の力量が圧倒的なので、まったく破綻なく一つの作品として見事に融合しています。
中盤にある長尺の音楽とダンスのシーンはまさに脳天直撃。あれはもう芸術。
来年のアカデミー賞でオリジナル音楽賞を取らなかったらおかしいレベル!
しかもそれをIMAXで観たら心臓まで震える臨場感(あの足踏みのシーン、心臓がドクドクした)。
俳優陣も全員ハマり役。
主演の演技は『クリード』を超えてきたし、大叔父役はもう俳優と実在の人物の区別がつかないレベル。
ストーリーは表面的にはバイオレンスと快感が詰まったヴァンパイア映画だけど、深読みすれば多層的なメタファーが散りばめられてる。
吸血鬼は「文化の搾取」の象徴――「あなたのものは私のもの。でもあなたは永遠に魂を失い、死んでいる」。
一方でBlues(ブルース)は黒人の過去・現在・未来をつなぐ力として描かれていて、あの炎を囲んだ音楽のシーンはまさにmindblowing(ぶっ飛ぶ)。
個人的には今期№1になりそうです。
はーーーーーーー!!!
観てよかったぁ。ギリギリ間に合ったー。
人さまに散々薦められても
嫌煙していた自分のばかばかばか😩
序盤、少々退屈に感じ始めた頃
一気に空気感が変わり前のめりになって魅入る。
暗い人種問題から派生する音楽の歴史
全編流れる音楽がもうくっそかっこいい。
スモークとスタッツ兄弟、
この真逆の性格の双子役を見事に
演じきったマイケルBジョーダンが
最初に登場シーンから惚れ惚れします。
かっこよすぎです。
吸血鬼出てこなくても全然面白かったと
思うほどのBARでのライブシーンは
一緒にその場で酒を飲み(飲めんけどw)
歌って踊りたくなったー。
まぁそれでも吸血鬼ってやっぱり面白くて
(どっち?)
招き入れてもらわないと入れないとか
親(血を吸った方)を退治しても
子(血を吸われた方)は死なないとか
あの痛みを共有するとか
テンション爆上がる🔥🔥🔥
エンドロール最後まで観るべし👍
日本人である私には相性の良し悪しが分からない
アメリカ古来であるブルースと海外のお化けである吸血鬼との相性が良いか悪いのか分かりませんでした(無の感情)。
ただ、マイケルジャクソンとゾンビほどベストマッチではないと思った。
食べ物で例えるなら富士そばのカレーカツどんですかね。
不味くはないけれど、別々でいいんじゃないかな。
いやー、いいブルース映画だった!
面白かった!
が、何というか普通にブルース音楽モノ映画でも良かったのでは?と思ってしまった。
酒場のライブパートを頑張って、ホラーパートを食ってしまった感があるな〜。
ホラー映画として観るとテンポが悪いし、兎に角吸血鬼出るまでが、まあーー遅い。
吸血鬼達はキャラ立ちしてるし、もっと死霊のはらわたみたいに、何回も酒場に侵入してきてほしかったな。
あのクソダサ白人音楽弾き始めたのは最高。
惜しい。音楽とホラーがもう少し物語としてリンクしてればなー。
(脚本が無理なら、デスペラート的マシンガンギターをくれ。)
主要キャラは皆いい味出してた。
スリムが手を切ってしんがりになるのは、王道だけどいいシーン。
Bジョーダンの奥さんとか、コーンブレッドとか店の夫婦もいいね。
物語の主役サミーに、音楽以外の見せ場があってもよかったのでは?
絶対最後はブルースで吸血鬼撃退するんだと思ってたのに。
あとストーリーにはほぼ影響しないだけど、ラストでBジョーダンがKKKを皆殺しにするのは良かった。
(なぜ吸血鬼にマシンガン使わんwww)
そこで終わればいいのに、サプライズで彼らを出されてもなー。
エンドロール後は蛇足。
色々文句書いたけど、結構良かった点も書いてるな。
やっぱ結構好きかも!この映画!
これは…
タランティーノがノリノリだった時期のフロムダスクティルドーン⁉️
前半の音楽パート、店を開くまでは良かったけど、肝心の吸血鬼パートが荒削り過ぎと言うかアイリッシュバンパイアは何故、南部まで流れアメリカンインディアン、原住民から追われ、主人公たちに絡んだのか❓
音楽の力、ブルースが悪魔を呼び寄せたのか。
劇場の音響で音楽は良かっただけに残念。
ラストはハウリング⁉️
思い込み
内容紹介を見ないで鑑賞したのですが、勝手に当時の人種差別の物語だと思って見てたら、なんか少し違ってました💦吸血鬼との戦いの物語でした。ストーリー的にも少し残念でした。
歌と欲と暴力の物語
序盤、ダレてしまいました。
鑑賞前の想像では、まずは「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のようなパニックアクションを妄想していました。
事実、物語の導入から恐怖感を植え付ける演出が有ったので、予想通りのパニックやグロさを覚悟して鑑賞したところ……小一時間でダレてしまいました。
導入のサミーの緊張感ある映像から、その本題到達までが……長過ぎた。
前半小一時間の前置き物語も長過ぎました。
それでも、物語の根幹に深く繋がりがあるのかなと、想像して観続けた結果、あの小一時間の前置きは、相当量カットしてもいいのではと思いました。
くどいようですが、導入の「見せ方」からして、多くの人がパニックとアクションを想像せざるを得なかったと思うのですが、小一時間の起句が、普通のロードムービーのような、ある意味安定した緩やかな語りだった。
それ自体は別にいいのだが、本作をバンパイアとのアクションを想像していた限りでは、あの小一時間の導入は、個人的に受け入れられなかった。
途中バンパイアが進攻してくる映像を入れていたため、「戦いはいつ始まるの?」と、ウズウズしてしまった人も少なくないのでは。
結局、本格的なバトルは、なんと終盤の15分程。
これには、ド肝も抜かれた。
この映画は、アクションではなくロードムービーの様な、音楽と人種問題と酒と女の映画に少しホラー要素を盛り込んだ作品でした。
映画のタイトル「罪人たち」には当てはまる描写は多く有った。
主人公の兄弟自体、当時のシカゴから下ってきた有名な悪党だし、青少年の不倫、セックス、酒、暴力、差別、音楽(これも罪として描いていると感じた)、その巣窟に襲いかかる悪の象徴。
KKKとの確執やネタ明かしや争いに関しては、もう、何がなんだかの目線で勢いで見るしかなかった。
バンパイアとの争いとは直接関係ないし、物語の本筋と捉えるには、あまりに中途半端な存在感だった。
この映画、おそらく欲との攻防、差別問題、人間愛、それを紡ぐ音楽(ブルース)を見せたかったのだろうと考察する。
バンパイアは取り入れなくても良かったのでは。
そもそもバンパイアの設定や見せ方自体が中途半端で留まっているし、明らかにアクションやホラー要素は二の次になっている。
途中で度々退散するバンパイアとか、何で家に入れないのかと、また誰でもいいから入室を許可しただけで何で入れるのかとか、何でサミー(音楽)がバンパイアにとって重要な要素なのか、説明がまったくなかった。
バンパイアとの最後の戦いの幕開けも、何とも無理矢理感(中国人女性の我慢が出来ないがための発声。限界を超えた緊張感が伝わらなかった。)が否めなかった。
ラストはあっちこっちに飛んで何とか結末を納めたが、正直、首を傾げる物語でした。映像の見せ方も中途半端と言わざるを得ない。
評価する点は、音楽やブルースの映像は良かった。
マイケル・B・ジョーダンさんの最後の黄昏も悪くはない。
サミーじい様のくだりや、サミー青年のギターソロのくだりも、それだけ切り取って観れば、悪くはない。
各演出や見せ方を個別に切り取って観れば悪くはないのだが、それでは1つの物語として成立しない。
いかんせん物語の結合性が、あまりに無理矢理だった。
バンパイア無しで、ブルースと差別をテーマにしたヒューマンドラマで良かったと思う。
バンパイアの存在に、大きな意味が有ったとしたら、申し訳ないが自分には理解できなかった。
妙なミュージカル性やパラレル性を取り込んだり、制作者は色々と、複雑な全てを表現したい気持ちが強すぎたのかもしれない。
見る人が見ると、また違った見方ができるのかもしれない。
Devil of the Delta Blues Singers. ジャンル全部載せ、灼熱のガンボ・インフェルノ!!
1930年代のアメリカ南部を舞台に、若きブルースマンとその仲間たちが体験する恐怖の一夜を描くミュージカルアクションホラー。
監督/脚本は『クリード チャンプを継ぐ男』や『ブラックパンサー』シリーズの、名匠ライアン・クーグラー。
新たに酒場をオープンした双子のギャング、スモーク&スタック兄弟を一人二役で演じるのは、『クリード』シリーズや「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」のマイケル・B・ジョーダン。
スタックの元恋人、メアリーを演じるのは『はじまりのうた』や『スパイダーマン:スパイダーバース』シリーズのヘイリー・スタインフェルド。
神楽、読経、雅楽、聖歌、ゴスペル、ケチャ、ハカ、レゲエ、ナシード等々、古来より洋の東西を問わず音楽は“異界“との交信の為に用いられて来た。精霊や御霊、神を鎮魂、あるいは礼賛するのが目的なのだが、往々にして彼方の存在は正邪の境界が曖昧になるものである。
従来の西洋的“清きもの“へのカウンターとして生まれたブルースは、「悪魔」と結びつけて語られる事が多い。“史上初のロックスター“とも称される伝説的ブルーズマン、ロバート・ジョンソンは十字路で悪魔と契約を交わし、天才的なギターの腕前と引き換えに自らの命を捧げたという。享年27。この後、天才的な才能を持つミュージシャンが27歳でその命を落とす事例が頻発する。ブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、カート・コバーン、エイミー・ワインハウスなど、悪魔を魅了しその魂を引かれた者たちの事を「27クラブ」という。
ロバート・ジョンソンをはじめとする27クラブのメンバーに限らず、ブルースの世界では傑出したミュージシャンの早逝は珍しい事ではない。
「20世紀前半で最も優れたブルース歌手」リロイ・カーは30歳、「ロックンロールの祖」スリム・ギターは32歳、「キング・オブ・ザ・カントリー・ブルース」ブラインド・レモン・ジェファーソンは36歳、「天才ハーモニカ奏者」リトル・ウォルターは37歳、「三大キング」のひとりフレディ・キングは42歳、「キング・オブ・ザ・スライドギター」エルモア・ジェームスは45歳。作中、プリーチャー・ボーイが持つギターの前の持ち主だとされた「デルタ・ブルースの父」チャーリー・パットンも43歳で亡くなっており、この様に50歳以下で魂を悪魔に奪われたブルーズマンは後を絶たない。
この場合の悪魔とは「病」あるいは「事故」、はたまた「酒」や「ドラッグ」などを指すわけだが、今作ではブルースが文字通り本物の“悪魔“を連れて来てしまう。
前半、アル・カポネの下から金を持ち逃げしてきた双子のギャング、スタック&スモークが仲間を集め、黒人専用の酒場をオープンさせるという件(舞台となる1932年はまだ禁酒法が施行中であり、酒場で酒を提供する事は“罪“とされた)から一変、後半では迫りくる吸血鬼を酒場で迎え撃つアクションホラーが展開される。更に最終的にはKKKとの銃撃戦まで繰り広げられるという、正にジャンル映画の“ガンボ・インフェルノ“である。
怠惰、強欲、色欲、暴食、嫉妬、傲慢、憤怒といった“大罪“を享受する酒場の面々vs吸血鬼という、内容だけ聞くとバカバカしい映画の様だが、天才ライアン・クーグラーがただ騒がしいだけの映画を撮る筈がない。長編デビュー作『フルートベール駅で』(2013)で見られた人種差別への鋭い視線や、『ブラックパンサー』(2018)で描かれた黒人文化へのリスペクトが全編を貫いており、非常に知的で洗練された印象を受ける一本である。
黒人たちを襲撃する、ジャック・オコンネル演じるヴァンパイアにも注目したい。
ブルースに誘われただけあり、彼もまた音楽的な素養に溢れている。彼とその下僕たちの演奏には黒人たちも「悪くないな」と感心してしまうほど。
ここで彼が演奏しているのはアイリッシュ・フォーク。白人音楽であるフォーク・ミュージックは黒人音楽のブルースと交わり、やがて「スキッフル」というジャンルに変化。海を渡ったスキッフルはイギリスで流行し、ブルースの派生系である「ロックンロール」と同化。イギリスで「ロック・ミュージック」として生まれ変わったこのジャンルは祖国アメリカをも席巻した。
この現象は「ブリティッシュ・インヴェイジョン(英国の侵略)」と呼ばれるが、その名が示す通り、黒人音楽のブルースは白人音楽のロックに取り込まれ衰退してしまう。考えてみれば、これは「文化の盗用」と呼ばれるギリギリのラインである。
ジャズの世界ではベニー・グッドマンが「スウィングの王様」、ロックンロールではエルヴィスが「キング・オブ・ロックンロール」、ヒップホップではエミネムが「史上最も影響力のあるラッパー」と、常にブラック・ミュージックは後に出て来た白人アーティストにそのジャンルのお株を奪われて来た。もちろんこれはそのアーティストに天才的な才能があったからこそだが、ただそれだけではないと言う事も頭の隅に置いておく必要があるだろう。
『ブラック・イナフ?!? -アメリカ黒人映画史-』(2022)という、デヴィッド・フィンチャーとスティーヴン・ソダーバーグがプロデュースしたドキュメンタリー映画があるが、これは映画界における白人による黒人搾取=「ブラックスプロイテーション」に着目した作品である。これに描かれている様な黒人の文化が白人に搾取され続けている現状に対する批判的なメッセージを、彼はフォークミュージックを奏でる白人ヴァンパイアという形で暗に示しているのだ。
全米で大ヒットしたというのも頷けるエンタメ的な面白さと、批評家を唸らせたというテーマ性が見事に合致。ジャンル映画的な観点でいうと、ちょっとスマートすぎて下品さが足りないという不満もあるが、まぁここまでの完成度の映画はなかなかお目にかかれない。見事っ👏
本作はクーグラー監督の長編5作目だが、早くもキャリアを総決算するかの様な力作を作り上げてしまった。この後が大変だと思う一方、次にどんな傑作を作るのか興味が尽きない。
今最も注目されている映画監督、ライアン・クーグラー。彼の動向に目が離せませんっ!
※「世界で最もセクシーなアニオタ」ことマイケル・B・ジョーダン。クーグラー監督はデビュー作から一貫して彼を起用し続けている。監督した長編映画5本全てに出演しているどころか、プロデューサーを務めた『スペース・プレイヤーズ』(2021)でも死ぬほどしょうもない使い方で彼を出演させている。今作でももちろん彼を起用しているのだが、まさか2人に分裂させちゃうとは…。どんだけ好きなんだよっ💦💦
何はともあれ、本作を観たトム・クルーズはBジョーダンの演技を絶賛し、「次の映画では絶対彼と共演するっ!」と息巻いているらしい。確かにトムクルとBジョーダンの共演は観てみたい!Bジョーダン、あんた多分近いうちに上空3,000mくらいのところでで格闘スタントやらされるぞ!気をつけなはれやっ!!
鑑賞動機:アメリカでの評判5割、あれもしかしてFDTD系?4割、ヘイリー1割
おや、またジャック・オコンネルと遭遇。
IMAXサイズなのは一部分だけ。確かにそのシーンは驚いたしすごいなとは思った。開店までが長すぎるのと、終盤の乱戦が今ひとつというか、もっと少数で戦える状況を作って欲しかった。でもディープサウスと吸血鬼はやっぱり合う気がする。
なるほど
話題作ということで観ました。
特殊な時代背景の中で描かれる吸血鬼の物語としては、確かに斬新だし、メッセージ性も強く感じた。
ただ、単純に物語の展開だけを見ると、言うほどどんでん返しがあるわけでもなく、むしろさまざまな要素がうまく噛み合っていないように感じた。
音楽が悪魔を招くような話は何度もあったけど、一番最初に現れた吸血鬼がそれと関係なく、ただ唐突に現れて、どこから来たのも最後まで不明なまま。途中で一人謎の死があったが、それも解明されてない。さらに女性が怒りにまかせて、何の準備もないまま吸血鬼を部屋に入れて共倒れするような展開にも、正直納得できなかった。結局この話にはなぜ吸血鬼が必要なのかよく理解できてないです。
この映画が評価されているのはストーリーではなく、ほかの要素によるものだと思う。
NO ジャンル
ライアンクーグラーとマイケルBジョーダンとルドウィグがタッグ組んだら期待値上がるけど、それを超えてきた。
映像もワンカットも綺麗で見やすくて、不気味なとこは怖い。人間くさいこと描いてるのに非常に上質なバンバイア映画に仕上がっている。そしてサントラがすごくいい!!
日本人の私が書くと陳腐な言葉しかでないけど、いろんなこと混ぜてるのに落ち着くとこがすごい
終わってからジワジワ…これは映画館で見て帰り道でいろいろ考えたくなる映画
あ、エンドクレジットでてもまだ帰らないでね!
追記 遅ればせながらサインインやり直したら、今までの履歴が消えてしまった泣 移行トライしてるけど疲れてしまった
クーグラーの新境地
昨今の映画製作では原作や続編物が多い。もちろん、それらの前提がある物の方が興行的な見通しも立てやすすく、制作会社からしたらリスクが少ないだろう。
本作はライアン・クーグラーによる完全なオリジナルである。この挑戦的な作品を作ろうとしたクーグラーやそれに賭けてみようとしたワーナーには賞賛を送りたい。
これまでにも人種問題を取り上げつつ、エンタメとして成している作品は主にスパイク・リーなどが作ってきた。クーグラーはブラック・パンサーの一作目からその傾向が強かった。
白人の純血以外は認めないというジム・クロウ法をもとに白人=ヴァンパイアという視点やパブの扉を人種の境界としている点、アイリッシュミュージックとの対比も素晴らしい。
ヴァンパイアが感情共有を共有して苦しむ様はどこかカルト宗教的なものを感じる。
また本作は劇中にほぼ絶え間なく音楽が流れている。
彼らがつらい扱いを受けているときでも歌を口ずさんで乗り越えてきたような文化を象徴とさせる。
クーグラーには続編には向いていないのかもしれない。
ブラックパンサーやクリードも一作目が素晴らしいが続編になるにつれて弱くなっていく。
本作のインタビューではフランチャイズから離れたかったという発言もしている。
フランチャイズで実績を積みつつ、本作の様な作品が今後も観れるのであれば否応なく彼の作品は観続けるだろう。
前半サイコー!後半…?
とにかく前半は文句なしに最高!!
仲間が揃うまでの流れはずっと音楽が鳴り続けていて
どの画面もキマっていてかっこいい!!
特にサミーとスタックとスリム3人の道中で囚人に会った後、
スリムがその囚人の過去の酷い経験を話す所。
絵的には車でスリムが語っているだけだが、その語りの展開に合わせてBGMで争いの声や殴る音が流れてくる。
情景を見せずに音を聞かせる事でこちらの想像を掻き立てられるすごい演出だった。
そして店でのサミーの歌のシーンは文句なしにすごすぎる!!
あのシーンだけで音楽がなぜこんなに心を打つのか、どれだけ素晴らしいものか視覚で伝わってきて
映画でしか表現できないシーンで本当に感動した。
ただ店での歌のシーン以降の後半はなんだか納得がいかない事が多かった。
冒頭で"超常的な力を持った音楽"という設定の説明があった時に、音楽パワーで色んな事が解決するんだと勝手に期待してしまったからかも。
まずは吸血鬼について。
音楽の呪力とは関係ない怪異が急に登場した事で
え、何で急に⁈と色々考えてしまい、集中が途切れてしまった。
そもそも吸血鬼の設定にする必要はあったんだろうか…
(自分の不勉強かもしれないが、何か歴史的な関係があるの?)
歌の呪力が、力を与える代わりに悪いものを作り出すなら
サミーの歌に力を与えた代償にレミックたちが悪者にされてしまい襲ってくる、とか
吸血鬼の設定を無理やりくっつけない方がスッキリする気がしたけど、どうなんだろう?
もうひとつは最終的に敵は吸血鬼なのかKKKなのか、最大の見せ場は何処なのか要点がよく分からなかった所。
吸血鬼と主人公たちはルーツは違うけど、同じように不当な扱いを受けていた同士だから、そこが対立するのは何だか疑問に感じてモヤモヤした。
あと吸血鬼vs主人公勢、スモークvs KKKも普通に物理暴力対決で、
せっかく音楽呪力という唯一無二の設定があるのにそれを使わないのはもったいない気がした。
例えば主人公の酒場に吸血鬼が来たあと
主人公サイドも全員吸血鬼になっちゃって
結果、さまざまな地域の音楽のルーツがごちゃ混ぜになってスゴい音楽ができちゃってそのパワーでKKKをぶっ倒す!
とかくらいファンタジーバトルものに舵を切っちゃっても良かったんじゃ…
音楽をテーマにするには歴史など語らなければいけないことが沢山あるのは分かる。
でもその全てを取り入れた結果、後半は全ての要素が中途半端になってしまっていて
観ている自分の感情も中途半端にしか動かない感じで不完全燃焼。
エンドロール途中や最後までダラダラ続くし。
なら普通に呪力や吸血鬼とか出さずに人間ドラマにした方が良かったのでは…?
ぶっ飛んだ設定で遊ぶには作りが真面目すぎる印象。
とか色々言ったけど
店でのサミーの歌、そのあとの吸血鬼の歌は
本当に素晴らしくてそのためにもう一回観たいくらい。
てか普通にサントラ最高で聴きまくってる!!
だからこそ後半乗れなかったのがなんか悔しい!!
そのビブラートする指でボタンを。
1930年代、…飲んで歌って踊れるバーを開き儲けようと地元に戻る双子の兄弟スモークとスタックと従兄弟のサミーに起こる話。
ボタンの扱い方をスタックから教わるサミー、…開店準備が整いオープンするが招かれざる客の出現で楽しいムードは一変することに…。
とりあえず事が起こるまでの前置き長い~、ヴァンパイア作品とは知ってて観に行ったけど、それが出て事を起こすのは終盤、もうちょっと早い段階で終盤のアクションを見せて欲しかったかな個人的に。
やたら愛撫ネタがチラホラがありながらも終盤ラストの歳を重ねたサミーの元に現れたスタックとメアリーで上手くまとめたなって印象。
変わった映画だが傑作まではいかない
1番思ったのが、吸血鬼の展開要らなかったのでは?
普通にkkkの襲撃でもストーリー展開出来たとは思う。音楽と社会派ドラマに何か+aを足したかったんだろうけど、ならばもっと吸血鬼の展開を上手く話に絡めて欲しかった。
全60件中、21~40件目を表示
















