罪人たちのレビュー・感想・評価
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B級 バンパイヤ映画にブルースくっつけて何 言いたいの?
黒人観客が びっくりするくらい多くて、雰囲気熱く 席が狭く感じた。
でかい黒人がとなりで スヌーズチックあり、、それも落ち着かない。
その窮屈感の中で 観たからか、しっくり頭に入らない内容。
ここでの諸評が高かったから観たのに なんだかハズされた気分。
やっぱりひねりの通好みの映画館 シャンテ上映だからね。
長い長いエンドロールの後 サミーのブルース1曲聴けるから、
頭にきて早めに 席立たないで
ネ。
抜けるような青空とえもいわれぬ開放感
ラストに訪れるえもいわれぬ開放感が凄い!
被写界深度を浅くして少しでも動けばピントがずれてしまう撮影を多用し、かつ映像にはない音を加えて観る者の集中力を登場人物にフォーカスさせているのは、このラストに訪れる開放感の為といっても過言ではない程でした。
ただでさえピントを合わせるのが難しい撮影なのに移動する人物に焦点を合わせたままカメラも一緒に移動したり、老人の語りに引き摺り込む為に会話の内容と同じ音楽や音響を被せてきたりして、没入感や臨場感をいやが上にも盛り上げておりました。
周囲はピントがボケていたり、音は語りに集中させる為だけに存在するのでますます外側に意識が向かなくなり閉塞感が高まります。
プリーチャー・ボーイがギターを弾いて、過去と未来が混在するシーンではこの撮影方法と音響効果を存分に活用して、とんでもないワンカットを生み出しているので要チェックです。
外界から閉ざされた映像がひたすら続いた後、抜けるような青い空が広がり、物語は終幕へと向かいます。
奥さんと再会した男、父親と邂逅した息子、それぞれに訪れる自由。
それは、日々の労働(奴隷)からの解放、父親の束縛(信仰)からの解放、そして死なない身体(魂)からの解放を意味しておりました。
ホラー要素を使いながらも監督が描きたい事を明確にした素晴らしい作品でした。
どう楽しめばよいのか?わからない。
ブルースとホラーの融合。IMAX推奨
数少ないIMAXスクリーンに足を運んで正解。ブルースは体で感じる音楽ということを思い出させてくれるミュージックシーンの数々。
ブルース酒場のダンスシーンは圧倒的。ブルースにとどまらず、タンゴあり、京劇風ありといつの間にかワールドワイドなエンターテイメントショーを目の当たりにする。
「未来とも融合」というナレーションともにヒップホップダンスやラップも登場して、まさに古今東西のダンスショー。
音楽好きの自分にとって、この時点で料金回収。
ホラーパートへの入りもいい。アメリカ南部のブルースに対して、アイルランド民謡を歌うヴァンパイヤ。吸血鬼の生みの親であるブラム・ストーカーもアイルランド生まれ。
獲物である人間から招かれないと家に入れないという古典的な設定が、この作品では効果的に演出されている。
言葉巧みに招き入れようと策を弄するヴァンパイヤに対して冷静に対処する人間側。あの言葉で結界が壊れるとは、面白い。決戦への号砲みたい。
地平線が見える綿花畑を一直線の進む道。助手席でブルースを歌うプリーチャー・ボーイ。
ここのショットがたまらない。
音楽もホラーも大好物の自分にとって、ヨダレがでる傑作でございます。
そういえば吸血鬼もヨダレを出してた。
魂のミシシッピーブルース
何の、どういう話だよw
「こんな感じの映画を撮りたかった」から始まった感じがすごく伝わる。
タランティーノやロドリゲス、というか「フロムダスクティルドーン」に極上のブルースとダンスとエロをぶっ込んだちゃんぽんみたいな作品。
30年代のアメリカ南部の故郷に戻ってきた元ギャングの双子兄弟の再生物語の前半と、ホラーテイストの後半とで全く別物になるが、全編にブルースを一本串で通す様な見せ方だったらもっと良かったのにと個人的には思った。
プリーチャーボーイことサミー役のマイルズ・ケイトンの本職はミュージシャンで演技が初めてだったらしいが、最高のパフォーマンスで歌い始めた時点で一気に心を鷲掴まれたほど。
バディ・ガイの演奏はブルースの成り立ちを想像させるほどリアルで儚く、でも強い意志や誇りの様なものを感じさせ、サントラ購入は確定的。
ホラーパートも自分には十分面白かったが、構成というか唐突に展開が違うテゴリーに変わってしまうことに拒否反応を起こす人も多かった様だが、大人の遊園地みたいで自分は凄く楽しめた。
ニンニクの漬け汁は効くがニンニク食べても効果なしというのは勉強になった。
監督の自己満足だけ。オススメ出来ない作品
ヘイリー・スタインフェルド
評価は甘めの4つ星で、75~80点ぐらい。
最初1時間ぐらいは、1930年代のアメリカ南部が舞台の黒人映画、オシャレでカッコイイ♪
アメリカ文化が好きなんですが、アメリカ南部の風景をバックにブルースが流れるとホントにカッコイイと思う、ウットリする(笑)
1時間ぐらい経ったころからホラーになってくるんだけど、正体が分かると安っぽくなってガッカリした(笑)
あんま言うとネタバレるんで控えておきますが、いろいろ散らかってて、映画が安っぽくなってる要因です(笑)
最初1時間が良かったし、なんだかんだ楽しめたので甘い評価を付けました(笑)
セクシーで綺麗な女の子メアリーが気になってたんだけど、終わってから調べたら『ホークアイ』のケイト・ビショップ役ヘイリー・スタインフェルド!!
全然イメージ違ってビックリしたけど、彼女の美貌も加点されてます(笑)
IMAXで観たけどIMAX画角になるのは合わせて30分ぐらいしかなく、あとは上と下に黒帯が入った通常画角です。
フルサイズのIMAXだと特定のシーンでフルサイズになるらしいけど、このIMAX画角の30分ぐらいがフルサイズになるんじゃないでしょうか?
有名ブルースマンのバディ・ガイが出てますが、ブルースのためになると思い、出演を引き受けたそうな。
エンドロール後も少しあるので、明るくなるまで席を立たないのがオススメです。
ライアン・クーグラー監督 天才かよ😹
く〇カッコイイ!
監督・ライアン・クーグラー×主演・マイケル・B・ジョーダンでアメリカで大ヒット中の本作(原題:Sinners)。日本公開も急遽決まったとのことで、私も楽しみにして公開初日にTOHOシネマズシャンテで鑑賞です。
物語は1933年、ミシシッピにある黒人教会の日曜礼拝に始まり、「そのこと」が起きる前日に遡って語り始めます。シカゴから故郷へ戻った双子のスモーク&スタック(マイケル・B・ジョーダン/一人二役)。二人はシカゴで手に入れた金を元手に、ある白人から製材所跡地である土地建物を買い付けます。従弟のサミー(マイルズ・ケイトン)を引き連れ、昔馴染み達を誘い、雇い入れてそこに酒場を開くスモーク&スタック。その晩、噂を聞きつけて続々と客が集まり、盛り上がる客前で自慢のギターと歌を披露するサミーa.k.a."Preacher Boy"。神父を父に持つ彼が奏でるのは、当時の黒人社会において「悪魔の音楽(Devil's Music)」とも言われることのあったブルースですが、客は皆サミーの演奏と歌に酔い痴れて盛り上がり、酒場は一時トランス状態となります。そしてその演奏はさらに、“招かれざる客”を呼び寄せることとなり…
本作は「ジム・クロウ法下におけるアメリカ南部ミシシッピ州」、「ルーツ・ミュージックとしてのプランテーション・ソング、ゴスペル、ブルース…」、「黒人教会とキリスト教」そして「(本作における)“招かれざる客”について」など、日本人にとっては馴染みが薄くて(どちらかと言えば)取っ付き難いテーマが重層的に扱われて語られていることもあり、日本公開がなかなか決まらなかったことが解るような気がします。そのため、鑑賞しながらそれらの「意味」を自分なりに解釈しつつ、鑑賞後に(いくつかのことについて)確認作業と答え合わせをしながらレビューを書いているため、間違っていることがあってもご容赦ください。
と言うことで、まずネタバレせずに紹介や感想を述べることが難しい本作ですが、ジャンルとしては「音楽×ホラームービー」となると思います。で、まず音楽について言えば「難しい、、ただく〇カッコイイ!」と思わず失言してしまうレベルで良きです。今までだって機会は多くなくとも他の映画などでも触れてきた黒人音楽ですが、やはりこうやってメインとして扱われると背景も解りますし、その奥の深さに更なる興味も沸いてきます。(今回も配信サービスでサントラを聴きながらレビューを書いています。)また、ホラーについては怖さ(Horrible)は前半に度々差し込まれるフラッシュバックにビクッとさせられますが、総じて言えば苦手な方でも大丈夫なレベルだと思います。(勿論、人によりますが。。)むしろ、ネックなのは前述にも触れたとおり、ある程度の基礎知識を押さえていないと理解できないことが少なくなく、逆に目的として音楽、或いはホラーだけを楽しむ意図で本作を選ぶと、或いは物足りなさを感じるかもしれません。
また、これからご覧になる方へ毎度のアテンションですが、本作もエンドクレジット後に1シーンあります。たとえ観なくても物語に影響はしませんが、ちゃんとご覧になりたい方もいらっしゃると思いますので、先んじてご退出する場合はお気をつけて下さいませ。
ここまでくれば敢えて言わなくてもお判りかもしれませんが、私個人としては「知的好奇心」をくすぐられて楽しませていただきました。満足の一本です。
久しぶりに観たガッカリ映画
それぞれ
米国公開時に大ヒットしていたとのことでとても期待してたんだけど、なんとも判断に困る…
前半はブルースがどのように生まれ楽しまれてきたのかが分かる丁寧な描写で当時のリアルな状況を描き、演奏シーンでブルースから現代のファンク・ヒップホップまで全部繋がってんだぜ!ってところがピーク。このシーンは本当に素晴らしい。
そこから一気に転調してバンパイヤ・ホラーへ。
面白くないわけじゃないんだけど、なんでそうなったのか理解に苦しむ…
ギターのあの造りがキーになるところとか、アフリカン・アメリカンに対するのがアイリッシュ系だったりするところとか、感心しちゃうような部分もあるんだけど。
個人的にはそれぞれ作ってもらっても良かったんだけどな、という思い。いや、面白くないわけじゃないんだけどね…
私には映画を観る目がないのか?
当方、ホラー大好きで
激しい人体破壊描写もヴァンパイアもゾンビも大好物な
映画秘宝系映画ファンですが
この映画の楽しみ方がまったくわかりません。
本国の評価も、興行収入も高いので期待していましたが
なんじゃこりゃのレベル。
前半黒人文化の人間ドラマで、後半ヴァンパイア退治。
まんまフロム・ダスク・ティル・ドーンなわけですが
何をしたいのかわかりません。
前半の展開からヴァンパイア戦に発展する必要があったのか?
特に後半は目新しい見せ方もないし、ヴァンパイアの弱点も古典的。
なんで普通のおばさんが倒し方知ってんの?
しかもヴァンパイア映画史上最弱。ラスボスのキャラ立ちも激弱。
ヴァンパイア戦が見せたかったらもっと勉強してください。
黒人の歴史だとかメッセージとか色々伝えたいのなら
違うジャンルでやってください。
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」を楽しめなかった方
モンスター系ホラーで、対戦の爽快さや怖さを求める方は
観賞しないことを強くおすすめします。
私は「フロム〜」も今作も楽しめませんでした。
エンドロールの途中からオマケのレベルではない
長い続きがありますので
最後まで席を立たないでください。
余談ですが「フロム・ダスク・ティル・ドーン」公開当時に
観客vsロバート・ロドリゲスという
上映後に監督に感想をぶつけるという特殊な試写会に参加しました。
みなさん面白い、すごいという忖度した感想ばかりで...
私は文句を言おうと挙手しましたが指名されませんでした。
指名されたのはサクラかな?
少し乱暴な感想ですが
あくまでも個人の感想なので好きな方
気を悪くしないでくださいね。
追記:「アビゲイル」も同展開の括りですね。
ストーリーは無視して音楽と雰囲気を
過去のハリウッド映画の良きところを目いっぱい生かしつつ更に質の良いエンタメ映画に作り上げた、といった印象です。音響や音楽へのこだわりは非常に強く感じるので、そこを楽しむ気持ちで眺めていればいいのかもしれません。
酒場でのワンカットワンシーン的なサミーの演奏シーンは圧巻でした。あそこだけでももう一度見たいです。最後の方も爽快でスッキリで感動的でなかなか良かったし、エンドロールのあたりもなかなか見応えがありました。
トリッキーな展開でしたが、特段驚くようなものでもないので、ストーリーは、正直、今となってはありきたりだなぁなんて思いながら見ていましたが、そんなものを吹き飛ばすくらいの何かはあった気がします。
前評判で期待しすぎず楽しんでください
アメリカで公開初日に鑑賞。2ヶ月前の公開作品にも関わらずまだ劇場で上映されており、こんな作品がそこまでヒットするんだ、という印象が強いです。
R指定ホラー作品だけに描写もそこそこ容赦ないし、風刺にしてもジョーダンピールのような「あざとさ」も無い。全体的に結構シリアスに攻めてくるのでホラー映画に通じている方なら楽しめる作品だと思います。
ところで、このライアン・クーグラー監督は今後も要注目ですね。『クリード』、『ブラックパンサー』など過去作品からスピード感のあるアクション要素は期待していましたが、ビジュアルストーリーテリングとツボを押さえた巧みなホラー描写は予想以上でした。
とはいえ、公開初日に観た正直な感想としてはこんなに大ヒットするような作品とは思えなかったので、私は★★★★の高得点ですが、あまり期待しすぎずに楽しまれるのが良いかと思います。
想像してたのと、全く違う作品でしたー
公開直後、いきなり北米ランキング1位、推定予算9000万ドルをあっさり回収、公開たった二週間で興行収入2億ドルを超えただけでなく、ユーザーレビュー8.1/10、評論家のメタスコア84/100という好評っぷり。
苦手なホラーだし、北米サイトであらすじチェックしたら「双子の兄弟は人生をやり直すために故郷に戻るが、そこで彼らを迎え入れようと待ち構えていた邪悪な存在に遭遇する」としか書いておらず…w。最近バタバタして映画を観る時間が作れなかったのですが、これは観ないわけにいかない作品と思い劇場へ出向きました。
とあるサイトによると、
『Sinners』には、セックスやヴァンパイアを含むストーリー、作曲家ルートヴィヒ・ヨーランソンによるダークなスコア、そしてマイケル・B・ジョーダンの最高の演技など、オリジナル映画に求める要素が、ほとんどすべて詰まっている。映画は1932年、ジム・クロウ時代のミシシッピを舞台に、ジョーダン演じる一卵性双生児の兄弟、スモークとスタックが、アル・カポネの手下としてギャングの片棒を担いでいたシカゴを離れ、故郷に戻ってくるところから始まる。
彼らはアメリカ南部でジューク・ジョイント──酒と音楽を楽しむ小さな酒場──を開業する。しかし、新たなビジネスは思いもよらぬ脅威に直面する。吸血鬼たちの集会がその場を密かに侵食し始めたのだ。2時間を超える上映時間の中でクーグラーが描き出すのは、家族の絆、コミュニティの結束、そして生き延びるための闘いだ。ホラーという枠組みを超え、ジャンルを根本から再構築するような、大胆で革新的な物語が展開されていく。
とありますが、読んで内容理解できましたか?www
『Sinners』は米国内で4,800万ドル 、全世界で6,350万ドルのオープニング興収を記録し、オリジナル作品としてはジョーダン・ピール監督による『アス』(2019年)の7,000万ドル、『NOPE/ノープ』(初週4,400万ドル)も上回り、パンデミックが始まって以来、オリジナル作品としては最大のオープニング興収を記録しました。
また、この作品はCinemaScore(映画を観た観客の評価を示すアメリカのアンケート)で「A」を獲得した35年以上ぶりのホラー映画となったそうです。
ファンには申し訳ないですが、私にとってホラー映画は得るものがないというか、人を怖がらせるなんて悪趣味というか、お金の無駄くらい思っていましたが、この作品は会場から何度も笑いが起きるほど、実はお茶目な作品でしたwww。
舞台は1932年、ニューオリンズの黒人文化が描かれてますが、正直ホラー作品じゃなくて、普通のドラマとして観たかったですw。カラーパープルや、ニッケルボーイズでも思いましたが、黒人ばかり出てくる映画は、似てる人が多くて誰が誰だかわからなくなりがちなので、ストーリーの薄い作品だと登場人物の区別がつきません!w
途中までは私の好きな音楽映画かなと思うくらい、カッコいい黒人系のブルースやジャズがたくさん聴けるし、クライマックスはまるで「スリラー」のプロモーションビデオを思い出させる絵面に、カナダ人も歓喜!w
ニンニクのシーンもなかなか笑えるので、じっくりセリフをお楽しみください。
これってホラー映画?コメディ映画?音楽映画?黒人社会派映画?ってなるくらい、色々てんこ盛りですが、たびたびの不要なエロシーンのせいで、カナダでは14禁作品です。マジで無駄なシーン😩…。
とにかく、なんでこんなに人気なんだろう?っていう作品ですが、カナダではカップルがめちゃくちゃ多く、デートムービーとして人気なのかと思います。
エンディングロール中に、まあまあ長めの続きのお話がありますので、最後までご覧ください♪
まだレビューがアップできませんが、直前に観たコメディ映画「A nice Indian boy」より、笑えて眠気が吹き飛びましたーw。
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