罪人たちのレビュー・感想・評価
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変わった映画だが傑作まではいかない
1番思ったのが、吸血鬼の展開要らなかったのでは?
普通にkkkの襲撃でもストーリー展開出来たとは思う。音楽と社会派ドラマに何か+aを足したかったんだろうけど、ならばもっと吸血鬼の展開を上手く話に絡めて欲しかった。
一応、ホラー映画?音楽とドラマが熱い。
【注意】エンドロールは絶対に最後まで観て!
なんの前情報もチェックしないまま、ジャンルがホラー、IMAXフルサイズ画角がある。との情報だけでエキスポIMAX GTで観てきました。
エキスポまで行って、大勝利やないかー!
人にどんな映画?と聞かれて
1930年代、黒人差別、ブルース、信仰、ダンス、家族愛、あらすじに書いてる「招かれざるものたち」の部分。
を軽くお伝えしたのだけど、この設定も差別や悪意の伝播のメタファーなのでは?と思うんですよね。なのでこれをホラー映画と分類するのも悩ましい、ジャンル分けの難しい映画だなと。
ブルース=黒人の音楽=悪魔の音楽と言われ、黒人と言うだけで無実の罪を着せられ悪者にされる。何もしてなくても罪人として扱われる世界で生きる人達の魂の音楽とダンスとアクション、いやこれ最高にカッコイイよ。
それを奪おうとする敵も、その魅力に気付いてる訳で。あー、なんだもう、イイな!w
音楽がルドウィグ・ゴランソンてことできっと良いだろうと思ったら、最高すぎた。
一部IMAXフィルム撮影ということでフルサイズのIMAX画角になるのだけど、まー、そのシーンの素晴らしいこと!フルサイズで見るダンスシークエンスや、家族の姿とか⋯
全然ホラー映画の感想に見えないでしょwでも一応ホラー要素はメインにあるんだわ。でもそれ以上にそれぞれの登場人物が魅力的で、ドラマが良かったので、思いもかけずとてもいいものを観てしまった!こういうの大好きです!
まさかあんな泣くと思わなかった。家族愛とかにすごい涙腺ゆるいんだってば。あと愛してるから、誰より大切だからこそ突き放すとか、そういうのにもとても弱い。
プリーチャーボーイ、よくあんな役者さん見つけて来たなってぐらい、いい声だった⋯
【パンフレット】手に入れることが出来たら感想書く!w完売て!
ババンババンバン
バンパイア要素いらないな。
青い空に白い雲。
コットン畑の中を
どこまでも続く道。
邪悪なものを呼び込む魂の音楽。
(先住民や京劇なんかいっぱい出てきたの面白かったけどいらないな)
酒場を開くために人集めしてる前半、すっごく好きな感じだったのに。
バンパイア出てきてからというか、バンパイア役が「28年後」の、、。 (演じる役考えて受けてほしいな)
バンパイア要素なしで、KKKに襲われて闘う話でも充分面白かったろうに。でもそれじゃあダメなんだな。
IMAX上映終わってたので、DOLBY CINEMAで。
音響の良い劇場で観ることができて良かった。
見応えはあった。
黒人ブルースvs吸血鬼音楽のバトルミュージカル
罪人とされる人の方が紳士的に見えるのは、あの時代が遺した人類への課題のようにも思える
2025.6.26 字幕 T・JOY京都
2025年のアメリカ映画(137分、PG12)
1930年代のミシシッピ・デルタを舞台にした一夜限りのパブの悲劇を描いたホラー映画
監督&脚本はライアン・クーグラー
原題の『Sinners』は「罪人たち」という意味で、キリスト教的には「神の教えに背く行為をした人」という意味
物語の舞台は、1932年のアメリカ・ミシシッピー州クラークスデール
退役軍人のイライジャことスモーク・ムーア(マイケル・B・ジョーダン)とイライアスことスタック・ムーア(マイケル・B・ジョーダン)の双子は、パブを始めるために白人のホグウッド(Dave Maldonado)から工場跡地を買うことになった
二人に加わるのがいとこのサミー(マイルズ・ケイトン、老齢期:Buddy Guy)で、彼の父ジェド(Saul Williams)は町の牧師をしていた
3人は機材を拾ってテナントへと向かい、パブを開店する用意を始めていく
スタックは町に出て、ピアニストのデルタ・スリム(デルロイ・リンドー)をスカウトし、用心棒としてコーンブレッド(Omar Benson Miller)を雇い入れる
店の看板を仕入れ屋のグレース・チョウ(リー・ジンリー)に依頼し、夫のボー(Yao)も開店準備を手伝うことになった
スタックと共に行動していたサミーは、そこで歌手活動をしているパーリン(Jayme Lawson)と出会い、店に来るように誘う
そこにはスタックの元恋人メアリー(Hailee Steinfeld)もいて乗り気だったが、スタックは店は黒人専用だから辞退して欲しいと伝えた
一方その頃、スモークは別居中の妻アニー(ウンミ・モサク)の元を訪れ、パブでの料理を依頼する
出征時に渡したペンダントを引き合いに出し、息子は助からなかったが、スモークには加護があったと言い、二人は再び結ばれることになった
物語は、パブを半日で仕上げていく様子が描かれ、その背景である男が白人夫婦の元に向かう様子が描かれていく
アイルランドから来たレミック(ジャック・オコネル)は、ジョーン(Lola Kirke)とバート(Peter Dreimanis)の元を訪れるのだが、そこでバートがレミックに襲われてしまう
レミックは吸血鬼で、噛まれたバートも吸血鬼化し、ジョーンもその餌食になってしまう
そして、レミックに支配された二人は、彼と共に開店直後のパブに姿を現すのである
映画は、いわゆる吸血鬼映画で、吸血鬼のルールである「住人の許可がないと建物に入れない」というのを強調したシナリオになっていた
ジョーンがレミックを見かねて招いたり、グレースがレミックを挑発するなど、事態を悪化させていくのは女性となっていた
だが一方で、愛に従順で尽くす様子も描かれていて、激情的なものが生み出す光と影がそこに描かれていたように思える
映画の冒頭は、惨劇が起こった後から描かれ、「1日前」へと戻る構成になっている
その1日前では、ジェド牧師がサミーに対して、「コリント人への手紙」の「第10章13節」を引用して、神様の教えを説いていた
この節はかなり有名な一節で、「神様は乗り越えられない試練は課さない」というもので、「耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださっている」という言葉となっている
映画のタイトルもキリスト教的な意味合いでの「神様の教えに背いたもの」みたいなニュアンスになっているので、この一連の惨劇はサミーに下された試練というように描かれている
彼は父に言われてもギターを捨てることがなく、あの日始まったものを老齢期まで続けていた
サミーは「悪魔をも呼び寄せる魂の歌を歌える人」なのだが、悪魔を呼び寄せた一方で、犠牲になった人々を歌の世界に生き残らせている存在でもあったと言えるのだろう
そして映画のラストでは、ある人物との再会が待っていた
彼らは「ある提案」をサミーにするものの、「私は十分に生きた」と答える
それは、あの言葉で「試練が完結する」ようにも思えていて、サミーは人生を通して、神様の教えに背かない人生というものを貫いたのだろう
犠牲になった人々が背いた人とは言えないと思うのだが、あえて吸血鬼化することで生き延びようとした人々は、文字通り「罪人」と呼ばれても仕方がないのかな、と思った
いずれにせよ、かなり宗教色の強い作品で、1930年代のアメリカの黒人差別の状況であるとか、ミシシッピデルタがどんな地域だったのかを知っておいた方が良いと思う
一応は、町には白人専用のものしかなく、黒人は奴隷のような扱いで綿花事業に従事しているなどのわかりやすさもある
地主の双子に対する態度を考えると、あの夜に吸血鬼が来なくても、KKKによる襲撃はあったと思う
吸血鬼を焚き付けたのが彼らだとまでは言わないが、行動は同じようなもので、立ち入りの許可を求めるだけ吸血鬼の方が紳士的のようにも思える
それを踏まえた上での反撃というものがあるので、このあたりの土壌はしっかりと認識しておいた方が良いのかな、と感じた
これは面白い!
間違いなく、人生で最高の一日だった。
意外なホラージャンルという点以外に 生命力の炸裂する爆弾みたいな映...
色々な意味で最高に贅沢な時間。
黒人奴隷の過酷な環境の歴史とホラーをブルース全開のミュージカルと掛け合わせためちゃくちゃアナーキーな内容なのにちゃんと泣けるように出来てて最高に面白かった。
バディ・ガイが酒場で生演奏をするシーンまで登場してなんて贅沢なエンタメ映画なんだと終始笑顔が絶えなかった。最近のミュージカル映画の中でもダントツで曲も良かった。
エンディングクレジットの参加楽器隊の中に確かにドラムでラーズ・ウルリッヒの名前を見たのだがまさかメタリカのラーズじゃないよね?????エンディングで流れた曲から黒人からの搾取者を〇〇で表現したのねと納得した。泣けたなぁ。
これは最高の映画体験なので観てない人はすぐに映画館に行こう。IMAXで上映してくれてありがとう!
搾取者
ライアンクーグラーというブレない一貫性
ライアンクーグラーとマイケルBジョーダンのタッグでフロムダスクティルドーンの舞台でblaxploitaonをやってみました、という映画。思えば、ブラックパンサーがその代表例ですね。ある程度、前提知識が必要なので躊躇するも、北米でヒットしたから日本公開が急遽決まったのもその辺の事情でしょう。
ロバート・ジョンソンの逸話やヴァンパイアのルール、なぜアイリッシュ系の歌を唄うのかとか。そこらを飲み込めるかでおもしろさが左右される気がします。メタファーとされるブラックからホワイトが文化的搾取としての吸血行為といわれてますが、んーだったらそこはアイリッシュじゃないでしょ
ただまあドルビーアトモスで観たので音圧と画面の見事さはさすがでした。
思えばライアンクーグラーはまだ若いひとなのに、自分の色をだして数々のヒットを出しているので本当に凄いな、と
盟友、マイケルBジョーダンの立ち方も素晴らしい。ポストクレジットまわりも大好きでした
音楽、ロマンス、兄弟愛、アメリカ南部、そしてヴァンパイア…恐るべき全部載せ
IMAX視聴。禁酒法時代のアメリカ南部を舞台に、シリアスで重厚なドラマを積み上げていき、故郷に戻った双子の兄弟が建てた酒場の開店初日の夜、酒とダンスと音楽の織りなす夢のような「自由」のひと時へと結実する…そこにヴァンパイアを乱入させて(ほぼ)皆殺し!無茶苦茶である。(それまでの人物描写が素晴らしいだけに)観ている方の情緒もおかしくなろうというもの。何故か音楽に理解のある愉快なヴァンパイアなので、なんとか真夜中の音楽バトル(ブルースVSアイリッシュ)でコトが済めば良かったのに…その後もKKK相手のランボーみたいな銃撃戦あり、と破天荒にドラマを振り回しした果ての、何重底ものどんでん返しを含む結末。要素やプロットだけならB級にもほどがあるが、これが不可思議なアンサンブルとして成立していて、心揺さぶられる。題材的に音楽の良さは前提のようなものだが、俳優陣も男女老揃って皆匂いたつようなセクシーさで、その生き様死に様ともに魅了される。
数時間の自由
双子のギャングが当時タブー視されていた娯楽を集めた酒場を開いたが、そこに招かざる客がやってきて…といった物語。
あまり予備知識を持たずに観たが…前半の印象としては、この時代に根強く残る黒人差別を題材にした社会派ドラマといった流れ。
双子も必ずしもキレイな人生を送ってきた訳では無さそうだが、燻る仲間達と自由を楽しみたい…そんな想いを感じながら観ていたら…ビックリする程の急ハンドル!!
ちょっと唐突過ぎて驚いたな…。
結局先住民の人達は正義(?)だったってこと?
っていうかアンタどこから来たのよ!?
後半は後半で、スリリングだしアツいし…で面白くはあったが…。
歌やBGMもとても良かったが、何と言うか、個々は美味しい食材だけど混ぜ合わせたら、う〜ん…って感じの料理が出来上がっちゃったみたいな印象でしょうか。
それでも終始、そこそこの長尺でも飽きさせるような場面は全然無かったし、怖い場面興奮する場面もありで面白い作品だった。
でも、最後やたらとサミーを皆で守ろうとしたのは何故?彼の歌がどうたらこうたらが関係してる?
んで、エンディング。スタックはわかるが彼女がいたのは…!?助かってたのか?
そして「数時間の自由」…中々にグッと来た。
それだけに、全編そういうドラマ作品で良かったのに〜、、、と最後の最後で思ってしまった。
それにしてもブルース、カッコよかったです!!
古典な吸血鬼とブルース…
サミーはクロスロードで悪魔に会うか
素晴らしかった
酒場を開業するギャングの兄弟が元気でタフで明るくてかっこいい。ホラー映画かと思ったら本格ブルース映画でもある。また、敵のバンパイアのカントリーミュージックも、ダサいだろうと対極的に描かれるかと思ったらけっこういい。バンパイアがそんなに強くないし、招待されないと建物に入れないとか、ニンニクに弱いとか杭で死ぬなど弱点があって人間が対抗できる。死んだと思ったら化け物になって復活するのが本当に怖い。
人間もバンパイアもエネルギッシュで見ていて元気が出る。
全137件中、61~80件目を表示
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