「綿花畑の一本道。宵越しの金を散財する《狂った宴》」罪人たち 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
綿花畑の一本道。宵越しの金を散財する《狂った宴》
なんか凄いモノを見せられたような感じはする。
監督陣の熱量は半端ない。
が、感情移入は難しい。
黒人のルーツ、
アフリカから奴隷船に乗せられて労働力として働く合間に歌う《ブルース》
一方では信心深い彼らが黒人牧師と歌う《黒人霊歌=ゴスペル》
そしてルイジアナ州ニューオリンズで発祥したJAZZ。
黒人のブルースをパクって歌って有名になったと言うレッド・ツェペリン。
今やスタンダードと言えるヒップホップ(ラップ)
虐げてられて来た黒人は音楽シーンでは、常に中心にいる。
1930年。アル・カポネの手下でイカサマ賭博で大儲けした
スモーク&スタックの双子のギャング。
ブルース歌い手でギターの名手で従兄弟のサミーを誘って、
あぶく銭をパァーッと散財して一夜のキャバレーを開く。
禁酒法時代なのにビールもバーボン(コーン・ウイスキーって言ってる)
ワインがほぼ飲み放題。
聞きつけた訳ではあるまいが、白人が3人、“仲間に入れてくれ“と現れる。
ところが彼らは【バンパイア‼️】だったと言う話し。
配信なので双子のギャングを演じるマイケル・B・ジョーダンの
カッコいいお顔もよく見えない。
まぁ、アップの少ない映画ではある。
要するに【故郷に錦を飾る】
それが彼らの目的だったのでしょう。
幼馴染や妻や昔のガールフレンドに、ただ酒を振舞って
大いに飲み食い歌う・・・
それがバンパイアの乱入でとんでも無い殺し合いに発展してしまう。
夜の酒場、
綿花畑の一本道を走るオールド・^ ^オープンカーから見える
底抜けの青空。
この対比が素晴らしかった。
何が言いたかったの良く分からないけれど、
ユニークでタランティーノ監督の「フロムダスクティルドーン」を
彷彿させる映画。
あの映画もあんまり乗れなかったなあ・・・。
音楽は最高! この時代、なにより黒人達がのびのびとして、いじけていない映像が良かった。
KKKはアリでも、ヴァンパイアは不要では。
地震の被害はないですか?無事だと思いますが。
お早うございます(^^)
レビューにイイネ有難う御座います♪♪
仰る通り音楽史は最高でしたね、サミーは本当に良い声でw 必要の無いカットもありましたがorz
アカデミー賞候補と聞いて、私も勢いでまずまずの高評価をつけましたが、そんなに面白くはなかったというか、少なくとも好みには合いませんでした。w
普通に社会派ドラマとして仕上げてほしかったです。



