「換骨奪胎の傑作」罪人たち 辻井宏仁(放送作家)さんの映画レビュー(感想・評価)
換骨奪胎の傑作
換骨奪胎(かんこつだったい)という言葉がある。
原作のアイディアを取り入れながら、
オリジナル性を加え新しい作品を生み出す、
という道教の言葉なのだが
本作はまさに換骨奪胎の
アプローチによって生まれた作品である。
本作の生みの親クーグラー監督は
影響を受けた作品の一つとして
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(1996年)を
挙げている。
作品が途中で突然、
ヴァンパイア作品にシフトチェンジする、
という唯一無二のような独創性的な構造を用いて
29年の時を超えて
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」が
到達できなかった
人間ドラマの高みを見せてくれた本作。
クーグラー監督といえば「ロッキー」(1976)を
「クリード チャンプを継ぐ男」(2015)に進化させた
換骨奪胎のスペシャリストでもある。
今回は、いかにしてB級映画の名作として知られる
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」を
換骨奪胎して「罪人たち」を
傑作として作り上げたのか?
その巧みな手腕とアプローチを
紐解いて分析していきたい。
続きはnoteにて。
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