「これぞ映画!映画はこうありたいね」罪人たち うさぎさんさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ映画!映画はこうありたいね
職場の同僚(女性)が激推薦。
彼女曰わく“検索して、あらすじなどをしらべずに、なんの情報もなしに見たほうがいいですよ”
素直な私は、それに従った。ただ、上映館が少なくて、私の住んでいるところでは、上映されないので、船にのって神戸元町まででかけていって鑑賞した。
それだけの価値のある映画だと思います。
とにかく盛沢山。それで、置いてきぼりをくらうわけでなく、ちゃんと楽しめて、ビックリして、腰を抜かし、すばらしい音楽に心が躍るのである。
初めは、タランティーノのジャンゴのような理不尽な白人社会に戦いを挑む不屈の黒人を描いた作品かなと思っていると、途中から、ジャズ・ブルース系のミュージカル的な映画だだわと頭を整理すると、いやいやこれはホラーだ。そして吸血鬼との戦いとなり、そこへ、音楽が、しっかりとまとわりつき、終盤は大混乱スマッシュブラザーズ。これで終わりとおもいきあ、エンドロールのあとまだ続くとは…。
もうおなか一杯です。大満足の2時間あまり。
それにしても、なぜアメリカの黒人がキリスト教徒であるのだろうと思う。自分たちの理不尽なルーツはキリスト教を背景とした白人社会にあるのに…。それでは白人の思う壺ではないだろうか。
やはりスピリチュアルなところと結びついてしまうのだろか。悪魔とか吸血鬼とか、それに対応するために神の存在を欲っして、手直にあったキリスト教ということになるのかな?それとも黒人って基本的にお人好しな人種かもしれない。
アメリカの原住民、インデアンは、白人に従属することを嫌って、ほぼ全滅してしまったのとは対照的すぎると思ってしまう。
いやいや、ただ私の、黒人に対する知識が乏しすぎるのかもしれない。黒人とひとくくりで考えてしまうが、その人種的、民族的構成は究めは複雑で、ひとまとめに考えることがそもそも間違っているのだろうと思い直した。
黄色人種とひとくくりで考えることなどできないことを、私たち黄色人種はよくわかっているのだから。