「一言で言うには難しい」罪人たち 大雪さんの映画レビュー(感想・評価)
一言で言うには難しい
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この映画を一言で言うと、という簡単なまとめが難しい映画だった。
禁酒法の時代。プランテーションで綿花を作って生きていく黒人達。神父の父親。そしてギターと音楽。そこに何故か吸血鬼。
主人公はシカゴから故郷に帰って来た双子の兄弟とその甥。彼らのミュージカル映画でありヒューマンドラマでありバケモノと戦うサバイバルホラー、非常にごった煮な映画だった。
印象的なのは、双子の弟が甥のギターを始めて聞いて目を丸くし歓声を上げるシーンと、その後に老いた甥の演奏をもう一度褒めるシーン。魂を震わせる、という言葉はありふれているが、歌唱シーンは正にそんな仕上がりを見せている。
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