「恋も病も出てこない」恋に至る病 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
恋も病も出てこない
斜線堂有紀は他作を一冊読んだだけですが、山田杏奈を目当てに。
高級車と安っぽい服の組合せに冒頭から不安になったが、終始わざとらしさと不自然さが満載。
コミュ障の宮嶺がなんで景以外の女子まで名前で呼ぶの?(男子は苗字で呼ぶし、景からは宮嶺呼び)
親しくなる過程が一切描かれない上に、クラスメイトとの距離感がシーン毎にバラバラ。
自ら証拠を残した上に好きな人にその画像を送ってしまう根津原くんはバカなの?
あの高さから落ちた遺体があんな綺麗なワケない。
木村が殺人犯かもって話の流れなのに、「何でも知ってるね」「アハハ」はアタマおかしいだろ。
異性の部屋で当たり前にベッドに座ったり、女子が制服のままバスケしたりとか、する?
刑事の言動もありえないものばかりだし、最後はなんで宮嶺が取調室にいるのさ。
先輩は唐突に登場するし、中盤からいきなりマナだのエミだの個人名出されても「誰?」です。
屋上に自由に入れるし、自殺未遂があっても封鎖されないetcetc…嗚呼、ツッコミが追いつかない。
長尾謙杜は『室町無頼』のアクション以外パッとしなかったが、本作は本当にヒドい。
木村の死を知らされたシーンでは完全な無反応で、「カット」を待つ様子が映ってた。
キスシーンも、してないのバレバレ。
根津原の死を伝えた担任とかもヤバかったけど、逆に何かあるのかと勘ぐるからやめてほしい。
ブルーモルフォと関係の有無も判然とせず、何故か周囲の人間が景に心酔してたというだけ。
ここの理由が分からないし、最後消しゴムを盗ったのが景だから、何?で意味不明。
恋でも病でもなく、洗脳と崇拝の話だった。
★共感&コメント(ご指摘)ありがとうございました。
---
ご指摘本当にありがとうございました。
勘違いをそのまま書いてしまわないように注意したいと思います。
それにしてもusさんも書かれています通り、この作品は色々と残念でしたね。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。

