「純愛か、洗脳か、」恋に至る病 STARさんの映画レビュー(感想・評価)
純愛か、洗脳か、
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原作読了時点では洗脳派。
というわけで、洗脳派目線で1回目鑑賞。
景のあの時のあの表情は…と気になる部分があり思わず2回目鑑賞。
宮嶺は彼なりの純度100%の純愛を貫いているんだろうな。
景は、もしかして、宮嶺に対しては純愛だったのかもしれない。
そう思いながら観ていたら最後に思わず涙がこぼれた。
杏奈ちゃんの演技が、ダークに寄り過ぎていなくて、純愛?洗脳?の間をうまく表現していて絶妙だった。きっと、もっとダークな景を演じることもできただろう。素人には、もっとサイコパスで洗脳しています!な表現の方が簡単に刺さるかもしれない。でもこれが、山田杏奈が捉えた世界に生きた寄河景なんだ。
杏奈ちゃんの演じる景に出会って、原作を読んで単純に「洗脳だ」と思い込んだ自分に反省している。
個人の願いとしては、ブルーモルフォの首謀者として景は多くの人を洗脳してきたのかもしれないけれど、宮嶺に対してだけは景なりの純愛があったのだと信じたい。
景を失ってもなお景への愛情を貫く宮嶺は、側から見ると洗脳されていた部分もあるのかもしれない。だけど、宮嶺にとっては真っ直ぐ過ぎるほどの純愛で。
その塩梅もまた絶妙だった長尾くん。
もう1度観たらまた違った解釈に出会うかもしれない。
1つの考えに縛られず、また新たな「恋に至る病」にかかるためにあと何回か映画館に通いたい。
余談ですが
主題歌が作品にマッチし過ぎていてとてもよかった。
曲が流れるタイミングも含めて自分の中では完璧だった。
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