「情報過多で理解が追いつかずも、これはたぶん面白い作品だぞ」エディントンへようこそ ヘマさんの映画レビュー(感想・評価)
情報過多で理解が追いつかずも、これはたぶん面白い作品だぞ
新型コロナが蔓延したあの時期のニューメキシコ州の田舎町・エディントンを舞台に、マスク拒否派・保安官(ホアキン・フェニックス)とマスク義務派・市長(ペドロ・パスカル)の争いがシニカルに描かれるんだろうなと、予告を観ていた時は思っていました。
油断大敵。人間関係やら状況設定とかツッコミどころ満点の情報過多ぶりで、さらに“アメリカ田舎町あるある“なのか、それともブラックジョークなのか判別できず、途中から流されるままに観てしまった。監督が『ミッドサマー』のアリ・アスターなのを失念してました。失敗。
コロナ禍は入り口に過ぎず、ディープステート、ブラックライブズマター、銃撃乱射と今でも続くアメリカの分断ネタをぶち込みながら物語は大暴走。無茶苦茶過ぎて登場人物たちの行動原理の理解が追いつかないものの、中盤から一気に勢いが増してかなり面白いです。
しかし、この監督の作品は常に露悪的というか悪趣味なところがあって少々キツイ。苦笑できるレベルではなく辟易させられてしまうレベル。人が悪いんだろうなー。
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