「重厚な歴史劇でありつつ」ハルビン ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
重厚な歴史劇でありつつ
韓国の英雄 安重根(アン・ジョングン)を描く重厚な歴史劇、ではあるがかなりスパイものというか策謀ものに振っていて史実にどれほど則っているかは不明。
ただそれだけに映画としての面白さは一級品。アクションもかなり盛り込まれていたし、裏切り者を探す展開なども韓国映画らしくスリリング。
また、祖国を奪われた人々の思いやそれを取り戻すためにどれほど命がけになれるのか、がよく分かる。祖国のために戦う、ってのはこういうことだよ。「日本は韓国(やその他のアジアの国々)に良いことをした」、などというたわ言を抜かす阿呆どもはこの映画を2万回観るべき。
伊藤博文がどう見られていたかも含めて。ちゃんと憎たらしく演じたリリー・フランキーも良かった。
惜しむらくは男性陣がみんな髭面で見分けが付きにくかったのはなんとか出来なかったか。主要3名は分かりやすくしていたが、その他の人たちがね…
いっぽうでコン夫人の佇まいが本当に良かった。しかし「少女」のあの娘と同一人物とはとても思えなかったが…
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