「静謐の中から見える微かな光」旅と日々 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
静謐の中から見える微かな光
本作は、主人公の脚本家 李(シム・ウンギョン)のストーリーと
李が書いた脚本の映画(映画内映画)の入れ子構造となっている。
まずはその映画作品が素晴らしく、渚(河合優実)と夏男(高田万作)の感情の抑揚のない
やりとりが実に良く、海岸の風景や海辺の街明かりも三宅唱監督ならではの質感で
美しいなあと思った。
そして河合優実から漂うエロスオーラがハンパなく見入ってしまうほど。
そして荒れた暗い海でのダークなエンディングもまたせつないし悲しい気持ちに。
もうひとつの作品にまで昇華しているクオリティで、
これだけでも短編として満足いく出来。
なかなか脚本が書けない李は、
魚沼教授(佐野史郎)から旅を勧められ、教授の弟からカメラを無理やりもらわされ、
本当に旅に出る李だが、
山奥での宿主べん造(堤真一)とのやりとりが何ともクスッと笑えるのが実に良い。
べん造も李も自然体だ。
べん造の方言というか訛りが独特な雰囲気があって、
何言っているかわかんないシーンも多々あった(笑)
だが、それがいい。
本作唯一のコンフリクトは、べん造の元妻と子どもが住む家の庭で
李のカメラが見つかり、警察沙汰になる場面。
そんなことで警察がくる?と思ったけれど、これはこれで面白いから良いのだ。
旅で刺激や元気をもらったに違いない李は、脚本が書けるようになったようだ。
つげ義春の原作は読んでいないあるいは完全に忘れているが、実に雰囲気はそれっぽい。
静謐な中に微かな光を見たような、気持ちの良い鑑賞後感であった。
いいねコメントありがとうございました😊もう お風呂&トイレ&歯磨き🪥気になって
もう私の脳内は邪念だらけでした。
そして 河合優実さんの スカート姿 水着👙河合さん少し🤏若め が目に焼き付いて離れない
邪念まみれの私でした。失礼します。
おはようございます!
昨日は有難うございました。
今作は、趣深き映画でしたね。旅って、非日常を体験する中で、気持ちをリセット出来る所が好きですね。ではでは。
共感ありがとうございます。
海辺の叙景だけwikiったんですが、あなたすてきよ、という台詞がなんかグッと来ました、漫画自体読んでないんですけどね。
佐野センセイの感想は大浅じゃないですか?
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