劇場公開日 2025年11月28日

「それぞれの答え合わせ作業」兄を持ち運べるサイズに Tofuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 それぞれの答え合わせ作業

2025年12月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

豊橋辺りの海辺の街の出身で現在は滋賀に住んでいる作家の理子の元に警察から連絡が入り、宮城の多賀城市まで疎遠にしていた兄の遺体を引き取りに来て欲しいと言われるところから始まり、兄の離婚した妻とその娘、さらに兄と同居していた小学生の息子と共に兄との思い出を辿っていく。

人を弔うということはその人のことを思い出して慮ることなんだなぁと改めて『リメンバー・ミー』(2017)のテーマと同じことを感じた。

誰しもが家族の死に直面せざるを得ないが、その際にどう対処するのか?葬儀の場で家族や知人が集まって故人を偲ぶのは、それぞれが知っているその故人の様々な側面を照らし合わせる作業なのかも知れない。

そもそも家族とは一体何なのかという問いに正解はないかも知れないが、自分なりに悩むことが大事なのであろう。

柴咲コウがオーラを消してどこにでもいそうな普通の主婦に見えるのが演技として素晴らしい。狂言まわしとしての役割を担う死んだ兄役のオダギリジョーもいい味を出している。

Tofu
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