「忘れていた温もり」兄を持ち運べるサイズに リコさんの映画レビュー(感想・評価)
忘れていた温もり
二人きりの肉親でありながら最近は疎遠になり、数日前のお金の無心メールも無視してた兄(オダギリジョー)の訃報を突然受け、兄の離婚した元嫁・加奈子(満島ひかり)とその娘・満里奈(青山姫乃)と共に葬儀を行い、ゴミ屋敷と化した兄とその息子・良一(味元耀大)二人が住んでいたアパートを片付けるのだが、ふと壁に目をやると理子と兄の子供の頃の写真だったり、兄が築いた家族の写真だったり、クズの様に思って居た兄の別の部分を思いのほか知る事になる。
それは多分、母親に溺愛されてた兄に対しての嫉妬、僻みみたいな物が邪魔をして忘れていただけだったのかも知れない。子供の頃の兄は共働きで忙しくしている両親に代わって理子の事を大事にしてくれていた。
離婚しているとは言え、兄の事を今でも大切に思っている様な加奈子や子供達の姿も又、兄の知らなかった部分を知らされた様であった。
臭い物に蓋をする様に後始末をして来たが、最後は其々の思う兄と暖かなお別れをする事となって一件落着。
心温かく不器用だった兄に迷惑はかけられたけど寂しさもひとしおだったのでは…
そういう事情でしたか?
心配おかけしてすみません。
(無料のサイトなのに、これだけサービスしてくれる映画.com。)
私も過去にフォローがいつのまにか消えていることが、
ありました。
こちらこそよろしくお願いします。
共感ありがとうございます!
自分にはクズ弟がいるのですが、「もしもの事」があったら自分は理子みたいに冷静に行動が出来るか考えさせられる作品でした。
生活臭のない役どころの多い柴咲コウと満島ひかりが、ガッツリ主婦役をやっていたのが何だか新鮮に感じられました。
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