「心の豊かさだけでも、生活の豊かさだけでもダメよね。」兄を持ち運べるサイズに デブータさんの映画レビュー(感想・評価)
心の豊かさだけでも、生活の豊かさだけでもダメよね。
全てはバランスが大事⚖️
音信不通…と云うより、一方的に無視をしていた兄が、突然…ポックリと逝った。
離婚を機に、再起を賭けて、、地団駄踏んでゴネてゴネてゴネまくって【絶対に幸せにする!】条件で、姉弟の内、息子の親権を分けてもらって…一路、東北は宮城県の多賀城へ!
最初はイイ。
最初は本当に本気で頑張る予定だった。でも、、いつしかナシ崩し的に…有言不実行😫
やる事為すこと全部…嘘になる。
オダジョー演じる主人公作家の兄は、そんな男である。
好きな事には何処迄も熱中して上手く出来るのに…
ソレ以外は、からっきし😰
挙句の果てには困難からは直ぐに目を背けて、直ぐ逃げる。
兄の突然死を受けて、否応なしに兄と向き合わざるをえなくなった妹からは、
そうとしか…そう云う人間にしか視えなかった。
でも、、知らない事が多すぎた😖
汚部屋とかした安アパートを片付けている内に、少しずつだけど垣間見える、兄の知らなかった一面。
いや、知ろうとしなかった別面。
無責任でいい加減なくせに、飄々とした愛されキャラで、誰とでも割りと直ぐに仲良くなれる奴…
母から一心の愛を受け、溺愛され、、家族と無難に相対せる自分より、問題児の方が親からすれば可愛いの?と思わせてくる奴…
私に嫌われていると知りながら…図々しい金の無心だろうが、繋がりを切らずに、関わり合いを持とうとしてくる奴…
私に見捨てられたクセに、私が困って助けを求めたならば…即座に助けてくれる奴…
荼毘に付して、運べるサイズの壺🏺に収まった兄を見て、思い出し、想い返す…兄特製:焼きそばの味。
……無駄に器用だったから、何気に美味かったんだよなぁと。
誰もが持つ家族の好き・嫌い…
それが自分自身のオリジン…起源を、勝手に定める呪縛にならない様に、
自分を嫌いにならないように…
まぁ、それが一番難しいのだけれど😜
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