「タイトルなし(ネタバレ)」兄を持ち運べるサイズに りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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エッセイストの村井理子(柴咲コウ)の元に、兄(オダギリジョー)死亡の報が入る。
滋賀県で家族と暮らす理子。
兄は宮城県で突然死したらしい。
警察の捜査で、理子がもっとも近しい縁者だとわかったからだ。
だが、理子と兄は何年も会ってない。
兄が金の無心をメールで寄越すだけだ。
死んだ兄のもとに向かったのは理子のほかには、兄の元妻・加奈子(満島ひかり)と娘・満里奈(青山姫乃)。
兄と加奈子は7年前に別れて、それ以来、会っていない。
兄に引き取られた小学生の息子・良一(味元耀大)は、現在、児童養護施設に引き取られている・・・
といったところからはじまる物語。
とにかく、中野量太監督によるオダギリジョーのダメ男節が炸裂。
彼のダメ男ぶりを観ていられるかどうか。
2時間超えで長尺なれど面白く鑑賞しました。
なれど、オダギリジョーのダメ男ぶりが魅力的なので、映画の比重としては「ダメ男も死んだらいい思い出・・・ 家族は支え・・・」の方向に傾いていき、そこんところはあまり好きじゃない。
「愛すべきひと」でも、ダメなひとは「ダメ」。
そう思うのも、ひとつの踏ん切りだと思うもので。
まぁ、登場人物のひとりが最後で言っていますが。
これがあるので、鑑賞後の感じがよくなりました。
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