選挙と鬱のレビュー・感想・評価
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選挙と、自転車(東京自転車節、その後)
選挙を題材にしたドキュメンタリーを知ると、なぜか素通りできない。多少の無理をしてでも、駆けつたくなる。それは多分、ふたつの理由がある。まずは、自分の一票がどのように政治に繋がっていくのか、知りたいから。そして、何かと大変そうな選挙にあえて立候補し、まず褒めらない、むしろ貶されるばかりの政治家になろうとする人の気持ちを、少しでも知りたいと思うからだ。(深夜の郵便局で必死に切手貼りをする姿(「選挙2」)や、供託金300万円没収覚悟で選挙に挑む姿(「立候補」)が、今も忘れられない。)今回もまた、少々半端な上映時間に、無事滑り込めて安堵した。
本作の監督は、「東京自転車節」の青柳拓監督。前作は、コロナ禍で需要が増したウーバーイーツで働き始めた監督のセルフドキュメンタリーだ。肩の力が抜けた語り口で、笑いを誘うエピソードを織り交ぜながらも、奨学金の重い負担や、コロナ禍の出口が見えない閉塞感が全編を覆う。笑ってしまうが故に、暗い気持ちにもなった。あれから4年。あの青柳監督が、新作を撮った!ということが、素直にうれしかった。
思いがけない誘いを受け、新たな世界に踏み入れた立候補者・水道橋博士と、ドキュメンタリー担当者・青柳監督。手探りの中で、一ヶ月余の選挙戦に挑む。ドラクエっぽい、電子音の音楽と、ぎざぎざフォントの字幕による描写が小気味よい。奮闘する2人のユーモアと、ふと見せる孤独が、どこか共鳴していて、観る者を惹きつける。選挙アドバイザーの敏腕ぶりや、地元での反応の薄さ、ニコ動での匿名の言葉の暴力等、もやもやする引っ掛かりを、素直に表出できるのは、青柳監督の強みかもしれないと感じた。
政治的信条はさておき、ドキュメンタリーであっても、主役には活躍してほしいし、成長と成功を期待したくなる。強大な後ろ盾はなくても、アイデアを出し合い、手応えを積み重ねていく博士チーム。空振りや失敗にひやひやしても、笑いと挑戦は忘れない。そして、彼らがいよいよ迎えた運命の日…。
予告からもタイトルからも、晴れやかな初登院がゴールではないことは、分かっていた。けれども、一ヶ月の頑張りを目の当たりにしてきたからこそ、「ここで終わってもいい、このまま席を立ってしまいたい」という気持ちにもなった。そんな気の迷いを起こさせるには十分過ぎる「中締め」。ためらっているうち、避けようのない第2部が始まった。
主役が不在となってしまう都合上、情報も尺も限りがある。「と」で繋いでいるけれど、2部というよりエピローグなのでは、と初めこそ感じた。ところが、どうしてどうして。長い空白期間を経て、ようやく姿を現した博士が、自転車に乗り始めたとたん、一気に画面が色付いたのだ。
つくづく、自転車は不思議な乗り物だと思う。爽快で小回りが効くけれど、雨が降ればずぶ濡れになるし、階段では引いて歩くしかない。けれども、ウーバーイーツに勤しむ2人は、生き生きとしていた。そしてたどり着く、至福のラスト。この数分間こそが、本作の真髄だとしみじみ感じた。誰かと一緒に走らせれば苦労が半減する、それも自転車の魅力なのかもしれない。本作は、選挙映画であり、燦然と輝く自転車映画でもある。
ラストは見るのに注意が必要
自分は障害や鬱を抱える方の支援の仕事をしているのでなんとなく気になって見てみました。
まずこの作品暗い気持ちにならないための演出なのかピコピコしたゲームのオープニングのような音楽がよく流れます。それが見ててイラっとしました。
真剣な選挙のようすを楽しく見れるためのあの音楽なのかもですが正直あの音楽や演出は邪魔でした。
そして鬱のことがあまり描かれてなくて残念。
ま、博士も語りたくもないこともあるのでしょうから仕方ないですが。
なぜに鬱になっていったのか、どういう感じに復帰していったのかその辺りをもう少し詳しく描いてほしかった。
ただの選挙やって受かるまでのドキュメンタリーて感じです。
あとはラストは本当見るのに注意です。
めちゃくちゃ乱暴な感じに大声で怒られるシーンがあり
自分は過去にPTSDを患っているので
あのシーンは見ていてすごく嫌でした。
なんで金持ちのタワマン住んでる人間てああいうのがいるんでしょうね。
人の痛みとかわからないんだろうな。
選挙は大変。
最初に言っちゃうと自分は立ち上げ当初から、水道橋博士の立候補したれいわ新選組という政党に投票している。
もちろん博士が出馬した時も比例はれいわに入れた(博士には入れてない)。
何故、この政党を応援してるかというと、この映画で博士が言う「Me.We‐私はあなたたちだ。あなたたちは私だ」という言葉の通りで、この政党から立候補する方々の価値観が他の政党の連中より自分に近いからである。
自民党から出る連中なんかには、どう考えても感情移入できない。
参政党なんかに投票する連中は・・、いろいろ可哀そうな人なんだろうね。
今年も参院選があり、今回は自分はボランティアというカタチで選挙に関わりました。
国会でれいわの議員が頑張ってるのを知ってたし、それなのにマスコミが全然、報道しないからね。
さすがに、ちょっとでも力にならないと、って気になった。
チラシに証紙を貼ったり、ポスティングしたり。
国政選挙に比例で出馬するだけで600万円かかり、得票が一定数に達していないと没収されてしまう。
40㎏以上の選挙道具を総務省にとりに行かなければならないし、大量の金と人間を動かせる人じゃないと、日本じゃ選挙にすら出られない。
その辺、映画では描かれてなかったけど、博士の選挙活動の様子は観ていて楽しかった。
やっぱり真面目な顔して政策を語るより「ウルトラソウル!」なんだね。
あと理屈じゃなく「先輩が選挙に出るのに、手伝わないわけないでしょ」と言える後輩だね。
付き人さんの山本太郎のモノマネは上手だったな。
そして山本太郎は、やっぱりナイスガイだよ。
映画のタイトルが「選挙と鬱」だから、もうちょっと鬱の状況も見たかったけど、それは仕方ないかな。
博士には、これからもれいわ新選組を応援して欲しいし、れいわも躍進して議員が増え、政策決定に影響を与えられるようになって欲しいものです。
また次の選挙も頑張らないと。
「緊急事態条項」だ、とか言って、選挙がなくなったりしまいませんように。
【国政選挙出馬の大変さと恐ろしさと面白さを描いた前半と、双極性障害を患う人達に微かに希望を与える再後半が沁みた選挙ドキュメンタリー映画。山本太郎の好感度がチョイ上がった作品でもある。】
ー 大変申し訳ない話しだが、水道橋博士はたけし軍団の人と、少し映画に出ている人という事ぐらいしか知らなかったのだが、政治ドキュメンタリーは好きなので鑑賞。
それにしても、2022年の参議院選挙に出たのは知っていたけれど、その後音沙汰なしだったので、所詮タレント政治家だったのかな、と思っていたら実は大変だったんだね。
面白かったのは、彼を出馬に踏み切らせた要因となった日本維新の会の松井氏との選挙戦での愛知県金山駅前での絡みとか、いわゆるプロ政治家(今作で言えば、麻生太郎氏の”お、お前生きていたのか!”と余裕で発言する姿とか、枝野氏の演説の際の声の通りの良さなど。)と水道橋博士のような、素人候補者との選挙戦でのスタッフも含めた違いの見せ方かな。
恐ろしかったのは、矢張り故安倍首相へのテロ事件のシーンだな。あれからもう、3年経つのか・・。
私は、政治的思想としては、中道左派に位置づけされると思う。
故に山本太郎(ほぼ、同年なので、敬称略)の政治思想にやや近いのだが、彼の国会での与党を追求する舌鋒の鋭さには一目置いている。
(国会がある時には、車移動の際はブリティッシュロックを止めて、国会答弁を聞いている。)今作でも相当に切れる男である事が分かるシーンが数々ある。
けれど、一番ビックリしたのは30年振りに観たメロリンキューの姿で登場した時である。あの水泳帽の姿には笑ったなあ。
そして、水道橋博士が鬱を発症した後の、マスコミに対する誹謗中傷を止めるように要請する記者会見での発言内容や、水道橋博士が久しぶりに登場した際の対応は、好感度が上がったよ。
水道橋博士、涙してたもんな。
それにしても、水道橋博士も潔いよな。
劇中でも言われているが参議院の中には、国会でも一度も質問もせずに、のうのうとしている人がマアマア居るのに、国政に参加できないという理由で、直ぐに議員辞職をしているからね。
ヤッパリ、真面目で責任感が強くって、それが発症の原因なのかもしれなけれど、山本太郎が会見の際に言った”鬱になった人がゆっくり休める社会を。”だな。
そして、水道橋博士が具合が少し良くなって、ウーバーイーツの配達員として60歳を超えるのに、自転車を漕いで働き始める姿は、ちょっと沁みたな。
水道橋博士は選挙中も、鬱だった青年の話を時間をかけて聞いていたもんな。ご自分自身が何度も鬱を発症していた事は、前半でご自分で発言していたもんな。
<今作は、国政選挙出馬の大変さと恐ろしさと面白さを描いた前半と、双極性障害を患う人達に微かに希望を与える再後半が沁みた選挙ドキュメンタリー映画。山本太郎の好感度がチョイ上がった作品でもある。>
<2025年8月17日 刈谷日劇にて鑑賞>
ラスト・シーン
2022年の参院選時、れいわの山本太郎氏に煽られる様に水道橋博士が立候補し、それを『ひいくんのあるく町』『東京自転車節』『フジヤマコットントン』の青柳拓監督が密着撮影するという話を聞いた時、「これは面白い事になりそう」とワクワクしました。これは政(まつりごと = 祭り事)への野次馬的好奇心です。
そして、比例区でギリギリ滑り込み当選したとの報を受け、「うへぇ~、映画として持って来いのラスト・シーンだよな」と感じ入りました。いつ頃公開されるのかなと待っていたところ、何と博士が鬱症状で議員職を休み、やがて辞職するとの続けざまのニュースが飛び込んで来ました。「ええっ、映画もお蔵入り?」と、申し訳ないのですがご本人の事よりそちらが気になりました。しかし、療養の後、博士は無事復帰し、映画も改めて追加撮影・編集されてこの度の公開となりました。
一緒に観た我が家の妻が、鑑賞後、
「博士は根っから真面目な人なんだね。あれだったら心を病んでしまうよ」
と語っていました。そうです、本作でも博士の生真面目さが滲んでいるのですが、その一方で「芸人」としての性も迸っています。選挙カーから麻生や安部の物まねで投票を呼び掛ける姿には大笑いしてしまいました。三又又三さんの場をわきまえぬ様な「応援」カラオケ歌唱ぶりも傑作です。
生真面目な選挙戦でのそうした軽みを捉えるには青柳監督のカメラが最適です。いつも軽快なフットワークとすっとぼけた様な空気を失う事無く対象に迫り続けます。それ故に、深刻な「鬱」以後の映像も重くなりすぎる事がありませんでした。
そして、博士の背中を後押しながら自分自身も奮い立たせるラスト・シーンがカッコよかったな。監督はこの台詞で終わることを狙ってたんじゃないかな。
選挙の映画→鬱の映画
なんやかんや、多くの人に観てもらいたいのは間違いないっ!
ずっと観たかった映画だったが、今日上映されていることに気づき、急遽鑑賞した。
前半では、まったくの素人集団で選挙に挑むれいわ新選組の姿に、ある程度予想はしていたとはいえ、やはり驚かされた。
終演後のトークイベントには、監督や水道橋博士とともに、今回の参議院選挙で当選したゲスト・ラサール石井氏も登壇。彼は「社民党には、しっかりした選挙の専門家がいる」と明言した。自民党の新人候補を追ったドキュメンタリー映画『選挙』でも、手厚くサポートするプロの姿が描かれていたことを思い出す。
なんと69歳のラサール氏は、「選挙カーにいればマイクを握って手を振り続け、降りれば演説の連続。休む暇もなく、しかもサウナのような暑さで本当に過酷だった」と振り返り、それに博士も大きく頷いていた。
ラサール氏も博士も、そして山本太郎氏も、それぞれの本業をキャンセルしてまで、バッシングを受けやすい「タレント議員」という立場になるのは、相当な覚悟と志が必要だったに違いない。
つまり、「桃鉄でいうところのキングボンビーが25年間つきまとっていたのを、もう追い払わざるを得ない」という強い気持ちが、彼らを突き動かしたのだろう。
れいわや社民党の政策に共感できない人でも、その覚悟と姿勢には敬意を払ってほしいと思った。
山本太郎氏の男気には驚かされたし、博士の一本気なところも素晴らしく思えた。
また、他の人も書いていたように、「大人の青春映画」であり、「見事な伏線回収」がある作品でもあった。
ただ、なぜかは自分でもよくわからないが、私はこの映画にあまり「感情を揺さぶられ、熱くなる」ことはできなかった。
もう少し、鬱(正確には双極性障害、いわゆる躁うつ病)の苦しみに踏み込んでほしかった。その点が、少しもどかしくもある。
なお、登壇はしなかったものの、会場には東国原英夫氏の姿もあった。なんだか“得した回”だった気がする。
そして──本当にどうでもいい余談だが、もし相方が出馬したら、立候補名はどうなるのだろう? NHK方式でいくと、「知恵袋賢太郎」か?(笑)
3本の映画が絡みあって出来上がった不思議な縁
奇しくも参議院選挙最終日に、「浅草キッド」のロケ地の上田映劇で、水道橋博士と青柳監督の舞台挨拶付きで鑑賞。
映画は、ある意味、これ以上ない見事な伏線回収で終わるが、普通に観るだけではわからなかった製作背景まで伺う事ができて、更に世界が広がった。
<ここから内容に触れた感想>
○青柳監督は、「東京自転車節」に感動した町山智浩さんからのオファーで、水道橋博士の22年7月の参議院選挙を追いかけることになった。水道橋博士は見事に当選するものの、鬱病が発症し、3ヶ月で療養休暇入り。そして、翌年1月には議員辞職。
青柳監督はしばらく距離を置いていたが、8月におよそ一年ぶりに博士と再開。その時に、青柳監督が「東京自転車節」でも描いた「Uber eats」を、「身体を動かすことが鬱病にもよいから」と指南する。
自転車とくれば、博士の敬愛する師匠の北野武が撮った「キッズリターン」。あの名台詞が、どういうシチュエーションで飛び出てくるのかはここでは語らないが、とにかくお見事だった。
○更にそこに加わっていたのが、実は「福田村事件」だったというのが、今回の大収穫。
参議院議員として活動する博士は、以前から受けていた「福田村事件」の撮影のため、東京と京都を行き来する生活の中で、日頃のリベラルな活動と真反対の軍国主義者の役を演じて、心身共に疲労していた事が、鬱病発症の引き金になった可能性もあったとのこと。かの作品での、博士のやや硬い演技が蘇った。
でもそうやって、3本の映画が絡みあって出来上がったのが本作という、映画がつなぐ不思議な縁を感じる。
○鬱病に関して。
どうして、精神疾患と言われる病気は、「原因」ということが問題にされるのだろう。(もちろん、発症の引き金はあると思うが)
例えば感染症は、新型コロナの時は別だったが、「原因」は、ことさら問題にはされないと思うし、手術が必要な病気も「原因」ではなく、どうやって治すのかが関心事。
自分が昨年突然発症したいわゆる膠原病の一つである指定難病も、「原因」は一切わからないので誰でも発症する可能性があるし、完治がないから、いかに安定した状態で症状固定(寛解と言われる)させていかれるかが大切だ。
鬱病も、同じように誰でもなる可能性があるし、完治というより寛解を目指す病気ではないかと思う。それなのに、「原因」が問題にされてしまうのは、それさえ解決すれば、元通りになるという素朴な考えなのか、「病は気から」ということで、気の持ちようでなんとかなると思われているのか…。
○お金があることは、偉いこと?
本作の中でも出てくる、持てる者と持たざる者の歪な上下関係。金があれば居丈高な振る舞いが許されると思っている感覚は、「本心」のリアルアバターのシーンや、「ニューヨークオールドアパートメント」の配達途中の事故シーンでも、持てる者達から感じたのだが…。なんか気持ちが貧しいなぁ。
アフタートークで、そのハラスメントを受けた博士が、咄嗟に「このシーンは美味しくなるぞと思った」というエピソード紹介があったが、その軽やかさは、とても素敵だなと思った。
選挙はカラオケ
まっすぐに生きることの美しさを知る
れいわプロパカンダ
国会議員は、特別な人ではない、という話
れいわ新選組の支持者が一定数いるとしても、有力な政党に比べれば、有権者ひとりひとりに声を掛けて、公約を理解してもらい、投票してもらう努力が必要。そういう地道な活動を行っていく状況が前半の(本来のこの映画の)メイン。彼と一緒になってお互いの健闘をたたえ合う他候補もいれば、彼と一緒になることを避ける他党の人もいたり、その相手の度量も垣間見えたり。タレントということで顔と名前が売れているとは言え、売れていることによってついているイメージが逆効果にならないとも限らないのも大変だと思いました。投票日の直前であの事件が起きたことで、選挙活動にも影響が出たり、博士本人の異変とか、ある程度事前に想定ができるドキュメンタリーではないところが、この映画の醍醐味ですね。
国会議員と言えども生身の人間。強さもあれば弱さもある、有権者と同じ人間だということなんでしょうね。
比例区候補に「特殊乗車券」というものが渡されているのを初めて知りました。確かに資金力によって選挙活動をできる範囲に差が出ても困りますけどね。
見て良かった
映画『選挙と鬱』鑑賞。
重そうなテーマに身構えてたら、冒頭でいきなり爆笑できて、ガードがスッとゆるむ。監督と博士の人柄なのか、それとも積み重ねてきた物の力かな、ちょっと泣けたけど、最後まで軽妙な心持ちで楽しめた。
特にラストシーンには思わずため息が出て、この監督の過去と未来の作品全部見たくなった。ここ数年見た映画で一番心震えた幕引き。
そんなラストの余韻に押されて、日頃余程じゃないとグッズやパンフを買わないのだけど、Tシャツ(ハードコアチョコレート!)とパンフ両方買ってしまいました。
選挙ドキュメンタリーとしても秀逸で、同じく選挙をテーマにした『劇場版センキョナンデス』シリーズと共に見れば、選挙がグッと面白く身近に感じられる事請け合い。
そして帰り道、参議院候補の西郷みなこさんの京都市内での街宣に、さっき映画に登場してた大石あきこさんを見つけ、思わずリアルと現実(ママ)がごっちゃになって頭がクラクラ。
この辺り個人の感じ方ではありますが、鑑賞後に日常に作用する映画にハズレはないかな、そう思いました。
ときどき出てくる三又が最高!
水道橋博士は類まれなる文才の持ち主であり、ルポライターだ。彼が選挙に出て国会を可視化するっていうなら面白くないわけがない!素人集団で駆け出して選挙活動する姿がめちゃめちゃ面白い!結果は当選だけどその後まさかのうつ病により辞職。世間はこれで終わった人と思うかも知れないが、映画はその後も描き、人生死ぬまで物語は終わらない希望に満ちたエンディング!最高だったな。三又や博士の選挙期間中のトークで爆笑し、最後は泣けた。いいもの観させてくれてありがとう青柳監督!
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