でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男のレビュー・感想・評価
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なぜ???
この話しも事実だと言う。では、あの耳の傷はどうしたのだろうか?そしてあの自殺未遂も?全て狂言なのか⁇もしそうなら何と恐ろしい事か‼︎ 最初から裁判目的(慰謝料)なのか⁈ それとも自分自身(母親)が想像した事がそのまま自分の記憶となってしまうのでしょうか(ある意味病気)⁈ 自分が帰国子女でハーフかクォーターであると言っている事も…。
今現在、SNSの発達によって個人でも簡単に情報発信出来る為更に恐ろしい事になっている。誰でもフェイクニュースをあげて周りがさらに尾鰭を付けて話しを大きく出来る。絶対に外野は無責任に誹謗中傷すべきでは無い。またタチが悪いのはそんなSNSを見た輩が間違った正義感からリツートし拡散する事だ。確りとその情報が正しいかどうかを判断(判断出来ない場合には絶対拡散させない)してから発信する事だ。または自ら発信しない事だ。
誰かの正義は誰かの不正義だし…誰の正義でも無いかもしれない…常に自分が正しいと思っている事自体を疑って欲しい。。そうする事で誰かの優しさに繋がるかもしれないのだ…。
10分くらいで読める。冤罪について語ってみた。
お久しぶりでございます。
まずは、自分語りです。すいません。
かなり前なんですが、葛西駅前の本屋に行った時の事です。
私は手ぶらでした。しかし文庫本を持っていたんですね。
李下の冠、瓜田の靴、疑われないようにズボンの後ろポケットに入れたんですよ。それで新しい本を買って店外に出ました。今買った本の袋にポケットの本を入れました。すると・・・
後ろから声がする。私に。
荷物の確認をさせていただきますか?店長だ。
えっ!なに?
あーー盗んだと思ったんだ。
ポケットの本は本屋のカバー付きだ。なんだったら今まで読んだくだりを語っても良い。
店長は納得した。が・・・
私は万引き犯に疑われたのだった。目視も防犯カメラも見てないのにねーよ。だってやってないつーの!私は万引き犯は憎悪してるんですよ。失礼極まりないでしょ。私は結構良い客だよ。その店のポップ、特に手書きのやつね。参考にして散々買ってんだよ。粘膜蜥蜴とかさあ。フツー買わないでしょ。それで粘膜シリーズ全部読んだんだよ。殆ど変態でしょ。
後悔してる。今も。キレれば、あるいはキレた演技をすればよかったなあって。そんでさあ、店長は謝罪しねえんだよ!これがまた!
世が世なら切腹もんじゃん。
いやそれほどのもんじゃねえよ‼️
警察呼んでください。
盗んでなかったらどうしますか?
カメラとかで確認しましたか?
そんな言葉も言えず、ふんわり終わらせた自分にも腹が立つ!それで翌日からキレた演技のシュミュレーションですよ。
バカヤロー!お前の母さん、でーべそー
小学生か‼️
でもね、私も甘いんだよ。甘い。アメリカのチョコくらい甘い。ちょっと思ったんだよね。本屋さんも万引き被害で苦しいのかあ、可哀想だなあ、ってね。
違うって!私を犯罪者呼ばわりしてんだよ!無実の私をね!ひでえ話しじゃん!卵を産む鶏を締め殺してどうすんだよ!その頃はスマホ持ってなかったんだけど、もしSNSやってたら大炎上だわ。明暦の大火くらいのね。
例えが江戸時代かよ‼️
戦争だよ‼️そして・・・
その本屋は潰れた。東西書房。嗚呼!残念無念!
後悔先に立たず。怒る時は怒れ!ずっとモヤモヤさまあずじゃねえか!
さてと、自分語りが長いなあ。万里の長城かよ‼️
映画の感想に参りますね。言っときますがネタバレを含みます。
差別主義者で体罰をする先生の話しです。ところがなんと!全部でっちあげだった‼️
以上‼️厚切りジェイソンか‼️
身も蓋もねえ‼️
管理職も教育委員会もメディアも全部敵!お前は・・・
リーアム・ニーソンか‼️
馬鹿ばっかだよ!しかしねえ、怖いのは・・・
私だよ!だってね当時、週刊◯春を定期購読してたんですよ。殺人教師の記事を読んで、本気で憤慨してたんですから!
時が経ち。新潮社の「でっちあげ」を読んだんですね。やばい、ネガとポジがひっくり返った。ようは・・・
嘘つき一家の作り話だった!まるごと!
そして嘘つき一家についた弁護士が500人!
イナバの物置、5台分だぜ!弁護士になったくらいなんでお勉強は出来るんだろうが、はっきり言って・・・
馬鹿じゃん‼️馬鹿の壁‼️
そいつらって、すいません、嘘つき一家に騙されましたって反省してる奴は一人もいねえんだよ!
反省猿の次郎くん以下じゃねえか‼️ただね・・・
一番クソなのは、記事を書いた西◯ね。
私は原作を読んでいるんで、映画と違うのは知っているんですね。亀梨くんはまだましな方なんですね。
実際は◯岡は藪下先生に取材を試みましだが、管理職から発言を止められていたんで、何も言わなかったんです。 そこに、言い放った◯岡のセリフがね・・・
正義のペンで、お前のやった事を暴いてやる!
嗚呼、正義のペン、正義のペン、正義のペン。
エコーがかかる。みっともねえなあ。情けねえなあ。
なにクソみてえな、いっぱしの事いってんだよ。リアルクソやろーが!
裏もとらねえでよ!まるまる信じちゃったんだよ。私は。馬鹿だから。500人の弁護士も馬鹿だけど私も馬鹿だよ。西◯は今も自分が正しいって思ってる。馬鹿丸出しだ。全部お前のせいだろ?
ひとつ肝に銘じた、こいつはジャーナリストじゃねえ!売文家じゃねえか。こいつの言った事は鐚一文信じねえ。明日朝日は東から登ります。嘘です。烏は白です。嘘です。地球の周りを太陽は回っています。嘘です。
最後のはベクトルが違う‼️
私は週刊◯春から週刊◯潮に宗旨替えしたんだよ。ところがなんと・・・
◯潮に記事を載せてた。
ブルータスお前もか‼️
あっ、映画の感想言ってねえ。柴咲コウの死んだ魚の目が、全てなんだろうなあ。リアル◯チガイを観たい方は是非観てね。
映画の感想すくねえな!
ジャイアントパンダなみだわ‼️
お付き合い頂きありがとうございました。途中乱暴な言い回し、大変失礼しました。ネタですからね。
20年前の話!?、当たりの方の三池監督
多くの教訓をもたらす作品
かなり胸糞悪い展開だが、これが事実と聞いて更に震える
予告編を見て是枝裕和監督の「怪物」を思い出した。「あれとはかなり違うのかなぁ…」と思いながら朝イチの上映回に出向く。そしてすぐに朝から見たことを後悔する(笑)
前半で全く異なる二つの展開が示される。これは真実は最後まで「薮の中」と言うパターンか…と思ったらさにあらず、どうやら児童虐待を疑われた教師の方が正しく、目がガンギマリの母親が事実をねじ曲げており、こちらが子供を虐待しているらしい。
何より気持ち悪いのは、「体罰をした」という確固たる証拠もないのに1人の教師をどんどん追い詰めてその人生を狂わせていくというえも知らぬ恐怖。そして俗にいう「マスコミ私刑(リンチ)」は我々の日常には溢れかえっており、「文春砲」などと称して、マスコミやSNSは世間の悪しき好奇心を拡大増殖させていく。
この件については、当然ながら自分自身も含めて常に自己批判するとともに、皆で考えなくてはいけないと再認識した。
さて映画に戻るが、結局のところモンペである母親が虚言癖と残虐性を持っているという事だよね。あのコワモテの相手を威圧する日焼けダンナもどこかしら攻撃的な異常性があり、まあ少なくともマトモではない。
最終的に薮下が体罰を加えていないという事実からすると、生徒を途中で待ち伏せしてデコピンした事や「自殺の方法を教えてやるよ」などは全て母親の創作(実際にやったのかは不明)って事だよね。だとしたら本当に本当に気味が悪い。
ラスト近くで、教師に好意的な保護者が教えてくれたネタって母親がハーフではなく純ジャパという事なのかな。あのスナックの母親を弁護士が尋ねたのは裏取りか。でももっと何か破壊力のあるネタかと思った。以前も似た事件を起こしてるとかかと思った。ここはちょっと肩すかし。
あの週刊誌の記者もなんやかんやあって最後は教師側につくと見ていたが、いつの間にか途中からフェードアウト。もちろん責任は取らない。
そして同僚で薮下に好意的な若い先生も何事もなくスカされた。何か言いたそうな感じだったのに。結局味方してくれたのはPTSDの診断に疑いを持って資料を渡してくれた女性医師だけだった。
何かいろいろと伏線回収がおざなりな気がする。まあそれが事実だというなら仕方ないんだけど。
結局、あの母親の目的と言うのは何だったんだろう?
単に5800万円と言うお金目当てなのかな。
それとも何か病的なものを抱えていたのかな。
PS あの校長と教頭は最低最悪で自己保身しか考えてないクズなので、藪下先生に2,3発は殴られてもオレが許す。
子供なんか他人からみれば悪魔のような存在
誰かの人生を壊さないために
怖い
真実を見る目を持っていますか?-20年前の事件が問いかける現代の問題
舞台は2003年の地方都市。小学校教諭の薮下は、保護者の律子に息子の体罰で告発され、それを聞きつけた週刊誌記者の鳴海が実名報道をしたために、世間の格好の標的になる。そして、律子が薮下を訴えた民事裁判の場では両者の主張は真っ向から対し……。
教師でも芸能人でもスポーツ選手でも、とにかくコイツは叩いてもいいんだという標的を見つけたらメディアが作り上げる「真実」に乗っかってとにかく叩き放題叩く時代。人の尻馬に乗っていれば安全だと錯覚しているのかもしれないが、その批判の刃はいつ自分に向かってくるのかわからない。
本作は、福岡で起きた実話をもとに書かれた原作を映像化したもの。ここでは教員が対象となっていたが、おそらくどんな職業に就いている人の身の上にも起きうる可能性が十分にあることが恐ろしい。
予告編だけでも相当キツそうだなと思いつつも、目を逸らすわけにはいかない現代の問題だよな、と思って行ってきたのだが、さすがは三池崇史監督。メディアリテラシー、教育、司法、さらには医療の在り方までを問う作品に仕上がっている。
キャスト陣も素晴らしい役者が顔を並べているが、今回は改めて綾野剛の演技力に気付かされた。
正義に振り回されるのは怖い。
ルポルタージュ既読にて鑑賞。
内容を分かった上でも引き込まれるほどの映像と演技。
柴咲コウの冷徹な目が素晴らしい。
約20年前に起こった出来事。作り話ではないところが恐ろしい。
氷室家のようないわゆるモンスターは結構実在すると思うが、ここまで世間を巻き込んだのは、みんなが自分自身が正義だと信じて疑わず、悪者を叩くのは良いことだと思っていたのでは?
自分の行動を思い返してみても、そういうことはある。と認めざるを得ない。それが強大な力となって真実さえもねじ伏せる。
唯一の救いが家族が信じて味方になってくれたこと。
利己的な人間ばかりが出てきて、嫌な気持ちになるけれど、手を差し伸べてくれる人もいる。そんな希望の物語になっていた。
この映画凄いっ!本当に良かった。129分があっという間でした。
この映画凄いっ!本当に良かった。129分があっという間でした。
小4の担任教師(綾野剛)のクラスの児童の母(柴咲コウ)がある日学校を訪れ子供が教師によりいじめを受けていると校長に訴えた。教師は自分はやってないと説明するも校長と教頭は教師にとにかく謝って丸く収めるようにと。
納得いかぬまま謝ったのに母は裁判の申立てをしてくる。訴えられた教師は裁判で『母子によるでっちあげだ。』と主張するも全く無視される。
母の言い分は大々的にマスコミに取り上げられ原告側の弁護士は500人も付いたのに教師は殺人教師としてバッシングを受け弁護を引き受けてくれる弁護士がいない。
裁判でのお互いの主張を映画は画で見せる。つまり母の視点からの状況と教師の視点からの状況をそれぞれ2通りに俳優陣は演じ分ける。この演技がすごい!綾野剛が別人のように変わる。本当に素晴らしい演技で演じ分けている。
対する柴咲コウの演技も凄い。ホラーかと思う程恐い。子役も両方の視点で違う子の様に演じ分けていてびっくりした。校長(光石研)も教頭(大倉孝二)もマスコミ(亀梨和也)も弁護士(小林薫、北村一輝)も俳優陣の演技が良くて抜群でした。
そしてストーリーがまた本当に面白い。観る前に何となく落ちを想像していたがそしてそれは当たっていたのだがそれで終わりではなかった。想像の上を行く展開が他にも幾つも待っていて二転三転して本当に面白かった。これが実話じゃなかったら脚本がよく出来てて面白かったと絶賛するところ。それ程面白い展開でした。まさかの怒涛の展開が息もつかせない。緊迫の129分でした。
観終わった後深く考えさせる内容でもあり本当に観に行って良かったです。あの緊迫感、没入感はぜひ映画館で!
最も胸を打たれたのは木村文乃さんの魂のこもった言葉
どうしたって「怪物」を思い出すけど、本作は事実を元にしてるってところが怖さを増し増しにしてました。
事実、しかもまだ関係者のほとんどの方が存命しているであろう中で演じる皆さんは、葛藤もあっただろうと思います。そういう意味で、柴咲コウさんや光石研さんはこの作品を世に出すことの意義を受け止めて、役者としての矜持を示していたと思うのです。(バイプレイヤーとしてかなり好きな役者、大倉孝二さんも名前を挙げておかないと…)皆さんあっぱれな仕事ぶりでした。
バイプレイヤーといえば、あまりにもハマり役だった小林薫さん。500人超の弁護団って数字上で映画に登場もしない有象無象弁護士こそ糾弾したいと思うくらいのKnightぶり。安定感が素晴らしい。現実にこういう弁護士さんがいることにかすかな希望を感じます。
そして、個人的に最も胸を打たれたシーンは、そんなに多くは登場せず、そんなに存在感を見せていなかった木村文乃さんが、ここぞの場面でしっかり魂のこもった言葉を発したところ。あのシーンだけで、主人公が長くて苦しい時間を折れずに戦い続けられたワケの大きな部分として、彼女の揺るぎない支えがあったことがはっきりと表現されていたと思うし、それを示す見事な演技だったと思いました。(最後、気が緩んでいて自信がないのですが、チーンってされてましたかね?)
→追記。コメントで教えていただきました。チーンされていたようです。お二人で穏やかな余生を送っていただきたかった。安らかに。
主役の綾野剛さんの演技については、おそらくは語り尽くされていると思うので、最後の最後だけ。小林薫さんからのお知らせへの反応は、真実味が強く心に響くものがありました。上記の木村文乃さんのシーンとこのラストは、いろいろ不感症気味のおっさんの目にも泪となりかねないシーンでした(実際には流れていない)
と、これだけ高い評価をしているかのようなのに⭐︎は3.5(自分の中で3.5は、観てよかった気持ちはあるけど。そんなに心は動かなかった、の評価)なのは、制作サイドがあまりに真摯に事実に向き合い事実を曲げないようにしていると感じたからでしょうか。…安藤玉恵さん以外の父兄の言動がわからなかったり、校長教頭以外の教師の反応も少ししかない。そういった部分は、フロントラインのような何人かの言動を誰かに集約する手法は上手かったんだなと思えました(あ、フロントラインの感想メモあげてなかった)
綾野剛さんの演技力の真髄を堪能せよ!!!
重いテーマで前半しんどい展開が続くが、俳優陣の圧倒的な演技力に衝撃を受け続けるのと、映画そのものの構成がすごく上手いのでアドレナリンが出まくる。見終わった頃には『面白かった!!!!』としか思えなくなる。胸糞悪さと面白さって共存出来るんだ。不思議な感覚。三池監督ってすごい。
なんと言っても綾野剛さんの圧倒的な演技力に尽きる。綾野剛さんの演技力の真髄を、スクリーンで体感できたことに感謝しかない。
予告編を見て、子供への虐待描写が重そうだったので観るのに覚悟がいるなと構えていたが、見終わる頃にはそれすらもストーリー構成の上で必要なシーンだったと思わせる、重厚な人間ドラマだった。人間のリアルをこれでもかと表現してて、どんなホラーよりも怖いのは実在の人間だなと…。
それでもやっぱり最初に伝えた通り、見終わった頃には『面白かった!!!』としか思えない。ぜひスクリーンで体感して欲しい。
誰の身にも起こるかもしれない
実際にあった出来事というのが怖い。マスコミやネットにより情報が拡散されたら、何が真実か見極めることもなく取り敢えず報じられている事について、好き勝手に反応する人々がいるのは、この事件の20年後の今も同じ、いやむしろもっと危なくなっているかも。どんなに真実を告げようにも、弱い方の立場に置かれてしまったら大方の人は聞こうとしなくなってしまう。不運なことに誰にでもそんな事起こり得る世の中なのだと実感させる作品。
三池監督、バイオレンス・アクション以外にもこういう作品を撮るんだとちょっと感心。戦いといえばそのジャンルではあるが。
柴咲コウの新境地、無表情が怖かった。綾野剛好演だけど、10年後の老け演技がちょっとだけ残念、老けより弱い感じになっていて、老けたおじさん感はカッコよすぎて出せないのかな。ま、そこは本筋ではないから大目に見ます。真実を見極める心を持っていたいとつくづく感じたのでした。
真実はどこにあるか
教師と親,それぞれの視点から事件が語られる,この点はちょっと前に話題になった怪物にも似てる。
決定的に違うのはこっちは事実に基づくという点だろう。
ただ、普通は事実に基づく物語は過激でも説得力があるけれど,この映画,ちょっと逆で虐待の様子は,ひどいけれど無理があるような描写が続く。どちらがでっちあげなのかはやがて明らかになる。けれどその過程で、教師と家族の時間はどれだけ失われたのだろう。マスコミの報道が過激になる時は一歩引くことも大事だと実感した。
それにしても,この親達,一体何がしたかったのか。
彼らがなぜあんなウソで騒ぎを起こしたのか,全くわからなかった。ただ,柴咲コウの能面のような顔は,美人なだけにかなり迫力があった。その心の中をのぞいてみたかった。
ペンは剣よりも強し。
でっちあげられ、濡れ衣を着せられ、という話がイライラして精神的に一番嫌い。
ただこの映画はでっちあげられたのが前提としてあり、それをどう取り戻していくかなので、安心して観ることができる、と思っていた。
実話をベースにしているから、ハリウッド製の裁判劇のような最後に胸のすく大逆転があるわけではない。
勝ったような、負けたような。
濡れ衣は晴らすことができたが、主人公の教師はいつまでもあの少年のことが気になっていたのだろう。
静かなエンディング。(歌いらない)
あの校長、教頭、教育委員会の輩は謝ることもなく、自分に少しの非があるとも思わず、退職金をたんまりもらって安穏に暮らしているんだろう。
小林薫が演じた弁護士のように、あの訴え(子どもに死に方を教えた等)にリアリティがないと感じた者は他には誰もいなかったんだろうか。
三池監督の作品は好きなものと好きになれないものとにはっきり分かれるが、今作品は好きなほう。
綾野剛、柴咲コウ、小林薫、木村文乃、少年役の子、思いの外豪華なキャスト、みんなやりすぎず上手だった。いい映画だった。
最近の文春砲など、マスコミのスキャンダル作りがあまりにも下品で行き過ぎているのを、みんな感じてきているから、マスコミが必ずしも正義ではない、という作品が増えてきたのかな。
剣よりも強いペンが向けられるのは、弱い者に対してでなく、巨悪に対してであるべきだ。
藪の中
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