でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男のレビュー・感想・評価

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4.0令和版「それでもボクはやってない」

2025年7月11日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

よかったです。

綾野剛さんの、憔悴しきった様子や感情的になったときの演技、柴咲コウさんのサイコパスなモンスターペアレントの表情。

監督さんの強い意向からの演技ということもあったとは思いますが、熱演だったと思います。

また、事実に基づいた映画ということで、実際にあったことだと思うと、ゾッとしました。

もちろん、モンスターな親にもゾッとしましたが、社会が一体となってひとりの人間に「悪人」とレッテルを貼って潰していくことが、本当に怖かったです。

今の世の中でいうと、現状や将来に不安を抱えている人たちがSNSで「悪人」を叩くことによって「アイツよりは常識がある」「アイツよりはマシ」と思って、ひとときの「安心」を手に入れる。

「悪人」を叩いたところで、叩いた本人の現状は何も変わらないのに。

そんなことを思いました。

ただ、映画の脚色についてはちょっと気になりました。

昭和のマスコミのような取材、先生を守らない管理職…

先生を守らない管理職なんて、管理職失格です。

保護者の話を一方的に鵜呑みにして、それを事実と決めつけ、無理矢理認めさせ、謝罪させるなんてハラスメント以外の何物でもありません。

映画化するにあたって脚色するのはわかりますが、関西人風に言うと「話を盛った」という印象を受けました。

特に学校現場を映画でリアルに描くのは、なかなか難しいのでしょうね。

脚色については気になりましたが、全体的にはすごくいい映画でした。

まだ観ていない方はぜひ観てみてください。

オススメです!

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ぎんのすけ

4.0嘘つきはモンスターの始まり。

2025年7月10日
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ある小学校で起こった教師による体罰事件。我が子の為に戦う母親に対し教師は全てでっちあげだと反論。どちらが嘘をついているのか。全ては法定で明かされる。

誘導されるがままにテレビやマスコミを信じてしまう世間。そして一人の教師が自分の存在全てを否定されその流れの中に引きずり込まれてゆく様がテンポ良く描かれている。他の人物からの視点があっても良かったかなと思うけど、実話ベースということであくまで教師と母親の視点が軸になっている。その分ドラマ性は少し物足りなく感じたけど、それでも十分見応えのある内容だった。

薮下先生の10年後の姿がとても印象的で、50代という設定にしてはなんとも弱々しく老け込んでいる。たとえ主張が認められたとしても1度貼られたレッテルは一生付いて回る。その重荷は一体誰が背負ってくれるのだろうか。

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はるたろう

5.0何でこんな凡庸な嘘がバレなかったの?

2025年7月10日
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プライア

3.5何故…

2025年7月10日
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怖い

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しろくろぱんだ

4.5リラルホラー

2025年7月10日
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泣ける

怖い

驚く

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とうき

4.5前半のホラーに震える

2025年7月10日
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同じく教育という場で働く者の端くれとして、前半のホラー味あふれる展開は、ホントにあと少しで退席するかってくらい、気分が悪かった(良い意味で)。

なんとか踏ん張って後半に入ると、ミステリー風の法廷劇に入って、ここからはワクワクしながら見終えることができた。

作中、この事件に至るいろいろな要素が散りばめられて登場するが、それが最終的に全てのウラを明かす方向に繋がっていくワケではなく、違和感のまま終わるのもまたいい味になっているし、これが現実にあった事件をモチーフにしている以上、その方が自然だろうとも思う。

ただ、冒頭柴咲コウ演じる氷室律子の証言のクダリを終えると、そこからは悪役がいかにも悪役然として登場し、最後までやっぱり悪役というのは、観ていてもうひと展開あるかな、と期待してしまった。

所々で是枝監督の「怪物」的な箇所もあったが、ホラーとしては圧倒的にこっちのほうがゾワゾワするし、メリハリが効いていて分かりやすいのも魅力。

後は役者たちが良い。
綾野剛、柴咲コウをはじめ、周りにも実力者が揃ってるし、小林薫の安心感ったら…。

ああいう保護者との対応で苦労した経験のある方には、ホントに胸に来る映画なので、作品自体の印象としては★4.0だが、私の評価は★4.5とさせて頂いた。

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キレンジャー

3.0もう少し

2025年7月10日
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難しい

実際に行った事件からの映画ですから、おおもとは変えられ無いので仕方がないのですが。
斬新な作品にするなら、母親と先生の意見の食い違いがもっと有りそうな感じにすれば、さらに深い作品になっていた気がします。
この作品みたいに、明らかに精神病的な母親の妄想から先生が攻撃されるなら、観ている側は先生に同情しますが、母親の視点と、先生の視点が僅かに違っていてその食い違いから、母親の攻撃がエスカレートして行く、日常どこでも有りそうな話からだんだん狂って行くストーリーにすると、更に怖かった気がします。

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頑張れ福浦

5.0期待以上でした

2025年7月10日
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悲しい

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ひまわり

3.5フロントラインの後に見ると面白い

2025年7月10日
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怖い

ドキドキ

メディアが日本を動かしていると誰かが言っていたのを思い出しました。結局、母親の話は?本当に生徒の家族はどうなったのかしら(笑)

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イ・ジア

4.0当たりの方

2025年7月10日
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面白かった。当たりの方の三池崇史監督作品。
まぁそもそも元の事件が面白いのですが、原作未読のためどのくらい忠実なのかは不明…
しかし、モンスター・ペアレント、無責任…というか責任回避の校長・教頭、煽るマスコミ、乗っかる弁護士団と相手方の布陣も役者もうまく出来てるし、こっちの良心派弁護士に父兄、理解ある家族というのも良い。
裁判で形勢逆転するきっかけ辺りもリアルとは思えないくらい良く出来てる。当時の結審内容も良いし、エピローグ部分も良い。
ただマスコミ回りだけが無責任状態のままになってるのが腹落ちしないが、実際もそうなんでしょうね…

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ぱんちょ

3.5ノンフィクションだったのだ

2025年7月10日
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法廷劇が苦手なので、やや退屈であった。しかし綾野剛と柴崎コウは良い演技だった。

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hanataro2

4.5職人監督による非常によくできたノンフィクション映画

2025年7月10日
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知的

この映画の原作は福田ますみの同名本(2007年)である
といっても原作はあくまでノンフィクション、ルポルタージュであって小説ではない
本映画も名前こそ仮名になっているがあくまでノンフィクションであって、フィクション的展開はないし、ラストも事実通りであってカタルシスを得られるようなものではない
原作を読んでいる者からすると新しい感想は生まれてこないが、逆に言うとこの映画を見れば原作を読む必要はない、それくらいよくできている

今の目で見ると学校やマスコミの対応がひどいと見えるかもしれない
しかし、事件のあった約20年前は教師の体罰や不祥事が問題となる一方、モンスターペアレントなどの考え方はまだほとんどなかった時代である
実際本件は初めて公的に教師によるいじめが認定された事件だ
教師がとんでもないことをしたということで学校はビビり、マスコミは飛びつき、人権派の弁護士が糾弾する
それがすべて保護者の虚言で行われたという恐怖がよく描かれている
こういった事件をいくつか経ることによってモンスターペアレントやカスタマーハラスメントの問題が世間に知られることとなった
そういう意味でも重要な意味を持つ事件である

本作は、同じような題材を扱っている是枝監督の「怪物」と比較すると、芸術性は乏しいかもしれない
しかしノンフィクションとしての重みはある
三池監督の映画職人としての腕前がよく発揮された作品である
綾野剛、柴崎コウら主要キャストが素晴らしいのはもちろんだが、木村文乃、安藤玉恵、光石研など共演者もよい演技をしている
特に木村文乃は事件前はどこにでもいそうなごく普通の夫婦であったのに事件後は最後まで夫を信じ励まし続けた妻を好演しており印象深かった(その意味で最後は残念だった)

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Kaz

4.5生きていくのに大切な事を教えられた

2025年7月9日
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悲しい

怖い

ドキドキ

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マル

4.5あともう一押しで大傑作になったかも惜しい!

2025年7月9日
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泣ける

悲しい

怖い

私の大嫌いな
ことなかれ校長&超モンペとその子供
週刊◯春とマスゴミレポーター
が暴れる冒頭30分は胸糞悪すぎて退場しようかなと考えてました。
それでも綾野剛さんはじめ俳優陣の素晴らしい演技に引き込まれ最後まで食い入るように鑑賞できました。現代社会の問題をしっかり描いており三池監督らしくない仕上がりだと思いますが、ラスボス担当となるあのキャラクターにもう一捻りあれば大傑作と呼べる作品になったと思います。
来週からは劇場は鬼滅一色となりこのような良作はひっそり終映になると思いますので早く劇場で観てほしい特に教育関係の方におすすめ!

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虎太郎

4.0自分で見てない限り100%とは言えない

2025年7月9日
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後半は薮下の主張による再現。後半を見て「虚言癖女に人生を壊された教師の話か。可哀想に。」ってなるのはまさにメディアを鵜呑みにしてるのと同じなので、鑑賞後事件の詳細を調べた。私はその場にいなかったから、調べたところで100%こっちが正しいなんて言えないんだけど。

(薮下が白という前提でレビューを書く)
律子は通訳の仕事もしてない一主婦なのに何故500人もの弁護団を結成できたのか?夫が権力者?権力者が律子みたいな貧困家庭育ちの女を相手にするか?など気になることがたくさんある。

子供の嘘で一人の人生を壊してしまうって怖い。劇中でも言ってたけど、子供は平気で嘘をつくのよ。大事なのは大人がそれを鵜呑みにせず、ちゃんと事実確認をして精査すること。でも自分が親になった時それができるだろうか。自分の大事な子供が誰誰にこんな酷いことをされた!と訴えられたら冷静でいられるだろうか。(律子は拓翔を大事に思っていたかは不明だが)

それにしても半年に一回くらいは映画で精神錯乱失禁シーン見るな…。気持ち悪くなるからあんまり見たくないんだけど…。本当に必要な演出なのかね。

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米粉

4.0モヤモヤ

2025年7月9日
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20年前の事実に基いた
小学校教師が児童への
イジメで保護者から訴えられた話

綾野剛さん、柴咲コウさん
亀梨和也さん、北村一輝さん
木村文乃さん、小林薫さん
皆さん素晴らしい演技でした。

映画に行こうか迷っていたのですが…
レビューが4で安定していたので
観に行くしかないと、思い行きました。

何より
柴咲コウさんの演技!
素晴らしかった。
毒親?モンペ?
大騒ぎして、結果お咎めなし
何故罪に問われないのか…

北村一輝さん
550名弁護士達の代表的立場
裁判の途中から、しまった!!
という表情良かった。

20年前、それ以上から
保護者は我が子可愛さに
ありもしない話を事実のように
言って被害者ぶる方もいる?
お互いが正直になれば
揉め事は減るはず
人間関係が希薄なせいか?

先生は名誉毀損や精神的苦痛等で
訴えられるはずだけど
しなかった様子…
最後の終わり方は
こんなものかと感じました。

それが事実だったから?

周りを巻きこまずに自分自身の力で
平和に生きられないものか

他人に迷惑をかけている事すら
分からない大人。
自分が正義だと、一歩引いて俯瞰し
勘違いせず生きて欲しい
ただそれだけ。

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おかちゃん

4.5初っぱなから絶望感!

2025年7月9日
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みっちゃん

5.0見応えしかない。実力派揃い 子役たちも含め臨場感!!

2025年7月9日
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泣ける

興奮

演技派豪華俳優陣で凄かった。物凄かった。引き込まれ続けた。何となく結末を知りながら見たものの新しい感覚、終わりまで1秒たりとも飽きる隙のない作品でした。
プロモーション(ヴァイオレンスぽい描写、と追い詰められる人間描写のくり抜き)と三池監督の映画とゆうことで嫌煙している方がいたらその想像はいい意味で打ち砕かれます。社会性のメッセージも高い作品。ぜひ見てほしい。
子役の綺羅くんも良かったですね。予告にも映ってましたが綺羅くんの後ろの席クラスメイト役の女の子も綾野剛と綺羅くんのやり取りを“見てはいけない”ような雰囲気があったり教室の異状さが伝わってきて息を呑みました。
緊迫の中、所々面白要素がシレッと入っていた気がしたのは私だけ?
埼玉県では上映時間が少ないのは勿体ない。
なのにパンフレットは売り切れてた(泣)
もう少し違う視点からのプロモーションを上映してる間に作った方が良いんじゃないかと!もう一度じっくり見たい作品になりました。

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こんだ

3.5ノーが言えない人間の末路

2025年7月9日
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悲しい

怖い

難しい

生徒に凄惨な体罰を行ったとして、小学校教諭である藪下が懲戒処分となった。しかし、事実はそれと反するものであり、藪下は弁護士や家族と共に法廷で真実を明らかにしていく。

本作は、福岡市で実際に起こった事件を基に作られた作品らしい。そのため、リアリティー性は抜群で、人間関係の生々しさはこの上ない。

はじめに、被害児童の母の視点から供述が行われる。これだけを観た観客は、とんでもない暴力教師だ、今すぐ辞めさせるべきだと感じる。しかし、その考えはストーリーが進行するにつれて、瓦解する。藪下が出廷するシーンが2度あるが、被害者側の供述を聞いた後と、双方の供述を聞いた後で、全く同じシーンがまったく別物に見える。これは、実際にこの事件が起こった当時の見え方そのままなのであろう。

本作の持つメッセージとしては、モンスターペアレンツの登場、責任ばかりが問われ立場が弱くなっていく教師という職業の過酷さ、マスコミなどが流す不確定な情報による印象操作の脅威など、ノンフィクションであるから、感じとることはそれぞれでいいと思う。

私はここで、自身の公務員としての観点から、問題が起こった初期の段階に注目し、藪下がその場しのぎのために、事実と反することに概ね同意してしまったことの重大さに言及したい。

それは、半ば誘導尋問のような最初の保護者説明会である。あのような公の場で安易な回答は控えるべきであった。当然悪いのは、でっちあげた被害者なわけであるが、公務員として職務にあたる上で、このような人物にも対応する必要がある。校長や教頭にしっかりと弁明し、ここで毅然とした態度をとるべきであったのだ。

本作を、こんな悪質な冤罪事件があったんだなくらいに俯瞰できればいいが、世の中にはこのような人物と常に相対さなればならない人が一定数存在する。その人にとっては、本作の持つメッセージは、別のものとなりうるだろう。

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セッキーかもめ

5.0ドールハウスより怖ろしい

2025年7月9日
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ソフトな乗り鉄