「明日は我が身」でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男 れんこさんの映画レビュー(感想・評価)
明日は我が身
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この映画は冤罪となった事件が元になっている。
それを前提知識として視聴したため、終始主人公である薮下先生に感情移入して応援しながら視聴しました。けれど、それと知らずにこの事件を知った時、果たして子供を持つ自分はマスコミや週刊誌に踊らされなかったかと言われたら、全く自信が無い。そういう自分の中に潜む偏見だとか不平等な感情に嫌でも気付かされる作品だった。
それに、もしかしたら自分が律子側にすらなるかもしれないし、ふとしたことで薮下先生側に陥れられる可能性すら、あるかもしれない。そんな恐怖すら覚える。
また、立場が違うふたりの供述による同じシーンの再現では、同じ人物同じシーンなのに全く見え方が変わる綾野剛さん柴崎コウさんたちの演技力にも魅了される。最後の薮下先生の意見陳述は是非劇場で、傍聴席に座る気持ちで見て欲しい。
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