「“閃光”というより、“先行”上映」卓球少女 閃光のかなたへ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
“閃光”というより、“先行”上映
現在『TO BE HERO X』や『この恋で鼻血を止めて』が放送中と、勢いを増している中国アニメ。
それらに比べると脚本、キャラデ、コメディセンスなど様々な面で日本アニメに寄ったつくりになっていた。
ただコレ、完全に“導入”で終わりじゃねーか。笑
話としては明快であり、キャラも掴みやすい。
しかし尺に対して人数を出し過ぎていて、背景も活躍も薄味で終わっているのが勿体ない。
実力テストまで入れるのは丁寧ではあるけど、もっと描くべきことがあると思う。
細切れに挟まれるルオイやルーの挫折の重さが伝わらないし、2人とも敗北が原因というのも芸がない。
(怪我とか人間関係とか、他にあるでしょう)
ルオイvsルーを余裕の笑みで見てた部長は一度もラケット握らないし、ライバルの実力も分かりづらい。
作画、特に人物の動きにもやや怪しいところがあったが、キャラ数を減らせば作画コストも他に割けたハズ。
ルーの取り巻きと新入部員は一人ずつ減らしていい。
ルオイとルーの相似点が多いのも気になる。
前述の挫折理由に試合中の髪型(眼鏡も外すし)、そしてナンスの低音は天ちゃんに似すぎなのよ。
Trysail揃っての出演は多分『マギレコ』以来だし、配役自体は嬉しいけどね。
4人だったらスフィア(ルオイ高垣、ルー寿、シントン豊崎、戸松はそのまま)の方が収まりよい気も。
練習試合どころか野良試合で終わりだし、キービジュのユニフォームもエピローグでしか着ない。
最後の最後で“まだ見ぬ強敵たち”まで見せてきて、“俺たたエンド”にしても中途半端が過ぎる。
とはいえ掘り下げあればキャラの魅力も増すだろうし、続編が普通に観たい。
そもそも高校部活ものは2時間あっても難しい。
冒頭に書いた2作は返品するので、こちらを2クールでやってくれ。
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