デコチン DECO-CHIN

劇場公開日:

解説・あらすじ

2004年に他界した作家の中島らもが亡くなる直前に書き上げた最後の短編作品「DECO-CHIN」を映画化。ミュージシャンを目指していたが挫折し、雑誌編集者となった主人公が、あるバンドとの出会いによって肉体改造に目覚めていく姿を描く。

ミュージシャンの道をあきらめインプラント、スプリットタンなどのカウンターカルチャーを扱う音楽誌「OPSY」の編集者として毎日を送る松本は、ある日、社長命令でプロダクションから売り込まれているバンド「The PEACH BOYS」のワンマンライブに足を運ぶ。しかし、そのあまりの酷さに音楽誌の編集者としての己の人生にすら徒労感を抱き、絶望する。そんな松本が「THE COLLECTED FREAKS」というバンドと出会ったことで、衝撃を受ける。そして松本は、“自分を愛するため”に、ある決断をする。

主演はバンド「アーバンギャルド」のボーカル・松永天馬。共演は俳優の永岡佑のほか、「THE COLLECTORS」の古市コータロー、「JUN SKY WALKER(S)」の小林雅之、「アナーキー」の仲野茂らバンドマンやミュージシャン、ゆってぃ、鳥居みゆき、マツモトクラブらお笑いタレントなど多彩な顔ぶれがそろう。監督は「デストロイ・ヴィシャス」「乱死怒町より愛を吐いて」など、パンクやロック音楽を題材にした映画を手がけてきた島田角栄。

2025年製作/91分/R15+/日本
配給:フリック
劇場公開日:2025年4月26日

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(C)2025中島らも/集英社・TOブックス

映画レビュー

4.0大脳皮質を直撃する究極の持続勃起症ムービー

2025年5月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

癒される

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カールⅢ世

5.0決断

2025年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「松本は、“自分を愛するため”に、ある決断」

島田監督らしい音楽シーンもコメディシーンも、全ては作品紹介の文面にもあるこの「決断」につながっていく。

決断した後にどうするのかどうなるのか、どんな結末なのか。
映画は続くが「決断」が全てなのだと感じた。
主演松永天馬がそこにピークを持っていき、助演の永岡佑がそれを受け止めきる。

島田監督は何を決断してきたのだろう、自分自身のこれまでの決断をどうこの映画に込めたのだろう。
この映画は観客のこれまで決断できなかったことを赦すというのか、これからの決断の背中を押すのか。
決断してもしなくても、勝ち負けなんかは関係無いのだろうけど。
監督は「ただの映画だよ」と言う気もするが、鑑賞した後、この映画に込められているはずのメッセージを考えてしまう。

主演松永天馬の作詞作曲の主題歌「ナルシスト」のフレーズ、

「自分を愛せぬ僕なのに」

それでもどうにかなる、どうとでもできる、というのか。

ボディにフックをもらったみたいな映画。
顎をストレートで撃ち抜いてくれればすっきり意識は飛ぶのに。
のたうち回らされる。

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taog69

4.0主演最高

2025年4月28日
スマートフォンから投稿

憑依型のすばらしい演技を体感した。
もっと色んな映画で松永天馬を観たい。

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三四郎

5.0原作に忠実かつ原作を超えてくる

2025年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

初日に見ました。小説を読んでいましたが、自分がイメージしていたより強烈に映像にされてました。見る人を選ぶけど自分にとっては最高の時間でした。

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映画好きおじさん