映画「F1(R) エフワン」のレビュー・感想・評価
全849件中、561~580件目を表示
ケリー・コンドンすげえ
日本橋TOHOシネマズにて鑑賞。
F1に詳しい人から見ればあり得ない展開なのだろうが、意外と楽しめた。
ストーリーは、ハリウッド全開でまるで記憶に残らないが、
レースシーンはスロットル全開で見ごたえあり。
しかし、劇中の年齢はいっているが知的でキュートなケイトが、
先日公開されていたプロフェッショナルの粗暴で憎たらしいオバはんと
同じ役者、ケリー・コンドンとは全く気付かなかった。
一流の女優ってすげえな。
とにかく、ブラピがカッコいい
思ってたよりはるかに熱かった‼️
孤高の天才ソニー・ヘイズの魅力炸裂!
《IMAXレーザー》にて鑑賞。
【イントロダクション】
ブラッド・ピット主演。 かつてF1®︎(フォーミュラ1〈Formula One〉)レースの世界で天才と呼ばれた伝説のレーサーが、ランキング最下位の最弱チームを優勝させる為に復活する姿を、『トップガン マーヴェリック』(2022)のスタッフが再集結して描く。
製作にジェリー・ブラッカイマーとチャド・オマン、監督:ジョセフ・コシンスキー、脚本:アーレン・クルーガー、撮影:クラウディオ・ミランダ、音楽:ハンス・ジマーと豪華布陣が勢揃い。更に、現役チャンピオンのルイス・ハミルトンがプロデュースに参加。F1®︎全面協力の下、実際のレースサーキットで撮影された。
【ストーリー】
かつて天才と呼ばれ、伝説となっていたレーサー、ソニー・ヘイズ(ブラッド・ピット)は、過去の事故によって表舞台から姿を消し、耐久レースチームの助っ人として生計を立てながら、自由奔放な車中生活をしていた。
ある日、元チームメイトで現在はF1チーム“APX GP(エイペックス)”の代表を務めるルーベン(ハビエル・バルデム)から、自身の受け持つ最下位のチームを救ってほしいと依頼される。このままだと、チームは売りに出され、ルーベンは代表としての役職を失い、多額の借金のみが残るからだ。
チームに参加する事にしたソニーは、チームの若きエース、ジョシュア(ダムソン・イドリス)と対立を繰り返しながらも、チームを救うべく時に違反ギリギリのダーティプレイを、時に命懸けの作戦を駆使して、次第にチームを導いていくようになる。
【感想】
実に景気の良いスポーツ・アクション映画だ。F1®︎の全面協力に現役世界王者の監修、実際のサーキットでの撮影と主演のブラッド・ピットによる実際の運転と、とにかくリアリティの追求に余念がない。本作のタイトルロゴまで実際のF1®︎と同じロゴを使用するという徹底ぶりだ。
また、各国で開催されるレースをダイジェストながらも次々と見せつけてくるスケールの大きさは、本作の一流キャストと一流スタッフという超豪華布陣だからこそ成せる技だろう。
特に素晴らしいのが、オープニングでの掴みの鮮やかさだ。ソニーが耐久レースでチームを勝利に導いてからの、かつてのチームメイトからのスカウト。新しい戦場となるF1チームの紹介と、観客を物語世界に没入させる手際の良さが抜群で、一気に期待感を煽られた。よく、脚本術の指南書等でも“優れた作品は掴みから既に面白い”というのは定石だが、本作はまさにそのお手本のような出だしだった。
しかし、そんな序盤でのテンポの良さ、展開の面白さが災いしてか、中盤以降、特にクライマックスにはもっと劇的な展開を期待してしまい、若干の物足りなさと肩透かしを食らった印象。ソニーの勝利への卑怯な戦法等、序盤にレースを制する為の駆け引きの面白さを見せ過ぎてしまった為、最も盛り上げなければならないラストのモナコGPは、尺的にも物語的にも割と淡々としており、せっかくのチーム優勝もイマイチ乗り切れなかった。
中盤でソニー達が互いに意見し合ってチームワークを築く為に行ったポーカーであった台詞のように、中盤までで「強い手札を切り尽くした」印象。その為、中盤までヒートアップする一方だった熱が、鑑賞後には殆ど冷めてしまっていた。やはり、物語というのはクライマックスにこそ劇的な展開が必須なのだと再確認した。そう言った意味でも、クライマックスに怒涛の盛り上がりを見せた『トップガン マーヴェリック』と比較すると、本作のキャッチコピーである”地上版〈トップガン〉誕生!”は、些かオーバーに感じられた。
しかし、実際のサーキットでの撮影によるレースのリアリティ、座席カメラからのまるで自分もレースに参加しているかのような抜群の疾走感は、優れた環境での鑑賞に適しており、鑑賞料金分の価値は十分にある。
【孤高の天才、ソニー・ヘイズの魅力】
ブラッド・ピット演じるソニー・ヘイズというキャラクターは、彼のキャリア史上でもトップクラスに来る名キャラクターとなったのではないだろうか。
かつては天才として持て囃されながら、クラッシュ事故により表舞台から姿を消してしまう。生活費を耐久レースチーム等に参加して稼ぎながらも、特定のチームには属さず、車中生活を送っては次のレースを求めて旅をする。トランプゲーム好きな性格から常にトランプを携帯し、レース直前にはシャッフルした山札から選び取った1枚を御守りのようにポケットに仕舞うというルーティーンを行う。
若かりし頃は、頂点を夢見て走り続けていたが、事故により背中を負傷。診断書には“次、大きな事故をすれば失明や半身付随、植物状態に陥っても不思議ではない”と記載されながら、それでも彼は走り続けてきた。レースの最中、極限の集中状態で見えてくる、“全ての時がゆっくりと流れ、飛んでいるかのような感覚”を求めて。
作中でもケイト(ケリー・コンドン)からカウボーイだと指摘されるように、流れ流れて各地でチームを勝利に導いては、自身はその栄光に酔いしれるでもなく、新たなレース、新たな挑戦を求めて去っていく。彼の姿は、正しく現代のカウボーイだ。そんな彼の孤高の姿に痺れる。
ラスト、メキシコ・バハでの砂丘レースに参加する彼の生き生きとした表情が最高だ。世界一のタイトルを手にしても、彼にとっての挑戦はまだまだ終わらないのだ。それは、演じるブラッド・ピットが60歳を超えた今も尚ハリウッドの第一線で活躍し続けている姿と重なる。
ところで、ソニーが優勝後に確認したトランプには何が描かれていたのだろうか?ようやく手にしたF1王者の称号に相応しいK(キング)だろうか?自分がチームに呼ばれた順番として口にしていた9(ラッキー9)だろうか?
こうした考察をするのも実に楽しい。
【総評】
圧倒的没入感と疾走感、ブラッド・ピットの熱演とソニー・ヘイズという孤高の天才キャラクターの魅力が炸裂した本作は、まさに王道のハリウッド大作映画だ。
クライマックスの展開にもう一捻りとドラマが欲しかった感は否めないが、この贅沢な映画体験は劇場の大スクリーンで体感せねばならないのは間違いない。
高齢者、年寄りとか言われてたけど…
是非とも映画館で!
死と隣合わせにもかかわらず(だからこそかな)華やかな世界。
泥臭い闘い方、最初から最後まで目が離せない。ブラピって、やっぱり大スターなんだな。ウキウキワクワクしながら映画を見たの久しぶりかも。
高音質、爆音の音圧がサーキットでF1が近づき走り去っていく様を体験させてくれる。テレビではなく是非とも映画館で音圧を感じてほしい。
個人的すぎる感想だと実は30年程前、いやもう少し前になるかな。アイルトン・セナ、アラン・プロスト、ミハエル・シューマッハ、ジャン・アレジなどの時代に父親の影響で熱心にF1を見ていたのだ。ルマンやパリダカも。当時は日本チーム、日本人ドライバーもいた記憶がある。知ってる名前がレジェンドのように登場したのが嬉しかったし懐かしかった。ハリウッド映画って迫力が違うよな!って憧れた子供の頃。F1をまた追いたいし、ハリウッド映画もたくさん観たい。
父に会いたい。
自動車レースの世界にようこそ!
冒頭のWhole lotta loveかっこいいですねぇ!
初歩的な説明は一切なくいきなり自動車レースの世界にぶち込まれます
レギュレーションや嵐のような無線のやり取りについて来れない人もいると思います
よーいドンで競争しているだけと思っていた人はあまりの複雑な世界に面食らう事でしょう
私がリアルタイムで知る限りアメリカ人F1ドライバーは
エディ・チーバーとマイケル・アンドレッティ(マリオも?)の2人だけ
黒人ドライバーはルイス・ハミルトンだけとF1界のマイノリティたちが主人公です
アメリカ自体は自動車レースが野球やバスケットボールと肩を並べて大人気で
冒頭のデイトナ24H佐藤琢磨選手が大活躍のインディ500さらに
「カーズ」や「ハービー」でもお馴染みNASCAR等国民的人気シリーズがあります
それを言うなら「デイズ・オブ・サンダー」だろ!というツッコミもあると思いますが・・
(本作はもちろん「ミッシェル・ヴァイヨン」の撮影時も現地にいた私も好きねぇ)
ハビエル・バルデムと言えばNo country for old menか・・なるほどとか
「シェーン」のラストシーンだぁ!とか勝手に解釈してウケてました
レース映画にハズレ無し本作も見事な人間ドラマとして仕上がっています
洋画は「グランプリ」や「栄光のルマン」を初め挙げればきりがないですが
日本映画も中井貴一主演の「F2グランプリ」南野陽子主演の「ドライビング・ハイ」
といった名作もあります
コクピットでボケっと座っているだけのスティーヴ・マックイーンより
延々とレース中の眼球の動きをアップで捉えただけで表現した南野陽子さんの圧勝です
日本と全く同じ状況にあったドイツはミハエル・シューマッハの登場により国民的人気に
国内にはスポンサー企業が無くF1進出を果たせなかったスペインの
ホルヘ・ヘネ(ジョルジュ・ジェネ)がフェルナンド・アロンソ(本作にも出演)の登場で
国内が盛り上がり弟マルク・ジェネをF1に送り込んでいます
日本も大谷翔平のようなスーパースターが登場するといいですね
ブラピ!ブラピ!ブラピ!ずっと叫んでいた。
映画館で観るべき映画再び
実際のコースを使ったホンモノのF1レース映画
かつてF1ドライバーとして活躍したが、今では地方のレースに出て日銭を稼ぐソニー・ヘイズ(ブラッド・ピット)。
彼の元にかつてのレース仲間ルーベン(ハビエル・バルデム)が自身の持つF1チームの苦境を救って欲しいと壮年のヘイズにF1ドライバーへの復帰を持ちかける。
熟練ドライバーのヘイズは時に邪道な手段も使いレースの結果にこだわります。
そのやり方に同僚の若手ドライバーのピアスやチームスタッフとたびたび意見が合わずに衝突してしまう。
ただ、彼はそれでもレースに愚直にこだわり続け――
時に反目し時にチームのために走る人間ドラマも面白い。
そして、F1ドライバーのルイス・ハミルトンも制作陣に名を連ね、実際のレースコースを使いブラッド・ピット本人が運転した撮影により手に汗握る迫力あるレースシーンとなっている。
タイヤ交換のためのピットインなどレースの駆け引きといったカーレースの醍醐味も描かれておりF1の見所を余すところなく映像化した良質なエンタメ作品。
やっぱりブラピは速くてカッコいい
IMAXで観たかった田舎民ですが
田舎はスクリーンがない…字幕も一日2回とか
(吹替もいいキャストなんだけど、初回はブラピの声聞きたい)
それにしても、ブラピは幾つになってもチャーミングだしカッコいい。
物語としては、過去のベテランと新人というよくある関係性だけど、ドライバーのそれぞれのレースへの想いとチームスポーツとしてのF1がドラマチックに描かれてて良い。何よりレースシーンの抜きつ抜かれつの映像と音の臨場感!だけど、それだけじゃない、駆け引き、ピットクルーの緊張感や裏方の想いもあって良かった。
実際のところ、チームの資金力とマシンパワーでかなり優劣つくところがあるのかなーと思うけど、戦略や目指すのは一勝ということで、こんなレースもありなのでは?と思えたり。
昔(シューマッハとかミカとかの頃)何年か鈴鹿に通ったけど、あの非日常を思い出した。
ところで、ソニーの過去のチームってロータスあたりなのかな。(キャメルだったし)
アメリカ人は好きそう
ストーリーは、ザ・ハリウッド映画という感じ。
それだけの要素ならかなり高評価でも良かったのですが、今作は公式のF1が全面協力しているせいで登場人物、チームなどが実際に存在するモノを使用しており、世界観がリアルすぎて、実際のF1レースを観ている私にとってはノンフィクションのドキュメンタリー映画のような感じに見えてしまい、チーム幹部とレーサーがイチャイチャするというかなりフィクション性の高いシーンのところで急に冷めてしまいました…
クラッシュ多様でド派手にやってる感じで、アメリカ人は好きそうだなと感じました。
あと、F1の事を全然知らない人が観たら、ちょいちょい出てくる専門用語で「???」となるかもしれませんがそのくらいの方がストーリーがちゃんとフィクションとして観れるので楽しめるのではないかと思います。
F1ファンとしてはモータースポーツフォトグラファーの熱田護さんがちょっと出でたのがめちゃくちゃ嬉しかったですwww
やっぱりブラピ!俺達のブラピが帰ってきた!
胸熱ミュージックビデオ
嬉しい正統派ハリウッド超大作
「トップガン マーベリック」のスタッフ再集結! 壮絶なF1バトルは映画館で。
まさに「トップガン」のF1番。スピード感、臨場感、音響、映像とも、まさにthat's Hollywood.超娯楽アクション大作です。普通の俳優ならカッコつけすぎでも、ブラッド・ピットなら様になっている。これが大物スターの貫禄でしょうか。F1レースに詳しくなくても、充分楽しめます。ストーリーも単純、ほぼレースの展開ながらも人間ドラマのエピソードもしっかり押さえてラストは感動の涙です。
マックイーンの「栄光のルマン」を思い出しました。私の中ではマックイーン作品の中でも好きな映画。キャラは違いますが、一匹狼ながらもチームのことを考えている主人公、痺れますね。
若い方にもウケますように。
のっけからビートの効いたロックをバックに「デッドヒート」ではなく、「ドッグファイト」と言うのが相応しい迫力あるカメラワークとスピード感、違和感の無いVFXと一気に引っ張り込まれます。物語はメンバーそれぞれの考え方の違いによる衝突から始まり、時間を追うごとに互いを認めあい、いきなりやってきた不幸による挫折や失望で一度はドン底に陥るも、ここで人間味を熱く演出しながらやがて「最高」へ上昇していく正に「トップガン」というジャンルのストーリー。このジャンルには物語性をあまり求めるものでもありませんが、主人公だけではなく、チームメンバーそれぞれが己の課題、心の葛藤を克服しチームに貢献していくシーンも所々見られ、F1という「All for One, One for All」の世界感を描けていたのではないでしょうか。
F1と言えば日本では90年代にブームがあり、その時の英雄セナとも戦った設定のソニー(ブラッド・ピット)やオジサンにちゃんと”応対”してくれる大人ヒロインのケイト(ケリー・コンドン)、そして先述の「トップガンストーリー」ということで、ブラピのファンと40~50歳代のオジサン(私も)が最も刺さる層かと思われますが、トップガン・マーベリック然り、「オジサン強すぎだろ(ズル過ぎ含む)」とオジサンの私が思う所もあり、若い方からどう受け止められるのか、それはそれで気になるところです。若い方にもウケますように(笑)。
30年後の世界一に爆涙!
レースに勝つためには何が必要か?その答えがこの映画の中にあるような気がして観ていました。それは「異体同心」(姿形は異なっていても心は一つである)だと、目から鱗でした笑。そして見事にブラット・ピットが30年後の世界一になったラストシーンは、爆発するように涙が出ました!まさにエンタメ中のエンタメの凄さ美しさでした。最初に、少年時代に擦り切れるほど聞いたレッド・ツェッペリンの「胸いっぱいの愛を」が流れると、もうマシンの凄まじいスピードに乗せられたような感覚で嬉し泣きです笑。また、F1は少年時代の憧れの一つですから、没入感は半端なかったです(良くプラモデルを作ったことも思い出しました)。男って、どんなにおとなしそうに見えても、スピードを競うことに不思議な憧れを持つものです(私見)。ブラット・ピットは、潰れそうなF1チームを、かなり強引ではあるけれど、チームをまとめる牽引役として貢献していきます(せこい作戦や逸脱した行為で、かなりヤバい面もありましたが笑)。そして感涙のラストシーンへ。最後の3周する時のあの神の世界に近づいたようなブラット・ピットに、合掌したくなってしまいました笑。スポーツ競技とはいえ、やはり芸術を極めることと同じ世界がそこにあったのでした。そして、勝つためには「異体同心」のチームワークが全てであると教えていただいた気がします。
追記 レースをするのは何のため?「神の世界に近づくこと」とブラット・ピットが言っているような気がした大傑作です!
不養生にもほどがある!
ブラッド・ピット演じるソニーは、トップを走るドライバーと正々堂々とした駆け引きでトップに立ち(もちろん、今、流行りの〝コンプライアンス違反〟には当たらないやり方で)、最後はチームメイトのジョシュアとの一騎打ちの勝負となる。しかしゴール直前、かつての事故の後遺症の影響でクラッシュ!ジョシュアとチームはF1初優勝の栄冠に輝くも、ソニーの搬送先の病院で悲嘆に暮れるのであった。
(全然違ってた…)
なんてラストを想像したのは自分だけでしょうか。こういう発想は、日本人的なのか、昭和的なのか、自分だけなのか。
猛スピードのサンドバギーの振動を考えたら、30年前のあの診断書は何だったのか!?
とても心配で心配で…感動の余韻がスピンしてフェンスに激突してしまいました。
全849件中、561~580件目を表示