「アイディアがぎゅっと詰まった胸熱展開」映画「F1(R) エフワン」 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
アイディアがぎゅっと詰まった胸熱展開
現実的にありそうな作戦や、映画として盛り上がるアイディアがこれでもかとふんだんに盛り込まれていて引き込まれます。
予選を描かないレース物という割り切りもびっくり。
なにより、とにかく巨大画面&スピーカーシステムによる、暴力的なレースシーンの迫力の前には、細けぇこたぁどーでもいーんだよって感じ(IMAX、ウルティラ、TCX&Dolbyなどならなおよし)。
頭空っぽにして、ドライバーになった気で画面に没入すればいいだけの作品です。
私がF1を観ていたのは、ガキの頃のタイレル6輪時代と、セナ・プロスト・中嶋悟&カシオペアのテーマソング時代くらいなもんで、今のレギュレーションがよくわからないから「これ認められるの?」「おいおいソレいーのかよ?」の連続な、ややデタラメっぽい展開だったけども。
宣伝通り、自動車版『トップガン マーヴェリック』と言え、胸熱。
表舞台から一度消えたかつての問題児が、オッさんになって戻ってきて、周りから反発をされるものの、その実力を認められ、ルーキーを育てつつ、勝ちをルーキーに渡そうとするが、結局は一番美味しい活躍をする……
まぁ、敵が鹵獲したF1マシーンを強奪はしなかったけど、クソ役員からチームは強奪してたし。
ほら、『マーヴェリック』の魂まんま。
これ映画ファンなら燃えるパターンを完全に踏んでます。
楽しかった。