「膨大な世界観の断片」羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 アボカドかゆうまさんの映画レビュー(感想・評価)
膨大な世界観の断片
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スピーディーなアクションと、格好いいキャラの魅力は感じたが、ストーリーに前作ほどの分かりやすさと抑揚が感じられなかった。ある程度の設定が「知ってるてい」で進み、世界観がものすごく練られている漫画の2巻あたりを読んだような印象(映画シリーズ自体がWebアニメの派生作品なので、まさにそうなんであるが…)。
人間と妖精の世界で起こる出来事を淡々とスケッチするような作品でした。
しかしながらキャクターはよく動き、哪吒の屋敷のような、ハイテクと伝統中華がうまく融合した世界観は見ているだけで楽しい。
最後の鹿野の回想に今回の作品の全ての情緒が詰まっていてよかった。
奇妙な縁で繋がった師弟の関係性は表面上何も変わらないけど、これまた奇妙な縁で繋がった小黒が参加したことで何かが変わっていく予感がする映画でした。
無限と館の長老たちのタイマン見たかったな…。
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