「人類全員観て。と、思った。」羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 餃子さんの映画レビュー(感想・評価)
人類全員観て。と、思った。
前作では、電車で人間達を助けた時、バケモノと言われて(人間に対し)諦めたような目を向けたシャオヘイが、今作では必死で旅客機を救おうとする姿に、无限(ムゲン)と過ごした時間の豊かさを感じた。
すごい好きなのが最後のシーンで、
アイスを買って欲しがるシーン、「不味かったら帰りにもう一個買って」には駄目というのに(一個なら良いよと約束したから)、「じゃあ不味かったら師匠にあげるからもう一個買って」に无限が「いいよ」というシーン。
僕はあの「いいよ」に全てがつまってたと思う。
みんな聴いて欲しい。
すごい優しい声してるの。
シャオヘイが「正しい方の味方」と言うのも、
姉弟子を守ろうとする子になったのも、
旅客機一機分の人間を囮にした(命を利用した)のを「悪い」と判断出来る子になったのも、
无限と過ごした時間が満たされて豊かなものだったからだと思う。(そしてそれはこれからも続く)
優しさってどこからくるの。という話だと思った。
僕は。
そんでもって、
旅客機、
戦争、
爆撃、ドローン、ミサイル(軍用武器に詳しく無いから名前がよくわからないけど无限を攻撃してた武器色々)、
軍事基地、
どうしたってガザやツインタワー、ウクライナとかさ、昨今の戦争と名のつくものやそのきっかけを思い出してしまった。
日本だって改憲しようって政治家の人達がいて(戦争に参加しやすくしようとしてる様子で)、
ひとごとじゃない。
こんな事が本当に起こるかも、起こってる場所があるんだよな、とか。
それで現実には无限がいないんだ、とか。
ルーイエは戦争が起こったら妖精につく、って言ったけど、
戦争が起こらない為にリンヤオを倒したわけで。
戦争起こって欲しくない。
ってすごく思った。
これからの未来があるシャオヘイみたいな子ども達に、
戦争の無い未来を渡したい。
ってすごく思った。
すごく良い映画だな、って思いました。
最後ダーッて泣いてしまって、
パンフレット買う時レジのお兄さんに心配そうな顔をさせてしまった。すみません。
シャオヘイがね、无限師匠と暮らしてて、これからも暮らしていくんだっていうのが嬉しかった。
リンヤオにさ、戦争しないで豊かになるとこ見せてやろうぜ。って思ったよ。
あと、アクションシーンがこれでもかとカッコよくて、沢山あってすごい良かったです!大満足‼︎
壁走ったり屋根走ったり空中戦があったり鉄工所の鉄を武器使用したり!オープニングも良かった…
それぞれのアクションシーン、どれもかっこよかったです!贅沢だった〜‼︎✨
あ、あとメインキャラクターのルーイエが、かっこいい女性で良かったです。さみしさと優しさと強さと自立の力を感じて良かった。
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