「【追記修正済】ちょっと逸れますが →良くも悪くも万人に観てほしい」羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 Rayさんの映画レビュー(感想・評価)
【追記修正済】ちょっと逸れますが →良くも悪くも万人に観てほしい
1.の時より人物が多いので、正直少し分かりにくかった。
ただ、正義・より良い共存を目指すというテーマが根幹の映画なので、
何となくでもまあ分かるといえば分かる。
姉弟子の過去には泣けた。
師匠はスーパーマン過ぎた。
あと、注意喚起というには大袈裟になるのかわかりませんが、
特に昭和50年代以前の生まれの方は、1985年に実際に起こった、
とある大事故を連想させるシーンがあるので、
フラッシュバック起こす方がいなければいいなと思います。
事故に無関係の当方ですら、あの時のニュースを思い出してしまい少し気持ちがキツかったです。
【追記】
先日2回目を観てきて考察なども色々見て、そこはかとなく感じていたあっさりしすぎた初回評価とのズレを修正。
先ず★を3→4に修正。私的には★4つはかなり高評価。
2回目なのに1回目みたいに新鮮に愉しんで観れたことに自分でもビックリ。
この映画、どう言うのが正解かわからないが(非難と捉えられたくないんだが)、日本のアニメだと大方が身体の微細な動作を簡略するところをしていないのが良い。
すごく好きなシーンで、ムゲンが空中から地上のチーネンの所にザザッと降り立つ時のムゲンの左足の内側に少し捻る状態に描かれているところがとても好き。
ちょっとした仕草が、『現実だと本当はこういう動き』なのが、アニメなのにアニメっぽくない感じが色んな場面でちょくちょく感じられた。
あと、上記で書いた飛行機事故は一度鑑賞したのもあってか覚悟できたので少しだけ平常心で観れた。
よくよく考えたら戦記とタイトルにある戦争モノであるのに、この羅小黒戦記だけは観れることに気付く。
他作品のレビューで書いたが、当方は戦争ものは全くダメでCMもダメ。耐えられない。
お涙頂戴でもなく、過剰なくらいの主人公側が勝利してヨカッタネで終わるでもない、表面的には可愛らしいアニメだが、戦争の実に愚かしい目的を解りやすく表現していると思った。
1では環境破壊、今作の2では差別、3では支配がテーマになるのかななどと予想しているがどういうテーマになるのか今から楽しみです。
最後のルーイエの「会いに来て」というセリフ
普通なら「会いに来ていい?」の流れになりやすいけど、「会いに来て」は『甘えることが出来る相手』じゃなきゃ言えない言葉だよなと思ったらこみ上げてくるものがある。
更に自分のテリトリーに招く人って要は『心を許してる相手』だと思うと、ルーイエはムゲンが言った通り『家族』になったんだなと思った。
忘れてならないのがムゲンの集中砲火のシーン
あれはムゲンじゃなきゃというか人間のムゲンしか対戦出来ないわけで、それがナタと勘違いされたことで人間側の戦意喪失を獲得したことが会館側からしたら戦利だけど、ムゲンの立場で考えるとそれは今後どういう懸念が生じるのか微妙というか不透明だなと。
中国で作成されたことを忘れるくらいに万人受けする良作品だと思う。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
