「そりゃ面白くなるわけだ!」RRR ビハインド&ビヨンド 吹雪まんじゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
そりゃ面白くなるわけだ!
こだわり抜いて、妥協せず、やれることはすべてやり尽くし答えを出す。ここまでやって面白くないわけがない!
インド映画といえばアホみたいに湧き出るエキストラ(失礼)。意外なことに奥の方の人間はCGを使っている場合もあるんですね。それでも参加しているエキストラは数百人!スタントマンも一つのシーンで何十人も出演していると。そのエキストラ達、スタントマン達にも当然衣装、小道具などがあり、撮影前の準備、打ち合わせ、撮った後のチェック等…考えただけでも気が遠くなるような作業の数々。あれだけの数の人間を統率する監督のエネルギーは凄まじいものがあります。
アクションシーンに対する監督の熱が伝わってきます。「何か意味のあるシーンは全てアクションに置き換えている。例えばビームとラーマが出会うシーンは、別にカフェとかで偶然出会ってもいいかもしれない。でも、観客に印象付けるためにはやはりアクションだ!」みたいなこと言っていました。なるほど!物語に引き込まれるわけだ!ラーマとビームの格闘シーンでは実際に殴ってしまうほどの力の入りよう。メイクじゃなく、実際に流れた血もあったとか…😇ヒー
アカデミー賞受賞の瞬間は観てるこっちも嬉しくなっちゃいました。カーペンター氏とのエピソードには涙🥲エエ話や…。日本での反響を取り上げてくれたのも凄く嬉しかった!日本市場を特別に思ってくれてる証拠ですね。監督!まだ上映してますよー!🥳
繰り返される「監督には明確なイメージがある」という言葉。そのイメージを実現させる為に試行錯誤を繰り返し、リテイクに次ぐリテイク!「RRRとは撮り直しのことだ。Retake!Retake!Retake!」みたいなこと言ってましたね(笑)いや、本当、凄まじい熱量で撮影された作品であったことが伝わったし、その熱を共有出来たような気分にさせてくれたのが何より嬉しかったです。😭アリガトウ…
でも!エンディングのメイキングはもっと見たかった!私、ナートゥよりエンディングの方が好きなんよ(笑)