劇場公開日 2025年9月5日

ふつうの子どものレビュー・感想・評価

全130件中、21~40件目を表示

4.5ライトで観やすい作品ながら深い話

2025年10月7日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

驚く

小学校のクラスにグレタ・トゥンベリーさんがいたら!

そんなところから始まる本作。
日々平凡に暮らしていた小学生の上田君はある日
同じクラスの三宅さんが作文で環境問題に言及し、
先生にも臆せず自分の意見を口にする姿に衝撃を受け
それ以来三宅さんのことが気になって仕方ない。

ところが三宅さんはクラスの乱暴者の橋本君が気になる様子。

三宅さんと橋本君が接近するのを阻もうと、
何とか二人の間に割り込む上田君。(めっちゃかわいい!)

いつしか三人の環境保護活動は思わぬ方向に走り出してしまう〜〜

笑える映画でしたね!
子供らしい表情の一方で最近の子供ってしっかりしてんな〜〜
な部分とが行ったり来たりで観ている間中、ニタニタしてしまった。

教育問題といえば大袈裟だけど、
子供を取り巻く世界のことを、危うさや、新しい時代の価値観を
真剣に考えさせられる作品でした。

ぜひ、劇場で!!

で、月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては

呉美保監督の「そこのみにて光輝く」と「きみはいい子」が
高評価なのは知っていましたが、内容が辛そうで未見でした。
今回の作品は比較的ライトな予告編だったので鑑賞してきました。

母親が子供の自己肯定感を損なわない様に努力してきた結果、
比較的のびのびと育って来ている主人公の上田君。
上田君に影響を与える三宅さんや乱暴者の橋本君も
実はその家庭の中では色々あって、
それが学校ではこういう形になって噴出している事が
後半分かってくると「ああ、みんな大変!!」

唸ったのは子供ファンタジーとして終わらせるのではなく、
ちゃんと、現実の社会として「けり」をつける終盤の展開は見事だと思う。
ファンタジーにしてしまうと、大抵のことが
「まあ、そうでしょう〜な〜」で終わってしまって
ちょっと思考停止っぽくなってしまうのは私はあんまり好きではない。

私は昭和の生まれで、この映画の子供達は年齢的には
孫と言って良い年頃なので
この映画、孫のいるジージ、バーバにこそ観て欲しいかも〜〜。
自分たちの時代と違って、今の子育ては
全方向的に色々と大変なんだと理解してあげて欲しい。
昭和の経験はあんまり役に立たない時代になってることを
頭の隅に置いて、大らかに孫と親達を
見守ってあげて欲しいと思ったりしました。

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星のナターシャnova

5.0自然な演技の子供

2025年10月5日
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鑑賞方法:映画館

どこまで演技でどこまでアドリブか分からないシーンが多々あり、子供の日常を覗いているようで面白かったです。
あー自分が子供の時もこーだったなー、みたいな共感も出来て懐かしい気持ちになりました。

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khs69

3.0子供たちの強い思い

2025年10月4日
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鑑賞方法:映画館

子供たちの日常を描いたヒューマンドラマで子供たちの世界観を見事に描写している。子供たちの演技も素晴らしく、それぞれの強い思いが胸に刺さりました。子供たちの純粋な思いが大人たちの意識を変えることが出来るような未来になることを願います。

2025-146

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隣組

4.5小学生の頃を思い出した。

2025年10月2日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

癒される

観ている間、とくに授業中なんかは自分がそのクラスの一人であるような不思議な感覚に陥った。そうだよね、自分が6年間通った生活がスクリーンに映ってるんだから。いたいた、あんなやつ。興味も無いのに好きな子の趣味とか一緒にやってみたり。ヤンチャな子なんか、卒業式でめちゃくちゃ泣いてたり。あのお母さんが学校に呼ばれたシーンは同じ経験あるな。広場で石投げて遊んでたら塀を越えて隣のお店のガラス割っちゃってあんな感じだった。3人居たけど結局割ったのは誰なんですか〜、みたいな・・・
あの頃の感情って今考えると本当に純粋でしたね。好意を持ってる人と行動したり真似したり悲しんでたら自分も悲しくなっちゃったり。そんな小学校時代に戻れる作品でしたね。
最後のシーンの大逆転。好きだな〜

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アマッポ

4.5タトゥーとココアとグレタさん

2025年10月2日
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鑑賞方法:映画館

子役たちが最高。特に嶋田鉄太くんはアラーキーの「さっちん」のようでした。大人たちも良かったです。瀧内公美さんは「敵」の後は役柄に恵まれていなかった気がしますが、今回は素敵でした。子どもたちの台詞は確かに聴き取りにくかったけれど、それを差し引いても確固たる世界観があったので十分に伝わりました。お金をかけずとも表現する意思が大切だと痛感。「宝島」のO監督はエゴサしてる暇があったら呉監督の演出を学んでいただきたいと思いました(笑)。

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ハチ

4.5現代版『禁じられた遊び』

2025年10月1日
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Dick

4.0「よくもそんなことができますね‼」

2025年10月1日
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鑑賞方法:映画館

恋からはじまる環境問題に目覚めた男の子。そう言えば聞こえがいいが、所詮小学生。女の子に気に入られたい一心で、彼女の主張に同調し、彼女の活動を支援し、さも「出来る子供」としての優越感に浸る。でも、意志が弱い。自信がない。ボロがでる。それでいいじゃない、小学生だもの。むしろ可愛くって仕方がない。
そして痛快なのは、ませた子供を描きながら、確実に的確に強烈にグレタ・トゥーンベリを茶化している。ご丁寧に彼女に似せた子役を使って。ただそこまでなら尻つぼみなのだが、終盤、各親が出てきて、子供の世界と大人の世界の距離を一気に詰める。校長先生と担任だけだった(分別ある)大人との接点が、友達の親が登場することによって世間の多種多様な価値観をまざまざと見せつける。そしてああこの親にしてこの子あり、と思わせる妙。結婚をするならその子の親を見ろ、とは若い頃によく言われたものだが、その言葉の深意を理解するには格好の面談の場であった。
とにかく風刺、皮肉が効きすぎてて、苦笑いの連続だった。

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栗太郎

5.0最高に情けなく最高にカッコイイ告白

2025年10月1日
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泣ける

笑える

癒される

演技陣も脚本も演出もベスト。特に最後の3段階の展開には圧倒された。①裁く側が一挙に被告側になってしまう展開。観ている我々(=被告側)は、口をぱくぱくするしかない。②最高に情けなく最高にカッコイイ告白。泣けます。 ③キメ台詞。あの言葉をここで、この表情で、使いますか!完敗です。脱帽です。あまりに良かったので、再度観に行ってさらに感動して帰ってきました。

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曲則全

4.0子どもたちの「無駄な動き」が素晴らしい!

2025年10月1日
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鑑賞方法:映画館

子どもたちの世界を描く作品は映画にせよドラマにせよ無数にあるわけだが、なるべく子どもを子どもらしく見せたいとどの演出家も考える。でも、やはり脚本がある限りどうしても子どもの演技に制約をかけてしまう。だから、あ〜大人に言われてあの様に演じているんだろうなと観客にも見抜かれる。どうしてもあざとくなるのである。
もちろん、本作が「子供に演じさせる」リスクをすべて回避できているわけではない。でも、まず主役の唯士を演じる嶋田鉄太君のボケっぷり。この作品は彼のどアップで始まる。実に何も考えてなさそうでとてもいい。徹頭徹尾、無表情というか、顔の演技は最小限で、身体全体でくねくねと感情表現する。新米のママを演じる蒼井優とのコンビも絶妙。
残念ながら唯士以外の主役2名は、役柄自体が類型的でそこまでの魅力はない。
ただ、そこをカバーしても余りあるのがほかの子どもたち。学校でも公園でもじっと眺めていればよく分かるが、子どもというものは始終動いていてかつ全体の3割ぐらいは無駄な動きをしている。この作品では子供たちの無駄な動きをそのまま残しておりそこが実にチャーミングである。
中でも、虫好きのメガネの少年(役名忘れた)と、メイちゃん(長峰くみという子役らしい)が素晴らしい。特に、メイちゃんは、歩く→無駄な動作→止まる→無駄な動作→しゃべる→無駄な動作、というように、生命活動のほぼすべてに無駄な動きが付随する。彼女をみるだけでもこの映画を鑑賞する意義がある。

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あんちゃん

4.5まんま、小学生

2025年10月1日
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鑑賞方法:映画館

ナチュラルにホント、小学生。
どの子も素晴らしい。
リアルすぎて、映画を忘れる。

大人の反応ね。
いるいる、こういう保護者。
どの親も、あるあるな親。
これもよく描けてる。

うん、こどもの世界が少し理解できるかもですよ。

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ミツバチば~や

5.0子どものリアルが表現された傑作

2025年9月30日
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笑える

斬新

知らない子役の小学生の映画なのにエンタメとしてクオリティ高すぎました。実際、観客から笑いが起こるなど反応もよかった。

基本、ちょっとアホだけど一所懸命な小学生がコミカルに可愛く撮れてるので安心して観られる良作。

ウチの息子くんが小五の時に参加した、地元の子どもによる創作演劇を観に行ったことがある。10人くらいにグループ分けされた4グループによる公演。親なら経験あると思うけど、子どもの発表会って、我が子をみるのに精一杯で、よその子にはあまり関心がいかないものだ。

ところが子どもによる創作演劇は、子どもの妄想が爆発したような台本をベースにお話が進み、セリフがいちいち子どもらしいリアリティがあり、息子くんが絡んでないグループの演目もとても面白く観劇できた。ボク以外の親たちも同様な様子だった。

ちなみにウチの息子くんは、相方の子どもが海釣りがうまくいかず、怒って海に釣竿を投げすてるところ、肩を叩き「SDGsだぞ」と妙に落ち着いた口調で諌める芝居で親たちの爆笑をさらっていた。子どもにとって「SDGs」は、いじりたくなるネタらしい。

本作の主役は小学生。手持ちカメラで話が進み、演技みてるのかドキュメンタリー観てるのかわからなくなる。

子どものリアルが表現されており、前述の創作演劇の面白みに近いものを感じた。それほど、本作内の子どもたちのやりとりに本物感があった。

ただし、リアリティ優先のため、子役たちが何喋ってるか聞き取り辛いところ多数。いいんです、どうせ小学生の戯言よ、と広い心で観るのが正しい見方か。

主役の子役が、困り顔の人生何周目?みたいなおじさんみたいなキャラでこんな子、どこから連れてきたのかと思わされる。もちろんいい意味で。

暴れん坊の男の子も、実はああいう子は他の子より精神的な成長が早いため、周りが幼稚に見えて攻撃的になる、というのは小学生あるあるでリアリティがあった。

細かい設定がしっかりしているため、子どもがいる親なら自分の子どもが小学生だった頃を思い出してめちゃくちゃ楽しめると思う。

まだ子どもがいらっしゃらない方も、瀧内公美さんが大爆笑とってましたのでお楽しみに。急に「入国審査」ばりの尋問サイコサスペンスにする怪演かましてくれます。

👉実をいうと3人の親の対応で、一番共感できた。子どもの自立を尊重する子育てなんで。あの女の子はしっかり育つ。

ラストは聞こえ辛い小学生のセリフを逆手にとった演出でそうくるか!と心の中で拍手👏

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minavo

3.5

2025年9月29日
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笑える

怖い

ドキドキ

子どもの社会も大人と変わらない
気になる子の気を引こうと色々頑張る
だからといってそんなに上手くいかない
前半はふつうの小学4年生の生活
家族もどこにでもあるような感じ
後半ちょっとエスカレートしていって
ハラハラドキドキ
オウム真理教とか学生運動も
こんなふうに広がっていったんだろうなあ
滝内公美マジ怖かった
子ども達が本当に自然に振る舞っていて
監督の凄さなのかそれが良い味を出していましたね
風間先生も蒼井母さんもふつうでサイコー

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かちかち

4.0もっと話題になっても良い

2025年9月28日
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POTESARA

3.5惜しいPart1

2025年9月28日
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レビューの高得点に釣られて、どうせまた騙されたってなるんだろうなと覚悟しつつ、行きました😅

退屈とまではいかないけど、前半があまり響くものがなくて、後半で一気に盛り返した感じだけに、ちょっともったいないなって思いました😒

いかにも天才子役ばっかりだと、リアリティがなくなって興ざめすることもありますが、いい塩梅のそこらにどこにでもいそうな子供達ばかりなのが、リアリティがあって良かったですね☺️

後は毒親あってのこの子ありだなって、改めて思います😌

少子化対策に必要なのは、子育て支援も一理ありますが、一番大切なのは、親になるための資格を取得するべくの大人を教育する学校なんだよなと、自分は、常々、思っています😁

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おたか

4.0子供たちへの演出力はマジックのよう

2025年9月28日
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山の手ロック

5.0主役の存在感がすごい

2025年9月28日
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泣ける

笑える

癒される

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画面の旅人

4.0環境活動に取り組む小学生3名の行動を通して描かれる、ふつうの子どもの世界。地球の環境を守るのも大事だけれど、子どもの生活環境を守ってあげるのも大切な事と感じた作品です。

2025年9月27日
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もりのいぶき

4.5認知された高揚感は危険

2025年9月25日
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主人公の男の子が気になる女の子に近づきたくて環境問題に関心を持つようになるお話。恋する気持ちって、いろんなことの原動力になるよな。なんて思いながら観ていたら、彼らの環境問題に対するアクションがどんどんエスカレートしていく。
何かを成し遂げたって感覚と、誰かに注目されたって感覚による高揚感は危険だ。強いモチベーションを生むことになるが、そのことが目的化してしまうと本来の目的を歪めていく恐れもある。全く違うことだが、あさま山荘事件を起こす連合赤軍をモデルにした「レッド」という漫画を思い出した。たとえ小学生であっても、大人の世界と似たような思考になってしまうのかもと想像すると結構怖かった。
それにしても少女は少年よりも早く大人になり、いざという時に肝が座る。なんてしたたかで移ろいやすいのか。ラストで三宅さんが見せる表情と発言に対して、意味が分からず戸惑う主人公・唯士の表情が男女の違いを象徴的に表していた。
そして親や教師の描き方も面白い。普通に見えて、少しずつ変なところがあるという手法。蒼井優も瀧内公美も素晴らしい存在感だった。子どもたちをアップに撮ったシーンが多めに映し出されるのも少し新鮮だった。ともすると説教臭くなりそうな内容を、あくまで「普通の」子どもたちの日常としてサラッと描く。クライムサスペンスではなく、あくまで子どもたちの成長物語(のように思える)なのがいい。なかなかすごい監督だな。

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kenshuchu

5.0「給食が美味しそう」

2025年9月24日
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楽しい

今年288本目。

テアトル新宿で。
タカナシ牛乳にカレーライス、フルーツポンチ好き過ぎる。劇場版「おいしい給食」もそうですがその場面見ると、小学生の時を思い出してノスタルジーを感じます。

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ヨッシー

4.5ふつうの母親

2025年9月24日
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ふつうの子どもが主役のはずなのに、その子どもの発育に大きく関わったであろう母親に主観が向けられている部分もあったことが面白かった。

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かぜ