「幼少期からこそ培うべき想像力と判断力の大切さ」ふつうの子ども niroさんの映画レビュー(感想・評価)
幼少期からこそ培うべき想像力と判断力の大切さ
純真無垢ゆえの思想の暴走。同じ目的に向かっているようで水面下の目的は異なり、同調圧力あり、自分の立ち位置を知る場であり…大人社会の縮図がすでに幼いうちから形成されていることを実感させられた。
まだ保護者や大人の目がある程度行き届き怒られうる/非難されうる時期に、能動的に考えて試して失敗することの大切さを巧みに伝えてくれていると思った。
昨今、叱られることは減ったとは言え、意見する監視する人間は低い年齢層の方が関わりが多い。
失敗回避と受動的な生活習慣下である程度身体が成長し自我が確立された後の想像力・判断力・忍耐力の欠如ゆえの暴走が一番タチが悪い。
そして、色々な親がいるなぁと視聴者が感じている日常を、作者も監督も演者もよく理解し観察した上で丁寧に映像化されていて、現実味があって良かった。
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