「世界の名画にペンキをぶっ掛けている連中が、劇中の子供達以下…」ふつうの子ども デブータさんの映画レビュー(感想・評価)
世界の名画にペンキをぶっ掛けている連中が、劇中の子供達以下…
…劇中の子供達以下だと云う事が判明した。
小4で環境問題に目を向けて真剣に考えるその姿勢は、大変結構!確かに素晴らしい。
でも、何事も過ぎたるは及ばざるが如し。
自己を絶対の正義と疑わず、他者に迄その価値観を押し付けて、受け入れなければ敵と見做し口撃や攻撃を加える…
それは最早【悪】である…と私は思う。
好きな娘と距離感を縮めたい!
その一心で特段興味も無い環境問題について何かと本を読み始める10才男子…
それだけでコイツすげぇなって私はなる。
10才だった当時の私に其処迄の行動力なんてまるで無かったから。
つか、今って学校がタブレットを支給してくれて、ソレを使った授業が当たり前なん?😮
ザ・ジェネレーションギャップ🤣😱
«周りとはちょっと違った孤高の意識高い系女子»
そのままだと、多分…あと5年も経てば、、立派な【ツイフェミ】に為り果てそうな娘を好きになったばっかりに、
主人公はドンドンとあらぬ泥沼に嵌ってしまうワケですが、
中盤迄…主人公男児にとっては遣る瀬無い展開の数々😓
だって、好きな娘の好きな子が…《自分ではない》って事を、まざまざと思い知る事になるから😁
よりにもよって、好きな娘の好きなヤツが…ちょっと自分本位で、苦手なアイツだなんて😢
例えば、、愉しく遊んでいる輪の中に許可も得ず土足で踏み散らかして、批判を受けてもヘラヘラ嗤っているタイプ…本来なら、クラス中から総スカンを喰らって無視コースだろうに。
なまじイケメンなのが腹が立つ😁
好きな娘の表情が自分と話している時と、ソイツとじゃあからさまに違う。
自分は名前呼びを拒否られるのに、ソイツはすんなり…😅
俺なら泣くわ😭そして…直ぐに恋破れて諦める😖
だけど、主人公男児、、半成人・10才の唯士くんは諦めない!
好きになったコに近づけると嬉しくなって有頂天になるのがヒトの常…
しかして…近くなればなる程に、遠目から見ていた一面とは、また別の一面も自然と視えてくるのが世の習い。
最初は身勝手な振る舞いも“周りとは違う”剽軽なヤツと好意的に見ていた一面が、
過ごす時間が長くなると、
単にノリと勢いだけで、禄に考えていないだけだと気付く。
アイツのメッキが剥がれたのか?それともアノ娘の眼が晴れたのか?
他の連中と大差無い只のモブだと思っていた唯士が、ナンヤカンヤで、結局…自分の空虚な理想論を一生懸命聴いてくれていた…たとえソレが【好きだから近づきたい】ちゅう不純な理由だろうと。
不思議なモンだよ。
10才児なら初恋故の初々しい健気な行動にみえるのに、
これが中2以上になったら、只のストーカー行動に見えてしまうのだから😱
ふつうの子ども…とは、一体誰にとっての何なんのか?
社会にとって脅威にならない存在か?
教師にとって聞き分けの良い子か?
親にとり従順な我が子か?
単純なのに難しいな。
