「ふつうの学校、ふつうの教室、ふつうの先生、ふつうの親たち、そして…」ふつうの子ども saitallさんの映画レビュー(感想・評価)
ふつうの学校、ふつうの教室、ふつうの先生、ふつうの親たち、そして…
オープンスペースの教室も
机の上に置かれたタブレットも
黒板に映写される動画スクリーンも
給食のカレーライスも
どれも、今どきの学校の風景。
そんなふつうの学校、ふつうの教室に
ふつうの先生、ふつうの親たち、
そしてふつうの子どもたち。
彼らの日々の生活の
そこここにある日常を
映し取るカメラの高さが
子どもの目線に合わせていることからも
とてもリアルに伝ってくる。
時代は変われども
子どもたちの中に渦巻く
様々な出来事の中に
大人になった自分にも
身に覚えのあることや
共感できることが見つかるだろう。
そして、本作中の子どもたちがやっていることを
下手な道徳観や倫理観で
簡単に定義づけしようとはしない
映画の作り手側の構え方が好ましい。
『ふつうの子ども』
楽しんで見ることができた。
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