火喰鳥を、喰うのレビュー・感想・評価
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北斗の描きが甘い!
すまん、何を描きたかったのかが全然伝わってこんかった。
不思議な世界の摩訶不思議なオチだっただけ?それだけ?
南方戦線の話が主軸だから戦没者追悼的な作品かと思ったがそうでもなく、ホラーと言うほどホラーでもなく、世にも奇妙な物語の廉価版といった作品でした。
タイトルのヒクイドリだけどこれも何でヒクイドリに執着してたのか特に説明も無いのでさっぱり分からん。飢えと疲労と敵に怯える敗残兵が生き残るための食料にするには強すぎる獲物やろ?
現実と可能性の世界とが入り混じり主人公が右往左往するのはアニメでよく見るがこの作品はオチがいまいち腑に落ちん。
逆に北斗が主人公なら嫌味と粘着性で後味が悪い系のホラーになったかもやのに。
そう、北斗の描きが甘い!
火喰い鳥は喰ったのか??
原作を読んでどのように映像化されるのかと思っていましたが、ややマイルドに分かりやすくなっていると感じました。話しの展開も早くて飽きません。その為に途中から頭フル回転になりますが思っていたより面白かったです。主演の水上さんと山下美月さんは流石の演技で安心して引き込まれましたし、ストーリーテラーの宮館涼太さんは胡散臭い嫌な奴を上手く演じておられたと思いました。原作にないラストシーンはホラー映画としてはいらなかったのかなと思い星少しだけ減らしました。
甲虫も触れないような意気地なしが体験する不思議な世界
わかるようなわからないような
深掘りしたくなる良作です
小説『火喰い鳥を、喰う』読了済です。
何度も本編を観たく、そして本も読み返したくなります。これは深掘りせずにはいられない作品。
難解と言われていますが、その分解釈が大きく拡がっているとも言えます。
ホラーというより執着の強さに恐れを感じます。
これでもかというほどの嫌な奴の要素が詰め込まれた北斗の見せる寂しさ、雄司と夕里子の互いを想う切なさ、共に素晴らしいです。
また観に行きます。
水上恒司目当てで行ったのに⋯。
人の執念
原作未読です。
展開としては、ミステリー要素も入れながらだったが結局貞市が生きていた世界線と亡くなった世界線を書き換えることによって、北斗の思っている世界にしていくという、人の執念の強さという、怖さというかそういう意味ではホラーだった。
原作では描かれているかもしれないが、北斗と夕里子の過去の描写などを見たかった。
原作を読んでいるともっと分かりやすかったのかなと感じるところはたくさんあった。
ラストについても、すれ違った際にお互いの記憶が出てきてしまうのはこの話としては怖さを減らしてしまっているのでは無いかと思う。
北斗の執念の強さで変わってしまった世界では、お互い赤の他人であるラストの方がホラー作品として観やすかったかな。
また観に行きたい
人の思念、執着の強さ
人の思念、執着の強さというものが
時を超えて周りに波及する現象
念がこもった物品や様々なきっかけで現れ、変化していく状況
誰の執着が最も強いのか、その駆け引き等の
面白さも感じた映画でした。
最後に勝ったのは北斗という事なのかな。
映画を見終わって印象に残ったのは
北斗というキャラクター。
もっと北斗がどういう人なのか知りたくなっています。
原作を読んでみたくなりました。
ホラーというよりミステリー
執着が世界線を喰らう
人間が持つ欲望、羨望、嫉妬などの心が「何といったらよいかわからない」もののエネルギーを貯える。
自分が今この瞬間に生きているのは、そもそもこの世に生まれたのは、生まれたいという欲望を持ちながら挑んだ椅子取りゲームの敗者らが下敷きになっている世界なのかもしれない。
ほんのすこしでも背中を押せば、その者たちの生きる世界線の引き金を引ける瞬間はあまたにあるのかもしれない。
水上恒司さんが好きで突発的に見よう!と思い劇場を訪れましたが堪能できました。思ったよりホラーではなく、ミステリーでもなく、哲学に近いものを感じました。久喜雄司の生きた世界は、平行線という名のブラックホールに閉じ込められてしまったという解釈で良いのかな?
最後にすれ違った2人の流した涙は、もう「この」世界には必要ないものなんだろうなあと。
強引で無茶苦茶な映画だけど嫌いじゃない。
こういうオカルト映画は、辻褄とか整合性を求めちゃいかんのだと。
それこそ雄司の「何言ってんだ?」という台詞がしっくりくる。
導入部はまずまずの滑り出しも、北斗が舘様すぎて、ふざけてんじゃないかと少々笑ってしまった。
質問しても「どうでしょう」とか言いそうで。
やたら"執着“に執着してると思ったら、そういう事なのか。パラレルワールドのように、あっち行ったりこっち行ったり執着のバトルロワイアル。
ホラーのような驚かしは無いけれど、ずっと不気味で不穏で気持ち悪い。
後半になって、この人は誰?見たことはあるような...あ、もしや佐伯さんではないか!
しかしながら、オカルト女優・佐伯日菜子をキャスティングしておきながら、なんと勿体ない。黒井ミサか貞子ばりの活躍を観たかったな。
双璧の菅野ちゃんはこの間、本領発揮してたのに。
麻生さんのぽやんとした口調は、この手の作品には良いスパイスになってると思う。
この世界は現実なのかを問う
原作未読。
レビューをみて、面白くなかったらどうしようと思いながら行きましたが、私はだいぶ楽しめました。
今生きてるこの世界は紛れもない現実だろうか?迷って、選ばれなかった方の過去がもしパラレルワールドで存在していたとしたら、どうなっているんだろう、を考えさせられる映画。
印象としては世にも奇妙な物語でたまにある、幽霊が出ない不思議な話みたいな感じ。ホラー苦手だけどなんとか楽しめました。ちょっと暴力とか虫が苦手なら気になるかな。
宮舘さんの世界観がいいです。
思念や執念ってやっぱり強くて、だからお祓いや神頼みってどの国もするんだろうな。
願えば叶う。いいふうにも、また妬みや呪いにも、どちらにせよ人の思いって強いと何かを動かせそうな気がします。
なぜ余計なことを
山下美月がとても美しいのでそれだけでも観る価値はある。ただし、原作にないラストは興醒め。せっかくのホラーがチンケなラブストーリーになってしまった。あと、マカロニえんぴつのテーマソングは全然合ってないと思う。
ラストが…
原作通りのラスト、ではなかった
あの、付け加えられたラストの所為で一気に安っぽい、ループ恋愛モノに成り下がってしまった感がある
終わってみれば、主役を喰う迷?演、北斗だけが印象に残った
約100分に凝縮されていた
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