「怖くないまま安易なネタ消費」火喰鳥を、喰う La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
怖くないまま安易なネタ消費
祖父の兄がニューギニア戦線で亡くなった際に残した日記が長い年月を経て届けられた事から巻き起こる禍々しい出来事・・というホラー作品です。
う~ん、愚かな日本軍のニューギニア戦線の生き地獄をこんなホラーもどきのお話で消費してしまっていいのかなとモヤモヤが収まりません。何よりちっとも怖くないし、火喰鳥のメタファーも掘り下げられぬフワフワしたパラレルワールドが展開します。更に、宮館諒太さんが力んだ台詞を吐いて不気味さを盛り上げようとする度に僕は笑いそうになってしまいました。
ただ、終盤で登場する足立正生監督は、確かに異次元のホラー感を放っていました。ありゃ怖いわ。
ただ、終盤で登場する足立正生監督は、確かに異次元のホラー感を放っていた。
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