「「舘様VSヒクイドリの軍配はどちらに?」」火喰鳥を、喰う leoさんの映画レビュー(感想・評価)
「舘様VSヒクイドリの軍配はどちらに?」
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 これはいったい何を見せられたのか……?そんな気持ちで映画館を後にした。
よくある“驚愕のラスト”“世紀の大どんでん返し”といった伏線回収型の作品でもなく、映画はそのレベルには届いていない。最後まで観ても「え?夢の話?いや違う?」「結局どういうこと?」
と、もやもやが残った。
物語を整理すると、宮舘涼太演じる北斗が、まるで陰陽師のような術で「執着」に基づいた世界を作り出しているだけ。その執着とは、昔から好意を抱いていた夕里子(山下美月)を手に入れたいという思い。しかし現実では夕里子は雄司(水上恒司)の妻。
その叶わぬ思いを背景に、物語は遠回りして「火喰鳥」にまで広がり、結局は雑に終わってしまった――という印象。
ちなみにオーディブルで小説版のラストだけ確認したが、こちらも大きなひねりはなく、むしろ「映像化するとこうなるよな」と納得してしまう程度。
結末としては「第二次世界大戦中、久喜貞市が生きている世界」を北斗が執着で呼び込み、結果として北斗と夕里子が新婚旅行に行く、というお粗末さん。
観客層を見ても、やはり女性ファンが中心。10代から40代くらいまで幅広く、映画というより出演アイドル目当ての集客という雰囲気。案の定「Snow Man」の宮舘涼太が出演。(何やら見た目も演技も歌舞伎役者みたい雰囲気やった)
※あとがき
舘様の独特な演技センスが輝き、映画のタイトルである〝ヒクイドリ〟をも喰ってしまったので、舘様の完全勝利!(「火喰鳥を、喰う」とはそいう意味やったんやねw)
以上
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