「じんわり迫り来る。」火喰鳥を、喰う まりりんさんの映画レビュー(感想・評価)
じんわり迫り来る。
おそらく日記が見つかるまでは穏やかな田舎の夏だっただろうに、日記が見つかってからはその暑さと蝉の鳴き声がどこかずっと不快で、終始肌にまとわりつくような気味が悪い雰囲気に包まれていました。
登場人物も全員生々しくて、妙な言い方ですが、フィクションだとわかるのに「生きている」感が素晴らしかったと思います。
特に主演のお二人は言葉にせずともお互いを思いあっているのが目線や仕草でも伝わり、そしてライバル役とも言える北斗は、飄々とした内に抱える闇が恐ろしく、でも覗いてみたいと思わせるキャラが魅力的でした。
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