「自称「先読み不能ミステリー」だけど、まぎれもないホラー作品。分かりやすくしようとしているけど、とても難解な作品。」火喰鳥を、喰う おつろくさんの映画レビュー(感想・評価)
自称「先読み不能ミステリー」だけど、まぎれもないホラー作品。分かりやすくしようとしているけど、とても難解な作品。
開始早々、次々と登場するキャストが台詞をいう時に役名と作品の中での立ち位置がテロップで表示されるのが親切だなぁなんて思いながら、スーッと物語に没入できたのは好印象でしたが、怪異っぽい不自然な現象が起こる割には全然人が死ぬ気配がない! この作品ってミステリーでしたよね? と突っ込むのが前半の展開。
あれれ~おかしいぞ~(by江戸川コナン)と思いながら、死者が出てキャーってなるのを待ち構えていてもやっぱり人が死ぬ展開にはならない。そればかりか普段の生活で使わない用語が出てくると、これまた大きくテロップが出て来て説明口調になるのが親切だなぁ、と思いながら二郎系ラーメンの行列みたいに待っても死者が出ないことに多少プンスカするのが中盤の展開。
そして後半には死んだ人が生きている展開になったり、なんか人が殺された風になっているけど「死亡が確認されました」的な証拠がなかったり、今まで家族として暮らしてきた人を「どちら様ですか?」扱いしたり、良くわからない並行世界にポイっと放り込まれて、それを理解しようと考えているうちに家族構成がシンプルに変わって、「この子は最初に出てきた少女の成長した姿なんだな」とピンときた途端に中途半端で終わるといった感じでした。
原作未読なんで何とも言えないのですが、映像が綺麗だったりキャストの演技が上手かったり良いところはいっぱいあるのに、中学生が安部公房の箱男みたいな難解な純文学を読んだときみたいな理解の難しい作品でした。
追伸 結局、火喰鳥は喰わないんか~い!
おつろくさん、ごめんなさい、訂正させて下さい。SFはサイエンスだから違いますね💦 ファンタジーの方が合ってるかも知れないです。でも、ファンタジーにしては怖すぎるかな?
共感・コメント有難うございます。
この物語りはSFだと思うんですけど…。
タイムトラベルと言うか、未来をこうしたいと思ったら、それに合った過去も必要になって来るみたいに、其々の執着やら思いによってその都度、目まぐるしく状況が変わるので、振り回されて理解するのに頭が付いて行きませんよね。
北斗にしてみれば、同じ特殊な感覚を持つ夕里子を失うなんて事はあり得ない事だったのでしょうか。それにしてもレクター博士と良い勝負してますよね。思い出すと寒気がします🥶
共感&コメントありがとうございます。
自分も原作未読なので、本作がどこまで忠実に映像化されているのか知りませんが、なかなか難しかったです。
不思議な結果を、突拍子もない原因がもたらしたとしても、それを映像で理解させてほしかったです。
そのあたりがスッキリしていれば、けっこうおもしろい作品だと思うんですけどね。
コメントありがとうございました。
並行世界が出てきたら何でもありですからね。そろそろマルチバースとタイムリープは禁じ手にしてほしいです。
尾上松也、とばっちりですね。
おつろくさんいいね👍
このレビュー読めただけで観に行った甲斐があったと思えました😙
私全然ダメでしたーーorz
二郎系じゃあないけどさ、二朗さんとか堺さんとか、それこそ松也さんとかもさ、時々おいおい!!ってなる時あるけれど、結局アノ彼とは地盤が違うのだと解りました。
久しぶりにつまんない映画みた(小声)
共感、コメントありがとうございます。
これパラレルワールドですよね。
みんな死んだら貞市が生きてる世界になり、北斗からすると、夕里子と結婚できる世界になり、そっちへ導くのが目的だった、という解釈なのかと思いました。
北斗目線だとハッピーエンドになりましたね。
そこがホラー、と言えばホラーかもしれませんが。
夢だった、とかミステリー、とは違う気がしました。
コメントありがとうございます!
宮舘涼太さん、よく知らないのですが(旧ジャニーズ?)
仰る通りです。
そういえば劇場に多くいたおばさま達は宮舘さんのファンでしょうか。
アクが強くてニガテでしたが、それも味になっていたようで。
コメントありがとうございます。有料パンフ🈶は大変ですよね 神保町あたりの古本屋でも殆ど取り扱わない
ネットオークションも大量の冊数で勝負 要するに 上映期間以降は二足三文。でもその刹那 が良くもあります。まあ わかりにくいのも 確かにです。失礼します。
共感&コメントありがとうございました。
読みながら思わずクスッとさせられる巧みなレビューでした!
「江戸川コナン風のツッコミ」や「二郎系ラーメンの行列」にたとえる比喩表現が絶妙で、作品の独特な雰囲気やテンポ感が生き生きと伝わってきます。
映像美や役者の演技をしっかり評価しつつも、物語の難解さや肩透かし感をユーモラスに描写されていて、読んでいるだけで映画体験を追体験できました。
おつろくさん。
共感コメントありがとうございます。
タランティーノのパルプフィクションは観てないのでちょっと分かりません。
感じとしては戦争で亡くなった貞市さんの黒手帳の不気味さを発端としていくところは横溝正史の世界と…
ラストの終わり方としては
愛し合っていた二人が違う世界に行ったとしてもまた出会える"君の名は"のラストシーンを思いました。













