「ホラーに脈絡は要らない、とは思うけどさ」火喰鳥を、喰う 虚無さんの映画レビュー(感想・評価)
ホラーに脈絡は要らない、とは思うけどさ
  クリックして本文を読む 
 既視感のあるエピソードを脈絡なく繋げて、愉しみどころの乏しい映画だな…ホラーなのにちっとも怖くないし。
…と思っていたら、唯一身震いするシーンがありました。
扉に貼りつくカブトムシの集団!
一匹だと怖くないのに、集団だとなぜか怖い…
不思議てす。
そして、雄司。虫嫌いのくせになぜビビらない!?
…いや、わかりますよ?
怖かったはずの虫が気にならなくなるほど、妻への執着が高まってきたという表現なんでしょ?
執着と言えば、北斗の「執着の強いほうが勝つ」という主張。
まあ、そうだろうね。言い換えると「諦めたらそこで試合終了だよ!」ってことだよね。ホラー風の表現なんだね。
ところで、ラストは意外と気に入りました。
(中盤のパラレル化したところからは眠気を堪えるのに苦労しましたが)
こんなに脈絡がない、つまりゲームのルールが訳わからない設定だったら、勝てるはずないもん!
北斗に倣って主張してみるなら
「ルールを支配したほうが勝つ」ってことで…
ルールを好き勝手に変えちゃう支配者に統治されてる国に住んでる人は大変だよね…
あっ! もしやこの映画はファシズム批判が奥底に秘められていたのか? …なわけないか。
あと、鳥はわりと可愛いかった。
 コメントする 
  映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。

