「キャスト陣の白熱した演技に引きこまれました。ストーリーは好みが分かれるかも?」火喰鳥を、喰う KTRさんの映画レビュー(感想・評価)
キャスト陣の白熱した演技に引きこまれました。ストーリーは好みが分かれるかも?
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 原作未読です。普通とは違う孤独と生への執着が日常に侵食していく様子に引きこまれました。普通の生活が一つのきっかけでそうではなくなっていくこと。とても面白いストーリーでした。
もっと救いがないラストの方が好みですが夫婦の寄り添う姿を観ているのでラストは希望のある終わり方で納得です。そのためのシーンもあったはず。もっと貞市の孫や北斗へ寄せた雄司側には希望のない世界のラストでも好きなストーリーでした。
ラストって本当は存在してはいけないような世界なはずですよね。そこで初めて出会った二人だったので、この作品は怪異に振り回されながらも手を離さなかったふたりのラブストーリーなんだなとも感じました。
そして何より、キャストの方々の演技が素晴らしかったです。
特に水上さんと宮舘さんの演技がとても!
水上さん演じる雄司。あまりそういうのは信じたくない雄司がどんどん怪異に巻き込まれていく。説明できない何かに振り回されていく姿、圧巻でした。
そして宮舘さん演じる北斗。本当に怪演です!すごい!雄司側に立ってみればソトから来た普通じゃないことを言ってる怪しい人なんですが、説得力ある存在でもっと詳しく教えてほしいとなる謎の安心感にまんまと騙されました。ただただ嫌なヤツではなくて、背景にある孤独と繊細さにまんまと持っていかれました。「嫌いになりきれない北斗」とても刺さります。
もっとここは?ここはどうなってるの?となるのでまた観たい作品です。
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