「ネタバレ考察」火喰鳥を、喰う mitさんの映画レビュー(感想・評価)
ネタバレ考察
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 いわゆるホラーとは違う、不思議な感覚の映画。お化けが出るわけでも無く、どこと無く怖い、どんどん物語に引き込まれてあっとゆうまにラスト。とても面白かった。
火喰鳥とはつまり、戦争中に餓死する寸前に生き残った最後の3人。戦友を食べるかどうかという極限で人肉を鳥肉に脳が変換した状態だと言うことだろう。どうしても生きたい、その思いが強く、人肉を食べるコースは貞市は生き残るコース、食べなければ貞市は餓死のコース。その『タベタイ』という強い思いがこもった手帳を北斗が見つけ、その思念を利用して夕里子に近づく。
これは戦争中の貞市の『イキタイ(戦友を食べたい)』が勝つか、虫も殺さないほどの主人公が夕里子を『取り戻したい』一心で人を殺せるのかの競争、と北斗は言う。
北斗が殺されたシーンで『僕の勝ちだ』というのは、北斗の罠なのか?ユリコと夫婦になれなかったコースの北斗をわざと殺させ、もう1人の北斗と結婚させたのか?
あの白いワンピースの女の子は、貞市の娘の子?
小説も読もう。
映画は観た後に余韻がすごく、面白かった。俳優陣も良い。考察好きな映画好きにおすすめ。
主役の水上、山下の自然な演技と、強烈なオーラを放つ宮舘が良かった。
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